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笑顔
作:寿々


大晦日
って
一体何の日なんだろう・・?

「そりゃー、隊長、掃除の日なんじゃないですかー?
それか今年最後の日か、正月の1日前」
「掃除はもっと前の日にしとくもんだろ!!」
日番谷が乱菊に怒鳴った。
「だって、十一番隊と遊んでたから」
悪気が全くない乱菊は、書類を片付けながら言った。
「しゃあしゃあとそんなこと言いやがって・・・」
「必要ですよー。休みだって。ここ1週間くらい休みなしで・・」
「毎日酒飲んでたからな」
「あ、えっとぉ・・そうそう、それ。大当たりです」
「てめぇ・・」

日番谷の堪忍袋の緒が切れる前に、どうにかこうにか掃除が終わった。
あたりはもう真っ暗だった。
「日番谷く〜ん。おじゃましていいかなぁ??」
扉の向こうから声がする。五番隊副隊長雛森桃だ。
「乱菊さんがね〜、一緒に年こそうって。藍染隊長もいるんだよ」
「はいはい。どうぞ。ついでに、日番谷くんじゃなくて日番谷隊長だ!」

別に
大晦日だからって
特別する事もないし
はっきり言って
凄く退屈

「日番谷くん、退屈かい」
隣にいた藍染が笑った。
「・・・・なんとなく」
また、藍染がははっと笑った。
「・・・んだよ・・・」
「キミらしいなと思ってね」
「じゃ、あんたどーなんだ?」
きょとんとした顔をしたが、すぐに答えが返ってきた。
「一人だったら、退屈だろうね。でも、雛森くんがあんなに楽しそうなんだ。僕も楽しくなりそうだな」
顔を傾けてみると、乱菊と楽しそうに笑い転げている雛森がいた。

「笑顔って、人を幸せにするものなんだろうね」

笑顔・・・ね
そういや
護廷十三隊に入ってから
笑ったことないかも
まぁ、その前から
そんなに笑うことなんてないけど

ゴーン、ゴーン・・・。
「あ〜〜。鐘がなっちゃった〜〜ぁ。じゃ、乱菊さん!あけましておめでとうっ!」
「うん!あけおめ〜っ」

「隊長、あけましておめでとうございます」
そういうと、乱菊は日番谷の前に手を出した。
「なんだこりゃ?」
「お年玉」
「ふざけんじゃねぇ!」

乱菊がけたけた笑う。雛森がにこにこして日番谷を見ている。
日番谷も、つられて軽く笑った。


「ね、笑顔って、人を幸せにするだろ」
「・・・・・・・そうかもな・・・・・」


外に出たら
星が瞬いていた
そして、目の前に3つ
まぶしく瞬いている星がある
俺は、この星たちと一緒に
いつまでも、いられるだろうか
そばで、いられるだろうか・・・














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