水の出現
第六十二幻想 水の出現
「………………あいつら〜……」
銀時は眉間にシワを作りそう言いながら一人の女性と一緒に道ばたを歩いていた。
「まったく、ぬしは何をやっとるのじゃ」
そう言う女性は昨日、銀時と一緒に情報収集に行った月詠だった。そして何故、銀時と一緒に歩いているかというと、それは一時間前にさかのぼる。
=一時間前=
月詠は銀時たちを捜していた。
「まったく…やはり銀時に頼んだのが失敗じゃったか」
月詠は青筋を立ててそう言った。そして月詠が左手にあるファミレスに通りかかった時…
「おい!!銀髪!!はよせぇや!!!」
ファミレスからヤクザのおっさんが言ったような声が聞こえた。
しかし月詠はそんなことよりも、ファミレスから聞こえてきた銀髪と言う言葉に反応した。
「……………ふ〜っ…」
月詠は目を赤く光らせながら大きく息をはき、手に無数のクナイを掴んだ。
「銀時ィィィィィィィィィ!!!!」
月詠は怒りながらそう言って無数のクナイをファミレスの自動ドアに向けて放った。
バリン!!バリン!!バリン!!バリン!!!
自動ドアは激しく割れる音とともにあちこちに散らばった。
そして月詠は割れた自動ドアのガラスを踏みつけながらファミレスの中に入った。
すると…
「月詠ォォォ!!ヘルプゥゥゥゥ!ヘルプミーィィィィィィィィィィ!!」
銀時は手足を天井に吊るした縄で吊るされながら宙に浮いていた。そして銀時の真下には一本の包丁が銀時目掛けて立てられていた。
月詠はそれを見て怒りを忘れて呆然とした。
その後、月詠は足らなかった金を出して銀時を解放した。
=現在=
そして今、銀時たちはもうすぐ万事屋に着こうとしていた。
すると銀時は月詠を見ないで月詠に喋りかけた。
「おい…………気づいてるか?…」
「当たり前じゃ、わっちを誰だと思っておる」
月詠は銀時の問いにそう答えた。そして銀時と月詠は二人でこそこそと喋ると次の瞬間、二人は動いた。
銀時は左、月詠は右と交差する所を二人はわかれた。
そしてそれから二十分がたち道を左に曲がった銀時は人気がない路地で歩くのをやめた。
「やっぱりテメーの狙いは俺か…」
銀時はそう言いながら確信があったような笑みをみせ後ろに振り向いた。
そしてそこにはフードを頭に被った咲希が銀時をにらみながら立っていた。
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。