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元囚人と王女の奇怪な冒険 作者:平牙吉継

序章 リサ王女

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第十一記録

「…どうなされましたか?」
「…何でもないです。ほら、行きましょう。」

そう言うとエルドナはリンに付いて行った。

「ジュラルド様、エルドナ様を連れてまいりました。」
「わかった。入れ。」
「では。私が先に入らせてもらっても?」
「構いませんよ、エルドナさん。」

ジュラルドは机で手を組んでた。エルドナが部屋に入ると同時に扉が閉まってしまった。

「えっ!?、じ…ジュラルド様!無事ですか?!」
「大丈夫ですよ。唯、この話は無関係者に聞かせたくないのですよ。ジュラルドもそれで良いですね?」
「…リン、お前はそこで待機してろ。良いな?」

そう言うと扉からはもう話声は聞こえなくなった。恐らくエルドナが魔術を掛けたんだな。とリンは思った。見てもいないのに掛けた事が分かるのは不思議だが、何となくそう感じたのではあった。

______________________

「…」
「どうしたの?兄さん。」

アスベルは飯を食べ終わった後、散歩したいとマユに言い、今、家の外に出た。

「何でもないよ。それより、この山を降りあれば村があるよな?」
「…?そうだけど。どうしたの?本当に。」
「いや。寝すぎたんだろうな。辺りの事をど忘れしてな。」

マユは頭を少し傾けた。少し話してると誰かが此処に来る足音が聞こえてきた。人の視線でも見えるぐらいまで近づいてきた。小さい子供の女の子だった。年的には13歳程度だろうか…。髪の毛は銀髪。服装はどこかのお嬢様風だ、だが一つ言えるのが、アスベルがこの村に居た時には居なかった住人だと。

「マユちゃん!おはよう!」
「…?(あんな奴…俺がこの村に居た時居たか?いや…俺はこの年の次に村を出たから…。けどそれなら今何日なんだ…?)」
「え…と。誰だっけ?」

マユも分からないのか、誰だっけって聞いた。話しかけてきた女の子は酷いな!って顔し少し拗ねてしまった様だ。

「あっ…!。ユメちゃん?」
「そう!ユメだよ!もうお姉ちゃん酷い!」
「ごめんごめん。ど忘れしてたのよ。それで何の様かしら?またお母さんが仕事で居ないの?」
「ううん。今回はお父さんと会うんだって。けど危険だから外に行ってなさいって言われたの!」

今の話で気になる部分はあった。それは《何故家族が揃うのに、子供を外に行かせる》って事だ。虐待。もしくは精神的な物だったら分かるが。その様な感じではなかった。と言ってもこれもアスベルの直感だ。

「ユメちゃん…だっけ?君は貴族なのかい?」
「ううん。普通だよ?」
「兄さん、忘れたの?この子の両親。私達も知ってるよ?まさか忘れたの…?」
「え?!…えーと〜…。(どうしょ、覚えてないぞ…)」
「はぁ…。この子の親は、------だよ、」
「…!?」

マユはこの子の親の名前を出そうとしたが。一瞬、口元がグニャリと歪んだ。すこし目を擦ると口は何ともなかったかの様な感じになってた。

「どうしたの?お兄さん?」
「いや、何でもない。それより、何で此処に?確か此処に来るなら一つ山を登らないといけない筈だぞ?」
「へへっ…これなんだ?!」

ユメは厚い本を向けてきた。タイトルには【転移・転換】と書かれてた。内容は転移魔術と転換魔術についてだった。

「少し内容は見せてもらっても良いか?」
「うん。いいよ!お兄さんがマユのお兄さんならいいよ!」
「おう。ありがとうな。」

本を開いたが。黒い渦模様が本の周りをグニャグニャと動いてた。本を一回閉じてもう一回開けたのだが。本には先程の黒い渦の模様がグニャグニャと動いてた。取ろうとしたが。触った感触がなかった。そのせいか本の内容は読めなかった。

「…?よ…読めねぇ…。」
「ええっ!?兄さん!それ本当!?ちょっと。貸して!、….見れるじゃん。もう嘘つかないでよ!」
「…(やはり夢だからか…?夢だから本の内容は読めなかったのか…?だがあの黒い渦様な模様、何処かで…。)」
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