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第六十一話  魔法の対処法

 三日後、護衛として同行させていた群犬(コボルト)が戻ってきた。

 随分と早いと思い話を聞くと、どうやら馬を小さな洞窟に隠していたらしい。餌を用意し、入口を氷で中途半端に塞がれていたらしい。

 そんなことをしなくてもこの辺りの魔物はほとんど皆のお腹の中だ。いや、すでに粘液生物(スライム)の中かもしれない。

 そんなわけで二頭いた馬を内の一頭はイフリーナが乗っていき、もう一頭はこちらで預かることになった。

 ……良い機会だし乗馬の練習でもしようかな。そうすれば外の移動が楽になりそうだ。


 思ったが吉日。さっそくしようと思ったが誰か教師役が欲しい。セルミナにやらせようと居場所を聞くと今は蜥蜴人(リザードマン)との訓練に参加しているらしい。

 アリスが言っていた対魔法使いの訓練だろう。視察と言う名目で行こう。


 馬を引き連れて蜥蜴人(リザードマン)の訓練場に着くと、訓練中の蜥蜴人(リザードマン)がこちらの餌を見るような目で見てきた。俺を食おうとすると歯が折れるぞ!

 と思ったら違った。どうやら馬を餌として連れてきてもらったと勘違いしたようだ。

 そういえば騎士団殲滅したとき、人だけでなく馬も食ったんだったな。

 すぐに餌ではなく乗馬するための馬であることを教えておく。さすがに言っておけば手出しはしまい。


「セルミナは?」


「はい、何でしょうか魔王陛下?」


 隅で座っていて目に付かなかった。どうやら対魔法使い訓練はまだ先で待機していたようだ。見れば蜥蜴人(リザードマン)も素振り中であり準備体操のようなものだ。


「様子を見に。どんな訓練をしているか知らないが、何か不都合があったら言え」


「強いて言えば心が折られるくらいです。自分は腕がいいと思っていたのですが……。それと、浴場を貸して服まで洗っていただきありがとうございます」


 心が折られるとはどんな訓練をしているのやら。後で見学しよう。俺に火の粉が飛ばない限り。

 

「気にするな。こちらにも事情があるのだ」


 今、セルミナの服装はランが八割の悪意と二割の手抜きを持って作ったウェットスーツのような屈辱的な物ではない。頭からすっぽりと全身を隠せるようなローブを着て杖を持つ、いかにも魔法使いのような格好だ。

 杖は訓練のために返しても、ローブは返すつもりはなかった。見た目は布なのに魔力を通すと物理的な衝撃をわずかに緩和すると言うではないか。

 そんな珍しい物は出来れば手元に置いておきたかったのだが。


 処刑方法について話が終わった後、私室で遊んだ後にヴィに会いに行きなまごはんをするかもしれないと事情を説明した。なまごはんー、とやや喜ぶような声を上げセルミナと顔を合わせたのだが。

 その場で突如セルミナに襲い掛かろうとした。

 後で聞けばその時セルミナは何日も水浴びすらしていなかったらしい。

 とりあえずその場は『重力』を使いヴィを押し潰して、近くにいたアリスにセルミナを浴場に沈めてくるように指示してどうにかなった。

 ただ、『重力』を使っても液体を完全に封じることは出来ず、僅かに目を離した隙に逃げ出し浴場に向かっていった。

 ただなまごはんを直に体験したアリスが素早くセルミナを洗ったことにより、ヴィの凶行は止まり代わりに汚れが付いていたウェットスーツが犠牲となった。


 あれが無ければ色々と検証できたと言うのに。ちなみにイフリーナのローブは火や熱に強くなるらしい。近くで炎の渦なんて作ればいつか火傷するだろうからな。

 ただこれも僅かに和らげるだけとのこと。それに実験しようにも燃えたらもったいないし、火の魔法を使えるのなんてランしかいない。それも指先から火を出せるだけ。

 交換して欲しいのだが拒絶された。確かに水を出せれば熱の遮断とか容易だろうしね。

 

「アリスはどうした? 見当たらんが?」


「離れた場所で、リンとエナでしたっけ? 蜥蜴隊長(リザードコマンダー)相手に特別な訓練するため離れています」


 特別な訓練? 名持の二人なのでおそらく、壁なる物を超えたの者にだけ教えるつもりだから離れているのだろう。だが、何をしているんだ?


