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元囚人と王女の奇怪な冒険 作者:平牙吉継

序章 リサ王女

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第四記録

アスベルはお礼したリベラについて考えてた。

「何で今更あいつを思い出したんだよ…。」

お礼されて嫌な気分はしなかったが、それよりもリベラが持つ源霊符にアスベルは気になってた。

「それよりもあいつリベラ源霊符カードを使ってた。源霊符は王国住みの貴族のみにしか配られない高価品のはず、見た所あれは劣化品だが…、…あれだといつ故障してもおかしくはないな…」

と言うとアスベルは布団を被り寝た。

_____数分前__________

「リベラ。貴女は監視対象に何お礼をしてるんですか。」
「けど…、助けてくれたのは事実だし…いくら犯罪者でも感謝しないたらだめな気がするんです。それにお礼しないとアスベルさんに失礼です…」
「犯罪者に対する礼は不要よリベラ。どうせすぐ
あいつは人を殺すわ。絶対にね。」

流石署長の右腕なだけあって犯罪者にも厳しいのだろう。けれどその言葉にリベラは反論した。

「アスベルさんに失礼です…」
「失礼!?あいつに失礼なんて思わないでよッ!あいつは絶対ッ!人を殺すわッ!」
「サ…サーベル?」
「犯罪者にッ!情を移しちゃだめなのよッ…!あいつらは私らが情をかけると…平気で…人の前で平気に人を殺すッ…笑いながら…人をまるで…そうッ!粘土で作った人形みたいに笑いながら人を殺すのよッ!そして遺体をバレない所に焼きすてる!! 」
「…犯罪者に情をかけちゃ駄目なのよッ…」
「サ…サーベル?ねぇ、大丈夫なの?ねぇッ!」

リベラは犯罪者アスベルを否定した瞬間。サーベルが大声を上げた。
犯罪者に対する恨みなのか。それとも自身の弱さを恨んでるのか分からないが、涙を流しながら喋ってる。だがこれが一度だけじゃないことをリベラは知ってる。

「ご…ごめんね、私…またサーベルを傷つける事をしちゃったんだよね…?」
「そ…そうじゃないよ。ごめんね、私もリベラを驚かせちゃったわね。」
「ううん…大丈夫だよ!」

それを聞いたサーベルは安心したのかリベラと同じ笑みが出た。

「すっかり暗くなった…。星も雲に隠れて見えなくなっちゃったし、森も真っ暗で何も見えない、もし今頃森に居たら暗闇で迷子になってたね。」

リベラは空を見上げながらキャンプの椅子にしてた丸太の上に少し横になりながら喋った。サーベルは寝泊まり用のテントの中で布団を敷いてる。

敷き終わったのからテントの入り口が空き、サーベルが顔を出した。

「リベラ。もう寝るよ、早くリサ王女様を救出しないといけないのだから。」
「うん!早く寝よ!サーベル!」

リベラとサーベルは寝泊まり用のテントに入って、布団を引き、少し話したあと寝た。

少し夜が明けて明るくなった。普段の森なら明朝は少し霧がかかってて辺りが見えずらくなってるが。この森の結界が特殊なのか、それともここの構造が良いのか。霧は足元しか出ておらず。なんとか辺りは見られるようになってる。

「うんっ…?誰かの声が聞こえる…まだ早いのに誰だろう?…」

横を見ると結んでる髪の毛を下ろして寝てるサーベルがいた。まだぐっすり寝てるようだ。リベラは布団に掛けてあった毛布を被りゆっくりとテントから外に出た。

「ふんッ!てりゃッ!オラッ!」
「あ…アスベルさん?どうして素振りなんて?」
「リベラ。起こしちまったか?。」
「う….ううん!私が早く起きちゃっただけ!それよりなんで?」

アスベルは素振りをしてた鉄の剣を地面に突き刺し、少し汗を拭いて話した。

「騎士時代の趣味だよ。あの頃は誰よりも強くなりたかったからな。今は単なる趣味だよ。」
「へぇ…ですけどこんなに朝早く起きて来なくても…」
「気にするなよ、俺は平気。」
「良くありませんよ…。」

リベラはそうゆうとアスベルが先程まで剣を回してた腕を顔の前まで上げられた。

「ほらこの腕!見て下さい。少し赤いなってますよね?これは立派な筋肉痛の証拠です。昨日の戦闘で無茶しませんでした?」
「…さあな。」
「私が治療しますので。少しそのままじっとしてて下さい。…CAREケア chord(コード) of (オブ) healingヒーリング!」

リベラは回復魔術をアスベルの腕で発動させた。筋肉痛にだった腕から少しずつ痛みが引いていった。

「これはっ…」
「私、あの監獄での役割は回復員ヒーラーなんですよ?。ほら治りましたよ!」
「…本当に腕が軽くなった…。リベラ、お前【魔門破損】じゃあないのか?【魔門破損】の病だから源霊符を使ってたんじゃないのか?。」
「…秘密ですよ♪。女の子には秘密が多いものですよ!アスベルさん!」
「そうかいっ…。」

