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冒険家になろう! ~スキルボードでダンジョン攻略~ 作者:萩鵜アキ

2章 冒険家レベルが上がっても、影の薄さは治らない

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『ちかほ』のモンパレに立ち向かおう!

 晴輝は翌日も、カゲミツらに見守られながら10階でベロベロ狩りを行った。
 とはいえ調整程度だ。

 昨日体で覚えた戦い方を忘れてないか?
 また、光は浮かび上がるか?
 確認が終わると、晴輝はすぐに撤収した。

 明日、1度目のモンスターパレード討伐作戦が実行される。


 エアリアルのメンバーと別れてから、晴輝は再びダンジョンに向かう。

 10階を訪れ、隠密を“軽く”発動。
 周りに他の冒険家がいないことを確認し、スキルボードを取り出した。

「念のために保険はかけておきたいけど、さすがに基礎スキルを上げるとすぐにバレそうだしな……」

 モンパレと戦うに当たり、晴輝は基礎能力を底上げしておきたかった。
 だがこれまでの晴輝の戦いぶりは、エアリアルのメンバーに観察されている。

 身体能力スキルを上げれば、カゲミツらに気づかれてしまう。

 スキルアップは『昨日まではまだ本気じゃなかった!』という言い訳が通用しないほどの変化だ。
『ちかほ』の最前線を行くエアリアルの目は、決して誤魔化せない。

 スキルボードバレを防ぐだけなら、エアリアルに合う前に基礎スキルを振れば良かった。
 だが魔物の詳細が判ない状態では、スキルを無闇に上げられない。

 たとえば硬い敵相手に敏捷をあげたり、
 柔らかい敵相手に腕力を上げたり。
 相手を知らなければ、非効率なスキル上げをしかねない。

 ポイントには限りがある。
 1ポイントも無駄には出来ないのだ。


 晴輝は自らではなく、レアのツリーを表示させる。
 これまでレアは1度も魔物を全力で攻撃していない。

 せいぜい、晴輝に迫る危険な攻撃を弾いてきた程度。
 なので、いきなりパワーアップしても『今日のレアは本気だから!』が通用する。

 そう言い訳をするために、晴輝はあえてレアを攻撃に参加させなかった。


 レア(1) 性別:女
 スキルポイント:4→2
 評価:二丁葉撃魔
 加護:地者<???>

-生命力
 スタミナ1
 自然回復0

-筋力
 筋力2→3

-敏捷力
 瞬発力1
 器用さ2

-技術
 武具習熟
  投擲3
   二重投擲0→1

-直感
 探知1

-特殊
 宝物庫2
 加護1


 ベロベロは多少硬いので、腕力に1つ。
 そして手数を増やすため、派生スキルに1つ振った。

 残りは、

「やっぱり加護だよな……」

 加護の恩恵の具合を晴輝は、一昨日の戦闘で理解した。

 上限突破。あるいは基礎能力の全体的な底上げ。

 実際は違うかもしれない。
 だが感覚的には、その言葉がしっくりくる。

 それであれば、振らないわけにはいかないだろう。

「レア。残りの2ポイントは加護に振ってもいい?」

 一応、晴輝はレアに尋ねた。

 加護の効果はわからない。
『加護を上げると身体能力が全体的に上乗せされる』と、晴輝が勝手に予想しているだけだ。

 もしかしたら、まったく別の能力が開眼するかもしれない。

 だからこそ問う。
 基礎能力ではなく、なんだかよくわからないものにポイントを使ってもいいか? と。

 レアはしばし考える素振りをしてから、コクコクと葉っぱを縦に揺らした。

「ありがとう。それじゃまずは1ポイント――」

 スキルポイント:2→1

 加護:地者<???>→地宝者<???>

 加護1→2


「おお?」

 名前が変った。

 やった。
 これで『布』とお別れ出来る算段が――あ、いや、『布』は次の文字に生かされるのか?
 飛び上がった晴輝の心が、一気に地の底まで沈み込む。

 落ち込みつつ、晴輝は最後のポイントを振る。


 スキルポイント:1→0

 加護:地宝者<???>→地下宝守護神<プタハ>

 加護2→MAX


「……なるほど」

 ド・マイナー過ぎて、加護の凄さがさっぱりわからん。

 プタハは古代エジプトの都市メンフィスで信仰されていた創造神の名だ。
 地下資源を守護する神ともされている。

 絵図では体が緑で描かれることから、植物神だと言われている。
 プタハは時代が進むと冥界の神オシリスに結びつけられる。
(そのためオシリスの体も緑色である)

 宝物庫が地下資源。
 植物に、植物神。
 ボスドロップの玩具好き、職人の神。
 ……関連性は、見いだせなくもない。

 加護はつまり、自分の特徴に関連する神から得られるのか?

