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セキレイが泣く場所で
作:柿桑裕樹



8:出発〜!


 俺は荷物の準備をし終えて(その間、エッダはかな〜り、くつろいでいた)玄関に立っていた。
「よろしくお願いします。セキレイさん」
 メルさんが俺に話しかけてきた。
「はい、まあがんばりますよ」
「あなたも死なないようにしてください」
「そりゃあ、もちろん。全員死なせないようにします」
 こう言っちゃったけど、あんま自信ないんだよな・・・・・・・。
 と、いきなり後ろから、頭を叩かれた。
「準備できたなら、早く行くわよ」
 おいおい、おまえ準備してなかったじゃん!?
 などと言ったら、何されるか分からないので言わないけどな。
「じゃあ、行くわよ」
 そう言って、何故か地下に行くエッダ。
「おい!? 玄関こっちだぞ」
 頭がおかしくなったか・・・・・・。まあ、人の頭を叩いたら馬鹿になるって言うしな。いや、違うか。叩かれたほうだったか。
「魔法で行くのよ。わざわざ歩いてあんなとこまで行くわけないじゃない」
「歩いたらどのくらい掛かるんだ?」
「三日。ちなみに魔法だと、三秒」
 魔法早っ!!
 かなり便利すぎだろ!!
「はい、いくわよ」
 かなり呆れられた声で言われる。でも仕方ねえじゃん。魔法なんてあんまり知らないんだし・・・・・・。
 地下に行くと、エッダは地面に何か書き出した。
「・・・・・何かいてんだ?」
「魔法陣よ。これがあったほうが、転移魔法は安定するの」
 う〜ん、やっぱさっぱりだ。変な意味不の記号にか見えない。
「・・・・・よし、できた」
 しばらくして、まあ三分くらい経ってから、エッダが魔法陣を書き終えた(ようだ)
「じゃあ、中に入って」
 魔法陣の中におそるおそる入る。
「私がいいって言うまで動くなよ」
 はい。動きませんよ。ってか、動いたらやばい事になりかねないからな。
「二人ともがんばれよ」
 ロッテが俺たちに向かって言う。俺は返事に、グーに親指を立てた手をロッテに向けた。
 がんばるか。







 
 瞬間、目の前が真っ暗になった――――――――――――――。












 次の瞬間には辺りは山。うん。山だな。たぶん。
 え〜・・・・・・ここどこ??
「はい、着いたわよ。ここがデスライズ・マウンテンよ」
 今気づいたけど、周りがかなり暗いな。で、なんかあちこちから火みたいなのが出てる。たぶん溶岩だな。なので、少し暑い。
「で、どっちの方から探すんだ? 山の上? 山の下?」
 俺はエッダに聞いてみる。 
 エッダは、十秒くらい考え込む。
「そうね・・・・・・パラディンの仕事なら、ここの魔物の殲滅辺りかもしれないから、山の上に行きましょう」
 さいですか。
 さてさて、急いで探そうか。
 俺は山を登ろうとする、と。
「うわっ!」
 いきなり、エッダに蹴り飛ばされた。
「なにすんだよ!・・・・・・な!」
 文句を言おうとしてエッダを見ると、そこには見事なる悪魔がいた。
 うん。悪魔だな。見た目が悪魔だ。ぼろぼろの羽(?)をつけて、やけにやせ細っている体。手には光るむち
 そいつは、口をゆがめて笑うと、その鞭を俺にめがけて振り下ろしてきた――――。



 











  そこは、魔物の楽園。


「エッダ。お前どこ行ったの? いや、お前は悪魔だったか!」
「そんな分けないでしょう!!」
「ぎゃっぴ!」











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