「おそらく身体能力強化を教えているのでしょう。あれが使えるか使えないか、使いこなせているかで段違いの差が出ますから」


 そういえばアリスと戦った時『重力』を十倍に上げても耐えたときにそんなことを言っていたような。

 それを教えるのは蜥蜴人(リザードマン)中でも二人だけとは、習得が難しいのだろうか。


「私は使えませんので知りませんが、身体能力強化は慣れの問題だと聞いたことがあります。詳しい話はアリスさんに聞くと良いと思いますが、ここにいる蜥蜴人(リザードマン)より弱い冒険者でも使える人は使っていたと思います」

 

 んん? 良く分からんな。壁を超えていなくても使える奴は使えるのか? アリスに聞いた方が早いか。


「アリスはどこに?」


「あちら側に。私は蜥蜴人(リザードマン)が覗き見しないために監視役でもあるので案内できませんが」


 ……気にはなるがわざわざ会いに行くのもなあ。それにアリスに任せておけば訓練に関してだけは問題ないだろうし。


「邪魔をしたくはない。それより馬の乗り方をなんだが……」




「あ、魔王何してんだ?」


 特別な訓練を終えたのか、アリスが現れた。その後ろには肩で息をしているリンとエナの姿があった。

 しかしアリス、見て分からんのか。歩く馬の背中に乗ってんだよ。

 乗馬はあまり苦労と言う苦労はしなかった。というのもセルミナと馬にほとんど任せてただ乗っているだけの状態だ。馬に乗って走るとか無理。


「アリスさん、そちらの訓練は終わったので?」


「ああ。それじゃあそろそろこいつらにも本格的に耐魔法使い訓練をさせるか。セルミナ準備!」


 その一言でセルミナは杖を抜いてアリスに向け、アリスも少し離れてから剣を抜き対峙する。その周りを蜥蜴人(リザードマン)が真剣な表情で座って見守っている。

 これから行われるのはアリスによる魔法の対処法だ。

 乗馬の訓練中にセルミナからどんな訓練をしたのかを聞いている。

 

 最初はセルミナがどんな魔法を使えるか見るだけだった。どんな魔法を使っても初めて見る魔法に蜥蜴人(リザードマン)は驚き興奮していた。その様子を見てセルミナも優越感に浸っていたが、すぐに高くなった鼻がバキバキにへし折られた。

 アリスは蜥蜴人(リザードマン)を集めて軽く魔法の対処方法について話、それをあっさりと実践して見せたらしい。

 武器で思いっきりぶっ叩いて相殺する、当たる寸前で避ける、相手に物を投げつけ余裕で回避するなどなど。

 様々な対処法をものの見事に実践され、最後に見せた斬撃を飛ばして相殺すると言う方法では、放った斬撃が相殺するどころか魔法を貫通し斬られるギリギリだったと言う。

 あっさりと対処されて何とか一矢報いようと当てようとした、斬撃もむしろ競り勝つつもりだったと言う。心折れるわな。

 

「良いか、見本を見せるのは一度だけだ! 飛んでくる魔法は斬るのではなく、剣の腹で思いっきり叩いて壊すつもりでやれ。斬れないこともないがお前らにはまだ無理だ。セルミナ、やれ!」


 実際にやることこそ最大の訓練。アリスは見事にセルミナが飛ばした水球を打ち払ってみせた。かなりの速度で飛んできたのだが、アリスにとっては脅威でもないのだろう。

 それからは蜥蜴人(リザードマン)を一列に並ばせ、一人ずつ水球に挑んでいく。


 リンやエナなど蜥蜴隊長(リザードコマンダー)の大半は上手く打ち払えたが、蜥蜴人(リザードマン)は純粋に水球に力負けし弾き返される者、腹ではなく刃で斬ろうとしてそのまますり抜け顔を濡らす者、そもそも水球に当たらない等、見ていて中々愉快な結果を出していく。

 だが隣ではアリスが鬼のような形相を浮かべている。


「アリス、顔が怖いぞ」


「お前に言われたくない。……魔王、この訓練は比較的に楽なものだ。必要なのは度胸のみ。蜥蜴人(リザードマン)の筋力なら全力で叩きつければ負けることはない。緊張か恐怖か知らんが、そんなんで力が出なかったり、手元が狂ったり、目を瞑るようではまだまだだ。失敗組は訓練が足りないらしい」


