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元囚人と王女の奇怪な冒険 作者:平牙吉継

序章 リサ王女

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第五記録

「はぁ…はぁ…。」
「リベラ、大丈夫?」
「も…もう駄目っ…歩けないよぉ…!」
「ふーん…サーベル、今森に入って何分立つ?」
「…2時間です。」
「2時間か、…結構歩いてるのに全然見つかんねぇな。リサ王女を攫った団体様のアジトはよ。」

朝方に出発したアスベル達は東方面の森を進んでる。この森の名は【東の森】と言う、道は数年前から手入れはされていない。東の森中心には滝から流れる湖がある。この東の森は獣道が多い事もあり、段差が多いのだ。

「ここで少し休憩にしょう。丁度中心地に着いた様だしな。」
「つ…疲れたぁ…!!」
「流石に私も疲れて来ました…。…よく貴方は疲れませんね。牢屋に居た期間は長かったはずです
けど、」


女性達が疲れてるのに男のアスベルはまだ行けるって顔をしてる、ふと水筒を見ると空になってることに気づいた。

「騎士の体力なめるな。俺はあの池で飲み水を確保してくる。お前らはそこで座ってても良いぞ。」
「あ!私も行きます!アスベルさん!」
「疲れてるじゃないのか?無理してるんじゃないのか?」
「飲み水の確保ぐらい行けますよ!」

アスベルとリベラは中心地の近くにある滝に来た。

「す…凄いっ!この滝水、透き通ってますよ!」
「ここの滝は水の神ウィンディーネが洗浄した滝としても有名だ。リベラは知らないのか?」
「う…うん。私ずっと監獄に居たから…そう言うアスベルはこう言う歴史が得意なの?」

アスベルは少し無言になったが少しコクッと頷いた。

「じゃあさっさと水筒に入れちゃおう!」
「と、その前に水魔法で人並みは飲める様にしないとな…、リベラ、源霊符に水魔法あるか?」
「うん、使えるよ。じゃあ貸して?」
「おう。」

アスベルは汲んだ水が入ってる水筒をリベラに渡した。リベラは源霊符を取り出し、水魔法の浄水魔法を唱えた。

「ふぅ、終わったよ!」
「そうか、なら早く戻るぞ。サーベルがまた何言い出すかわからないしよ。」
「…うん、」

何か考え事をしてるのかいつも元気な返事が返って来なかった。

「…?どうした、魔術の使い過ぎで疲れたか?」
「い…イヤ!な…何でもないよ!」
「そうか、無理すんなよ。」
「…うん!ありがとう!アスベルさん!」

リベラの顔は何時もの笑顔になってた。それを見たアスベルは安心したのか、後ろを向いて『フッ』と言った。サーベルと別れた道に戻って来たが。サーベルの姿は無かった。何処かに行ったのか?と思ったが、サーベルの荷物が入ってるバックはそのままにされてた。

「サーベル、何処に行ったんだろ…?」
「…、」
「アスベルさん?どうしたんですか?」
「リベラ、これを見ろ。」

アスベルはバックの間に挟まってる少し雑に描かれた紙があった。内容は『リサ王女様を攫った団体を見つけた。アジトを突き止め次第、戻ってくる。もし見つけられなくても夕方には帰る byサーベル』と書かれた紙があった。

「…あのバカは、一人で乗り込む気か?」
「サーベルはそんな事はしませんよ!彼女は…慎重なんです!物事を冷静に見てる人なんですよ!だから私達を置いて一人で敵陣に突っ込むなんて彼女らしくないですよ…!」
「そうだが…俺たちが水を汲みに行ってた時間はたったの一時間だぞ、この一時間で居なくなるなんてそれこそ攻めに行ったとしか…」

そう話してると茂みからガサッと音がしアスベルリベラは後ろを向いた。
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