話込んでて気づかなかったのか、ふと空を見上げると完全に明るくなっており、鳥がピョピョと声を上げながら空を飛んでいくのが見られる。この世界の朝の合図は鳥が三匹同時に【ピョピョピョ】と鳴き声が出たら朝の合図なのだ。

「う…ううん…リベラ。起きてるの?…」
「あっ、サーベル!おはよ!ちょっと朝早く起きちゃって…アスベルさんと一緒に少し話してた!」
「あいつと?それで当の本人は今何処に居るわけ?まさか逃したの?」
「違う違う!アスベルは今朝ごはんを取りに行ってくれてるの!必ず戻ってくるって行ってたもん!」

サーベルは半信半疑だったがリベラの言葉を信じて、アスベルの帰りを待った。
少しして、アスベルが大量の果物と木を持ってきた。

「ただいまっと、」
「お帰り!アスベル!ね?戻ってきたでしょ?」

リベラはサーベルの前でニコニコしながらでしょ?とニ回目ぐらい言ってきた。

「…貴方が逃げなかったことには少しだけ褒めてあげます。普通の犯罪者だと直ぐ逃げると思いますが。」
「あぁー!アスベルに食材取りに行かせたのに文句言うの?」
「文句じゃなく、監視者としての言葉です。貴方はやはり普通の犯罪者でありませんでしたね。」
「…そうですかい。」
「そうです。」

この二人の間でもうすぐ花火がパチパチとなりかけたが。その前にリベラがアスベルが持ってきた果物の袋の前まだ来て

「ねぇねぇ!何の果物を持ってきたの?」

と笑顔で言ってきた。この笑顔に出鼻を挫かれたのか、二人は少しはぁ…と顔をした。

「リベラは相変わらず朝ごはんの察知だけは速いんだから…。」
「何よー!私が食いしん坊って言うんですか!?サーベルは!」
「だって朝ごはん抜くと怒るじゃない。これは食いしん坊の証拠よ。」
「ぶぅー…違うのに。」

アスベルは果物を剣でザクッ!ザクッ!と斬って行った。それは先程地面に刺してた鉄の剣だ。

「って!ああ!!アスベルさん!それ!土がついた鉄の剣じゃあー!!」
「さっきこれらを取りにあった時に山からながれる水で洗ってきたよ。ちゃんと。」
「な…ならいいよ!」
「本当に朝メシが好きなんだな。」

アスベルは果物を切り終えると切った果物を皿に盛り付けて、三人分だし、配った。

「は…むっ!…美味しいっ!、この果物美味しいよっ!」
「そうですか…?不味そうですけど…はむ…。た…確かに美味しいです!」
「当たり前だろ。それ、王国だと数万の価値で売れる果物達だぜ。」

えっ?って顔を二人がしだした。

「ええっ!?アスベルさんまさか!本当に泥棒しちゃったんですか!?」
「ええい!逮捕です!また現行犯です!これは署長に報告に…」
「ばっ…ちげぇよ!これはな!ここの森でなってる果物だよ!それ食い終わったら場所を見せてやるから!」

二人は本当に?といい、アスベルはおうっと返したので『一応』は信じる事にした。

「はむっ…はむっ…。|あふべるざんはだべないのでふか?」
「リベラ!ちゃんと口の物は飲み込んでから話しなさい!」
「まだ食わない、剣が拭き終わってないからな。果物の汁で刃が駄目になるとダメだしな。」
「ふぅ〜ん。あんたでもそんなところはあるんだね。」

アスベルはふん。と顔をして剣拭きの続きをした。拭き終わる頃にはリベラもサーベルも食べ終わってた。

「早く食べ終わりなさい。三分しか待ちませんよ」
「えぇ〜…、もって待ってあげようよ!流石に三分で食べ終わるのは不可…」
「ご馳走様」
「はやっ!?ええっ!?秒殺!!?アスベルさん早食い大会でも出てました!?」
「騎士の時代の訓練でも早く食い終わらないと練習場を死ぬまでもしくは教官が良いと言うまで走らされる事になるからな。俺との同期だったやつは皆早食いだぜ?」

アスベルは平気な顔で言ってたが。リベラはそれに恐怖したのか。サーベルの後ろで頭に手を乗せてガタガタ震えてた。

「…まぁ、果物の出所はリサ王女様救出後に連れて行って貰います。先を急ぎましょう。」
「ううぅ…騎士の訓練怖い…怖いよぉ…」
「…いつまで私の後ろでガタガタ隠れてるつもりですか?」
「騎士の訓練って…騎士をなる人にしかやらないから安心しろ。」
「ファ…?本当?」
「本当。」
「嘘じゃない?」
「嘘じゃない。」

それを聞いたリベラは少し安心した顔した。

「ほら早く行くぞ。」
「あっ!待ちなさい!リベラ行くわよ!」
「…うん!」

アスベル達はキャンプした所の後始末をした後。森に入って行った。


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