「……やばいな」

 だとすれば、かなりヤバイ。

 もし晴輝の『布』が、万が一存在感を消す神の加護だったら……。
 もう2度と、誰からも存在を確認出来ない奴になるかもしれない。

 いやいや。
 晴輝は頭を横に振った。
 神様は、そこまで残虐じゃないはずだ。

「――と、そうだレア。スキルを上げた感触はどう?」
「(フリフリ)」

 体を動かし、ジャガイモ石を試し撃ち――、

 ――ァァァン!

 いや、本気撃ちか?
 聞くだけで危険を感じさせる音を放ちながら、ジャガイモ石が晴輝らから遠ざかって消えていった。

「(ふるふる……)」

 レアが自らの能力の飛躍に少し引いた。
 どうやらレアが想像していた以上に能力が上昇しているようだ。

 間違いなく、加護は基礎能力を底上げさせている。

 9階で飼い主と戦い、上昇した感覚に慣れさせる。

 レアの射出速度は、多少上がった程度。
 だが威力が段違いだった。

 上層最強の雑魚である飼い主が、たった1撃で悶絶する。

 1撃でそれだ。
 2発同時に放つ二重投擲で、飼い主はもう瀕死だった。

 それでもまだ、レアには若干の余裕があるようだ。
 恐ろしい。

 しかしこれで、モンパレ戦での生存率がぐんと上昇した。
 あとは本番でミスらないことを祈るのみである。

          *

 モンスターパレード壊滅作戦、決行当日の朝。

 身支度を調えた晴輝がホテルから『ちかほ』に向かうと、大きな荷物を抱えて改札口を通過するカゲミツらの姿を発見した。

「おはよう、カゲミツさん」
「おっす」
「その荷物はなんだ?」

 カゲミツらエアリアルのメンバーが運んでいる荷物は、直径1メートルほどの木箱。
 軽々運んでいるが、彼らの筋力を想像すると、実際軽いかは不明である。

「ま、現地に着いてからのお楽しみだ」
「ふむ」

 彼らが持っているものは、札幌についた当日に聞かされていた『ボスとモンパレを分断させる作戦』に使うものなのだろう。

 だがそれが、一体どのようなものかまでは思い浮かばない。

 中身は気になるが、どうせ10階についたら嫌でも中身を見ることになる。
 それまで晴輝は中身を想像し、期待を膨らませることにする。

 メンバーはカゲミツ、ヨシ、ヴァン。
 それに晴輝の練習に参加しなかったベッキーとどら猫も揃っている。

「どら猫さん。怪我は大丈夫なのか?」
「ええ、もう大丈夫よ……ん、なに? なんだか驚いたみたいだけど」
「いえ……」

 晴輝は慌てて首を振る。
 まさかどら猫が女だったとは……。

 これまであまり喋らなかったし、髪の毛が短く体のラインも細いこともあって晴輝は彼女を男だと勘違いをしていた。

 しかしだからといって、『てっきり男だと思ってた』などと素直に口に出来るはずがない。
 晴輝はもごもごと口を動かす。

 その晴輝の勘違いに気づいたカゲミツが、ニヤニヤと笑みを浮かべた。
 ヨシとヴァンは苦笑。

 彼らの反応を見るに、どら猫はよく性別を間違えられるらしい。

 カゲミツが真剣な表情で唇に指を当てた。

 ……うん。
 勘違いした奴の末路も、判った気がする。

 晴輝を含めた6人がゲートに乗って10階に到着。
 その場で箱を下ろしたカゲミツらが、蓋を開封した。

「お、ヌメヌメウナギか」

 箱の中に詰まっていたのは、大量のヌメヌメウナギだった。

 なつかしいな。
 晴輝は以前、大井素を捜索したときのことを思い出す。

 あのときは、飼い主を倒すだけでも必死だったのに。
 まさかこれだけ早く飼い主を瞬殺出来るようになるとは思いもしなかった。

 成長加速様々である。

 箱から取り出したヌメヌメウナギを、カゲミツらはまずゲート入り口に敷き詰めた。

 いざという時はゲートを使って逃げる。
 だが逃げようとしたときに、ゲートが魔物で占有されていればゲームオーバーだ。

 なので入り口をウナギで塞ぐ。
 それはモンパレがゲートに押し入らないための措置である。

 次に、彼らは線を描くようにウナギを地面に置いていく。
 それは丁度、漏斗を横にしたような模様になった。

 ウナギがモンパレを漏斗のすぼんでいる場所に誘導する。
 これなら晴輝一人でも囲まれず、モンパレに向かう形が作れる。

 だが、果たしてそう上手くいくだろうか?