 このキュートでプリティな顔に対して何て物言いだ。しかし文句は言わない。ただでさえ怖い顔なのに更に怖い表情になりつつある。

 なので逃げよう。こちらが飛び火する前に。セルミナにワリの実を届けると言う名目で。魔力が切れたら訓練できないしな。




「セルミナ、差し入れだ」


「魔王陛下、『ウォーターボール』ありがとうございます。あ、ワリの実」


 お礼を言いつつも訓練の手は緩めない。どこぞの鬼の顔をしている奴も見習ってほしいものだ。

 ワリの実が珍しいのか、ジッと見つめた後に齧りつく。余程美味しいのか頬を緩ませる。

 そして放たれた水球は、残念。蜥蜴人(リザードマン)が一人、また訓練を課されることになった。

 それからも何度かワリの実を渡してやり、全員が一度は水球に挑み終わった。

 しかし訓練は終わらない。


「失敗した奴はダンジョンを周回。一位だけが抜けて良し。行け」


 失敗した蜥蜴人(リザードマン)達はすぐに立ち上がり駆け出す。


「厳しくない?」


「何を言っている。魔法というのは矢や剣より危険なものだ。セルミナが運よく水を得意とする魔法使いだったから良かったが、火だったら失敗して火だるま、風なら見えず、土なんて剣で弾こうとしても逆に折られ、体に当たれば身体が折れる。水で竦むようでは魔法の対処何て出来ない」


 無用な口出しだったな。アリスは剣一つで魔法を対処してきたのだろう。身体を変えて耐える俺には何も言えん。


「成功した奴は飛んでくる以外の魔法の対処を教える。と言っても大半は避けるだけだが。セルミナ、準備は良いか」


「だ、大丈夫ですけど。ほ、本当に良いんですか? ガイザーやニブルヘイムは危険ですから耐えられる魔王陛下に変わった方が」


「問題ない」


 アリスは僅かも考える素振りを見せず、瞬時に否定する。それは魔法を回避できるという絶対の自信だろう。

 だが、逆に言えばセルミナ程度の魔法なら怪我をするなどあり得ないと確信しているということ。

 

「分かりました。怪我をしても文句を言わないでください」


 挑発と受け取ったのか、セルミナは消極的だった先程とは打って変わってやる気を見せている。

 まあ、怪我くらいなら一晩で治るから良いけど。


「手本を見せる前に説明しておこう。魔法の攻撃にはいくつかの種類がある。一つは先ほどまで使われていた術者から対象へ飛んでいく魔法。魔法の基本でありこれに分類される魔法も多い。だから対処できるようになっておけ」


 タイミング良く飛んできた水球を剣で弾く。


「次は対象の近く、もしくは対象に直接捉える魔法だ。味方への付与、敵への状態異常など用途は様々。お前たちには難しいだろうが、避けるコツは発動する直前に何らかの前兆があるのでそれを察知すること。例えば……」


「ガイザー」


 瞬間、アリスはその場を跳び退くと同時に間欠泉の如く水が噴き出てきた。中級魔法のガイザーだったか。

 熱せられた身体を冷やしてふわっと僅かな浮遊感をくれた魔法だが、それは『守りの戦闘態勢(タングステンの身体)』の時の話。普通だったら天高く吹き飛ばされてしまう魔法だ。

 しかし前兆なんてあったか? セルミナの声とほぼ同時に思えたが。


「今は僅かに隆起したな。下に水を生んだからだ。出来ればこんな僅かな前兆を感じて避けられると良い。術者が唱えるのを聞いて避けるのも良いが、必ず聞こえるわけじゃない。魔王みたいに唱えない奴もいるしな」


 全然分からんかった。蜥蜴人(リザードマン)も分からなかったらしく首を傾げている。唯一リンだけが頷いていた。凄いなリン。

 そしてセルミナは愕然とした様子でアリスを見ていた。多分避けられると思っていなかったんだろう。

 そんなセルミナの様子など気にせず、アリスは次の話に移る。


「今度は広い範囲に影響を及ぼす魔法だ。この魔法が使える魔法使いに出会ったら逃げろ。ダンジョン内でこの魔法が使える魔法使いと対等以上に戦えるのは私か魔王だけだ。一応避け方を教えるが多分理解できないだろう。記憶の片隅に置いておけ。セルミナ、何をしている! やるぞ」


 放心していたセルミナに喝を入れ強制的に現実に戻すが、それがどれほど酷なことなのかアリスは分かっているのだろうか。

 おそらく次の魔法はニブルヘイム。俺を氷山の中に氷漬けにした魔法だ。前もって熱せられていなかったり、イフリーナが火球を放ってくれなかったら出るのに苦労しただろう。

 セルミナも扱える魔法の中であれが最も強いと言っていた。それだけに自信もあるはず。それをあっさり避けてしまったら?


