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元囚人と王女の奇怪な冒険 作者:平牙吉継

序章 リサ王女

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第十三記録

【ズットイッショダッタヨネ?…----オニィチャン?】この言葉はアスベルは聞き覚えなかった。が、その瞬間鏡が破片を撒き散らした。散らかった硝子の破片の中から『夜』が現れるその『夜』はアスベルを掴もうとする。

「…よる。…『夜』…か?。これが『夜』なのか?」

『夜』。それは暗闇みたいに空を形成し。だがその闇の深さは光が通らない深海の様に。だか、この『夜』と言う名前は、名前ではない、だがそれとして人々から呼ばれてる俗称でもない、"これ"はそんな物で収まらないからだ。

「…いや、違うな。これは『夜』じゃない。これは…幻影だ!」

俺が何故。これが幻影_幻と気がついたか。いや、最初から幻だと分かってた。根拠なら幾つでも思いつく程に。だが決定的なのはここで今日発生した『夜』だ。俺は一度。これを受けた。だからこそ。解る。これは幻影だと。


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「…寝てたのか…?」

アスベルが目を覚ますとそこは先程シェリー・ハーヴィと話してた牢屋だった。あの夢から出て来れたかまではわからなかった。

「妹に故郷…か。どれも懐かしかったなー…。にしても今更だが。また牢屋に入れられてるんだよな。俺…。この檻も見てみれば俺が投獄されてた檻よりは脆いんだよな。魔術が使えば簡単に破壊出来るんだが。…使えるかな?、氷創 剛氷拳!」

剛氷とは氷を固く強度に優れた氷の上位に位置する事だ。それを腕に纏い拳を突き出す。それが氷創 剛氷拳と言う。一応これも魔術には部類されるが、普通の拳法魔術よりは最弱部類とされてるが鉄の檻を折るのには使える。

「剛氷拳で壊れないか。…やっぱり拳法は苦手だな〜…さてどうするか。殆どの魔術は剣が無いと使えないしな。」
「お主、剣が欲しいのか?」
「え?」

前の檻を見ると武器商人みたいな老人が投獄されてた。

「あ…あぁ、剣があれば魔門力解放で魔術が使えるからな。それで…」
「ホウホウ。そうか。そうか。お主は魔門力を持っているのか。」
「?。何言ってるんだ?魔門力は誰でもある身体の一部…じゃあないのか?」
「居ないものもおるんじゃよ。」
「それはどう言う…?」
「分からぬなら良い。魔門力の真実なぞ。触らぬ神に祟りなしじゃわい。」

そう言うと老人は寝たのか。その後は話しかけては来なかった。
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