「どうやってここまでモンパレをおびき寄せる?」

 自慢ではないが、晴輝はヘイトが向きにくい。
 攻撃すればヘイトを稼げる。
 だがまだ攻撃してない魔物は晴輝に気づかず、四方に散ってしまう可能性がある。

「これを使え」
「っと……これは、ピヨコか!」

 なるほど。
 晴輝は思わず手を打ちたくなった。

 ピヨコは腹を押すと『ピヨッ』と可愛らしい鳴き声を発する。
 この音が『魔物をおびき寄せる?』と言われている。

 疑問形だが、札幌の道具屋でかなり高い値段で売られている商品だ。
 効果があると見て間違いない。

 これがあれば、たとえ空気の晴輝でも、魔物の憎悪をごっそりクギヅケに出来る。

「これでおびき寄せるのはわかった。だがボスはどうする?」
「それはオレが引きつける」

 カゲミツが自信ありげに胸を叩いた。

 どう引きつけるか?
 説明を待つが、話してくれる雰囲気はなかった。

 仲間の顔にはカゲミツの失敗を疑う色は浮かんでない。
 きっと、なにかしらの方法があるのだろう。

 そしてそれは、チーム外の人間である晴輝には語れない、と。

 語らないことに対し、晴輝に不満はない。
 当然ながら、晴輝にだって語れないことはあるのだ。

 多少の不安はある。
 だが作戦が確実に上手くいきさえすれば、それで良い。

 ヌメヌメウナギを置き終えたメンバーがゲート付近に集合。
 それぞれ装備のチェックを始めた。

「カゲミツさん」
「なんだ?」
「ヌメヌメウナギはどれくらいでダンジョンに吸収されると思う?」
「そうだな……」

 ヌメヌメウナギは、釧路のダンジョンで出現する魔物だ。
 放置すればいずれ吸収されてしまう。

「おそらく3時間前後ってところだな」
「ふむ……」

 3時間でモンパレを狩れるだろうか。
 晴輝は口を結んで考える。

 モンパレの総数が500匹として、3時間。
 1分あたり2から3匹は倒さなければいけない。

 中途半端な殲滅速度では時間がかかりすぎて、ヌメヌメウナギがロスト。
 モンパレが散り散りになってしまうだろう。

「ボスをなるべく遠くに引き剥がせるか?」
「やろうと思えば出来るが……」
「なら頼む。今日はレアが本気を出す。なるべくレアの投擲が当たらない場所まで離れてくれると有り難い」

 ヌメヌメウナギが消えるまでに、モンパレを駆逐する。
 そのためには最初から、晴輝とレアが全力でモンパレに立ち向かう必要がある。

 カゲミツらが近くでボスと戦闘を始めれば、レアのジャガイモ石がカゲミツらの戦闘の邪魔になりかねない。

「わかった」

 晴輝の申し出に、カゲミツは神妙な面持ちで頷いた。



「……準備はいいか?」

 ピリピリとし始めた雰囲気の中、カゲミツが低い声で皆に尋ねた。
 晴輝もエアリアルのメンバーも、それぞれ無言で首を縦に振る。

「モンパレを討伐するにはあまりに少ない人数だ。おまけにボスだって居やがる。本当はもっと人数を増やしたい。だが前に言った通り。下手に増やせば被害が出るだけだ。
 だからオレは6人で立ち向かう。
 胸を張れ。ここに集ったのは『なろう』ランカーのオレが認める精鋭だ。

 上手くいかなくても大丈夫だ。失敗したって2度とチャレンジ出来ないわけじゃねぇ。生きて帰りさえすれば、何度だってチャレンジ出来る。

 だから死ぬな。
 死ねば2度と戦えねぇ。

 生き延びろ。生き延びて、この作戦をやり通せ。
 この札幌の地から、新宿奪還に向かった冒険家仲間が戻ってくる、その故郷を俺たちが守るんだ!」

「「「「「おおおおお!!」」」」」

 カゲミツの演説が、体を熱くする。

 たった6人しかいない。
 けれどこの6人なら乗り切れる。
 そう思わせるだけの頼もしさが、彼の声には確かにあった。

 気合いが満ちたまま、晴輝は己の立ち位置に到着。
 カゲミツを見て、その時を待つ。

「…………っ!」

 カゲミツが頷いた。
 それを見て、晴輝は手にしたピヨコの腹を押し込んだ。

 ピヨッ。
 ピヨッピヨッピヨッ。
 ピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッ。

 何度も何度も、ピヨコの腹を押し込む。

 ベロベロを漏らせば、カゲミツらが危険に晒される。
 だから入念に。執拗に。

 決して晴輝からターゲットが逸れないように。

 ピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピヨッピ――――。

「あ、壊れた」

 腹を押しすぎて、壊れてしまった。
 まあ良いだろう。

 モンパレは既に動き出している。
 彼らのヘイトの全てが晴輝にのみ向けられている。

 当然、現時点ではボスも含まれている。

 カゲミツの演説で滾った体を、強烈な殺気が貫き凍らせる。
 そのボスのヘイトが、突如逸れた。

「……?」

 目を凝らすと、ボスは足を止めてカゲミツを睨んでいた。

 一体どうやって……?

