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元囚人と王女の奇怪な冒険 作者:平牙吉継

序章 リサ王女

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第八記録

「__とまぁこんな物だよ〜。覚えてるのかな?」
「…」

アスベルは今の話を聞いて可笑しな点とありえない点に気がついた。

「お前、名前は。」
「あれっ?言ってなかったけ?。あ、そうか、小声で聞こえなかったんだけ?。なら話してあげるよ〜、私はここのボス、ジェラルド・ハーヴィの妹、シェリー・ハーヴィだよー」

アスベルはシェリーって名前を何処かで聞いた様な気がしたのだが、すぐ忘れてしまった。いやと言うより、今のこの頭では考え事ができはくなってる…と。考えても考えても、すぐ記憶の闇に引っ込んでしまい、思い出そうとしても記憶の闇が邪魔する。

「シェリー…、」
「はい?なんですか?」
「一つ聞く。あの男が言ってた…一回だけじゃないってどうゆう事だ?」
「んーそれはですねー…、…秘密ですよ!」
「なっ…!」

そう言うとシェリーは扉から少し離れて、高々に声を上げて踊り始めた。扉越しなのに踊り始める事を気づくのはおかしいが、アスベルには何故か分かった。

「だぁーって、その事は〜…私のお兄様に止められてるですもの!私はお兄様の命令は絶対服従すると言う契約でもありー私の望みなのよー!」
「それだけじゃね、黒魔術を俺に頭に撃ち込んだのか?」
「ええっ、撃ち込みましたわよ?お兄様が貴方の頭に撃ち込んだ魔弾は私の呪詛黒魔術で付加狂化エンチャント・バーサーカーで極限までに効果を上げた黒魔 雷殺黒のお味はどうでしたか?」


お味と言われてもってなったアスベル。しばらくするとアスベルを撃った男が現れた。

「おい、シェリー、」
「アァーン!お兄様だぁー!相変わらず!お素敵なお姿ですよ!お兄様!」
「いつまで俺を【お兄様】と呼ぶんだ?」
「いつまでも!いつまでもです!だって〜私にはお兄様しか…。」

お兄様と呼ばれてた男_基ジェラルドは途中で黙ったシェリーを少し睨んでた。

「….どうした?」
「変です…何故かお兄様だけしか思い出せないのです…、ちゃんと家族がいて…お母様とお父様…お兄様の四人家族で….あれっ?けど三人の顔が思い出せない…家族なのに、一番会ってるのに何で分からないのでしょう…?ねぇ教えてください。お兄様。私達のパパとママは一体…!」
「もういい、寝てろ。」
「…お兄様?」

銃音が鳴り響いた。そして此処が地下なのか、撃った弾はそのまま上には行かず、途中で音は止んだ。

「…て、てめぇ!今、自分の妹を撃ったな・・・・・・・・!!」
「何、貴様と同じ弾を使ったまでさ、俺の事を詳しく教えてやるよ。俺はジュラルド・ハーヴィ。テメェほどの男なら知ってるはずだ。【ハーヴィ家】…と言えば分かるな?」
「【ハーヴィ家】…?」
「ちっ…なら話してやるよ。ハーヴィ家は一番最初に、七つの大罪に最初に挑んだ家だよ・・・・・・!」
「何だと…、」

ジュラルドは自分の家は七つの大罪に最初に挑んだ家と言った。だが上がるならまだ不可解な点もある。ハーヴィ家は代々、子供が親より先に死ぬ(・・・・・・)と言うのが運命だった。なら此処にいるこの二人はおかしいって事になってしまう。

「ハーヴィ家は代々、子が親より先に死ぬのが運命じゃあねぇのか、」
「あぁ、七つの大罪に挑む前まではな。」
「七つの大罪に挑む前までは…だと?」
「知りたいのか?だが、教えてやらん。ここまでさ。」

といきなり、ジュラルドが自分から約束を放棄した。

「何だとっ、テメェ!それだとテメエが最初に言った『俺の事を詳しく教えてやる』んじゃないのか!」

シェリーを姫様だっこで持ち上げたジュラルドは扉越しに向かって。

「あ?てめぇ、そんな約束守ると思うのか?アホか、てめぇは。」

と言い残し、牢屋を後にした。

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