「あの、アリスさん? 本当に魔王陛下と交代してもらった方が」


「くどい! 大丈夫だ。やれ!」


「し、知りませんからね! ニブルヘイム!」


 ………………。

 物の見事に泣き崩れて丸くなるセルミナが出来ました。


 何かを察知し大きく跳躍することにより氷漬けを回避したアリスは、出来たばかりの氷山の上で上手に着地し何事もなかったかのように話を始めた。

 多分降りるのが面倒なだけなんだろうが、セルミナからはこれ見よがしに見えるんじゃないか。あ、泣き崩れているから大丈夫だ。


「見ての通り広い範囲に影響を与える魔法は前兆で判断していれば避けきれない。唱えるのを聞いてから避けるのは間に合う場合もある。というのも大規模な魔法程唱えてから発動するまでに時間差がある。規模が大きいほど、術者が離れているほどこの差は出る。それと同じように魔力も必要とし、魔法が発動する場所に集中する。その魔力が察知出来れば聞こえなくても避けられるようになる。まあ、まだ難しいだろうがな」


 ちなみにガイザーのような対象を指定する魔法では魔力を察知するのは無理らしい。大規模な魔法でない限り魔力の集まりを察知するのは鍛えても無理だそうだ。


 ふむ、アリスの言葉通りなら『重力』はこの部類に入るのだな。別に唱えなくても使えるが『重力』の範囲が広いと魔力を多く消費したしな。しかしアリスは避けられなかったぞ? ヴォルトは避けたが勘だと言っていたし。


「大体今言ったのを覚えておけばいつか役に立つだろう。だが、魔王の技能(スキル)のように良く分からんのもあるから油断はするな。見えず、聞こえず、察知不可。魔王以外にそんな技能(スキル)を使える奴がいるかは知らんが一応覚えておけ」


 どうやら『重力』はこれまた特別な分類になるらしい。そう言えば分類では環境だったな。良く分からん。

 

 そう考え込んでいる間に今まで話を聞いていた蜥蜴人(リザードマン)も走り込みをすることになった。終了条件は失敗組を一周抜かしすることと厳しい条件。一周するごとに失敗組の一位は抜けるから少しずつ楽にはなっていくだろうが。


「……そういえば魔王は何で来たんだ?」


「ちょっと乗馬の稽古を。……今は無理そうだが」


 ちらりとセルミナを見れば泣き疲れたのか目元を真っ赤にして寝ていた。当分は対魔法使い訓練をしてくれないんじゃないだろうか。


「そうなのか、てっきりランからセルミナを寄越せと苦情が来たのかと思った。しかし乗馬か。乗れないことはないだろうが、師匠に連れ回されるときは走りだったからな。馬に乗る奴を恨めしそうに見ながら追い抜いた……」


 追い抜いたのか。しかもその後も僅かに遅れれば引きずられ、地形が悪くても速度は変わらずなど、恐ろしい過去が口から洩れていたので聞こえない振りをした。


「ランは魔法を上達させたいのだったか。……ふむ、セルミナをランに回して良いか? 一応終わっただろう、対魔法使い訓練」


「良いぞ別に。重要なことは終わったしな」


 いつまでもアリスの所に預けておくとセルミナの心が粉々に砕けてしまう気がする。気分転換ではないが、ランの教師でもやれば自信少しは蘇るだろう。


「ではセルミナが起きたら伝えてくれ。明日からはランの所へ行くように」


「伝えておこう。それとは別なんだがリンとエナに身体能力強化を教えているんだが、手伝ってもらっても良いか。やることは簡単なんだが……」


 話を聞く限り確かに簡単だった。セルミナに乗馬を教わる片手間で出来そうなことだが。


「良いのか? 教えるときに見ていた方が良いんじゃないか」


「基礎は教えた。後は努力と苦労をするだけだ。私が見ていてもあまり意味はない」


 それに魔王に見られていた方がやる気が上がる、と言われれば断れない。断るつもりは毛頭ないが。


 手伝いの約束を取り付けると、アリスは走り込み中の蜥蜴人(リザードマン)をビリから順に蹴りに行くと言って走り去っていった。

 なんであれを先生扱いして耐えられるのか、俺には全く理解できない。


 さて帰ろうと思えば、馬がセルミナのローブをめくり前髪をむしゃむしゃと食べていた。

 これは起きたら酷いことになっているんじゃないか?

 触らぬ神になんとやら、未だに起きる様子のないセルミナから馬を引っぺがして玉座の間に戻る。

 

 それから少し後に顔を洗おうと水面を覗き込んだ女性が悲鳴を上げたが、俺には関係のないことだろう。


アンダルのギルド内


イ?? 「だから! ギルドマスターに話を――」


???「はぁい。ここがギルドですよ。依頼ですか?」


?フ?「依頼は受けた! 報告のためにギルドマスターを」


???「はぁい、どんな依頼ですか? 発注書をお持ちしますのでお待ちください」


??リ「もう知らん! 帰る!」




アンダル宿屋


???ーナ「ZZZ」

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