 気になる。
 だが気にしている暇はない。

 既にモンパレの戦闘は晴輝に30メートルのところまで迫っている。
 このままでは勢いのまま、ひき殺される。

「レア!」

 晴輝の一声で、レアが一斉射撃を開始。

 ――打ち、砕き、貫き、弾ける(ダダダダダ)。

 前方を走っていたベロベロが、弾丸を食らい次々と地面に倒れ込む。
 後ろのベロベロが、倒れたベロベロに足を引っかける。

 ――撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ(バババババ)

 レアがさらに追い打ちをかける。
 レアの弾丸は、面白いように魔物を撃ち倒していく。

 晴輝の前方には一瞬にして、倒れた魔物でバリケードが完成した。

 バリケードになった魔物の半分は、既に息をしていない。
 息があるものも、後ろから迫る魔物の軍勢に踏み潰されて絶命する。

 さらに勢いよくバリケードにぶつかった個体が、後ろから圧迫され重傷を負う。
 中にはボウリングのピンのように吹き飛ぶ者もいた。

 まさに死屍累々。
 加護をカンストさせたレアの全力の投擲に、晴輝は顔を引きつらせた。

 恐ろしい威力だ。
 これまでの投擲とは一線を画している。

 ジャガイモ・ジェノサイドを行ったレアはというと、晴輝の背中に体を預けてぐったりしていた。
 これだけ倒せば、強いレベルアップ酔いにかかっても無理はない。

 斃れたのは全体の10%。
 かなりの戦果だ。

 だが魔物はまだまだ存在する。
 気を緩める暇などない。

 晴輝は構えた短剣に力を込める。

 集中しろ。
 集中するんだ!

 探知で空間を把握。
 個体を識別。

 筋肉の躍動、
 個体の速度、
 戦闘の流れを、
 脳に展開する。

 最初に迫ったベロベロの攻撃を避け、
 右カウンターで首を落とす。

 次に迫る奴は左の短剣で心臓を差し、
 背後から迫った奴は、突如飛来した矢が頭を射貫いた。

 ――ヨシか!
 遠くで身を隠し援護射撃を行うヨシに向けて、晴輝は心の中で快哉の声を上げた。

 これで、1秒。

 まだ1秒だ。
 倒したベロベロは3匹。

 これが何秒続く?
 何匹殺せばいい?
 どこまで体は動く?

 考えると震える。

 モンパレをくぐり抜ける微かな光。
 1万、2万の選択肢を、すべて違えず進んだ先に、
 最善の未来が待っている。

 その微かな光を、晴輝は必至にたぐり寄せる。

 最高の瞬間が訪れるのが、
 楽しみで楽しみで、
 感興が、体を震わせる。

 斬って、突いて、避けて、蹴って。
 裂いて、殴って、防いで、殺す。

「うおぉぉぉぉぉ!!」

 雄叫びを上げ、レベルアップ酔いを吹き飛ばす。

 これは、以前経験したモンパレとは違う。
 ベロベロはみな、武器を手にしている。

 間合いは広いし力も強い。
 だが、練度は低い。

 だから、少し誘導しただけで、
 あっさりベロベロは仲間を攻撃に巻き込む。

 知恵を絞って間を取れば、レアの投擲が骨砕き、
 蛮勇振るって突っ込めば、晴輝の刃が命を砕く。

 晴輝とレアの動きがかみ合い、全てのレンジで優位に立つ。

 いいね。
 実にいい!

 晴輝は息を吐いて、次々とベロベロを屠っていく。

 倒せる奴は自分で倒し、
 手の届かない奴はレアが倒す。
 さらに動きで翻弄し、ベロベロを同士討ちさせる。

 足下に落ちている武器を取り、
 ベロベロ達に投擲する。
 相手は密集状態。
 適当に投げても、どれかには刺さる。

 相手が武器を持ってる以上、
 武器を持たぬ魔物のパレードよりも、
 包囲網が迫らない。

 常に短剣に適したスペースを維持出来る。
 だから晴輝は安心して、攻撃に専念出来た。

「……はは!」

 気がつけば、晴輝は笑ってた。
 いつも通り、いつもと違う戦場を、笑ってた。
「地」の加護を与えた神様の名前は「プタハ」でした。
パッとしない答えですみません……。

次回、いよいよ「布」の神様が――!?
+注意+
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