第弐 『サタンデス』の夜会議
SDの今夜のギルド会議のメモ用紙にはこう書かれていた。
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・夜のパトロールの会 担当決め
・『アルゲラ洞窟』の探索
・新人隊員に関して
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リーダー以外の三人は全員『新人』と言う言葉に目につき、思わず固まってしまった。
『サタンデス』に新人隊員が来るなんて5年か10年ぶりなのである。
ここにとって新人隊員が来るとはいきなりな出来事だ。
SDのリーダーのミグルは喉を唸りながら言い始めた。
「今日メモの通りに会議をするが・・まずは『新人隊員』に関しての事だ。」
ミグルは3〜4枚の紙を出し、それをそれぞれ皆に手渡す。
その紙には、SDが入ってくる新人隊員の名前やその詳しいことが書かれていた。
「今回、新人隊員としてここに入ってくるのは4人。『ピアス・サクラテス』、『ラズリ・サミーナ』、
『ラオ・クラフティ』そして『ルクス・ダ・ノーべン』だ。」
その時、シオンの隣にいた女、エイシーがはっと顔を上げた。
「『サクラテス』ってどっかで聞いたことあるけどぉ・・その『ピアス』って子の親、何をしている人なの?」
ミグルはメモ用紙を見ながら言った。
「ピアスの父は立派な剣士だ。名前は『アルメア・サクラテス』だ」
「あの『アルメア』の子だって?!」
ラカは嬉しそうに大声で言った。
「『アルメア』ってメデオス国で有名なあの剣士ですよね!」
「まあそうだな。」
ミグルはゆっくりとうなずき、話を続けた。
「明日、その4人がここに来る予定だ。と言うわけで、『新人歓迎会』を開こうと思っている。」
ラカとエイシーは喜びながら手を上げ
「賛成!!」
と叫んだ。
だが一方、シオンは『ルクス』のプロフィールを見て顔をしがめていた。
どこかで見たような感じがしたのだ。
それを気づき不信に思えたラカがシオンに問いかける。
「シオン、シオンも知ってる人いるのか?」
「・・・・・・別に。」
シオンは静かにとメモ用紙を裏に伏せた。
「とにかく、俺も・・・・・・歓迎会に賛成です・・・・。」
と静かに言った。
「まったく、シオンは空気の読めない奴だな!無理矢理やらせてるって見たいじゃんかぁ。」
ラカは呆れた顔でシオンに言った。
ミグルはラカに「やめなさい」と言い首を振った。
「シオンはシオンなりの都合ってものがあるんだ。そう厳しく言わないで楽しんでやろうじゃないか。」
ミグルは優しくラカに言った。
ラカは仕方なく黙ってシオンを見た。
シオンはまだ辛そうな顔をしている。
その妹のエイシーは心配していたが声をかけないで黙ってシオンをちらっと見ているだけにした。
自分がシツコク言ったように厳しく言われそうだったから。
「黙ってくれ。」
と。
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