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この作品には 〔残酷描写〕 が含まれています。

午睡の際に見た140文字の夢

作者:居眠 ノ街
毎日のようにフルカラーの夢を見るので、夢日記を付ける事にしました。
ただ、それだけ……のはず。
## 1/23の夢
 隠れているコンテナ越しに衝撃破と熱波が伝わってくる。全長2mはある完全武装の巨人が猛攻を自分に向けている。なんと、ボス部屋で一人置き去りにされてしまったのだ。
 VRMMOなのだから、リセット押せば脱出できる。握りしめる力を強めると光が集まった。奇跡は自分で起こす!
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## 1/24の夢
 少し絡めた舌をほどいて顔を離すと、熱い吐息と何か甘い香りが鼻先をかすめた。瞳、赤らめた頬、顎先、そして顔全体を見る。短すぎる黒髪と少しふっくらとした顔。再度顔を近づけようとて、彼女がくちびるの片方を上げて微笑んでいるのを見て負けを悟った。
「お姉ちゃんの方は?」
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## 1/25の夢
 リズムカルに動く彼女の背中をぼんやり眺めている。料理は適当にやるって聞いてたけど、中華鍋まで持っていた。味付けの好みを聞かれたけど、「身体の相性も良いんだから味覚も大丈夫」と言ってみようと思ったけど、恥ずかしさで言葉より息が詰まった。
 炒飯はピリ辛で好みだった。
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## 1/26の夢
 見知らぬ3人がパーティを組むMMOFPS。ボイスチャット機能から部屋の様子などが聴こえてきた。画面内は殺伐だが異性と世間話をするギャップが楽しい。
「……」
 不意のため息混じりの声だけで相手を想像するのは艶かしい……。いや、もう朝だから頭が朦朧としているだけかも。
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## 1/27の夢
 顔色は良くないが穏やかな寝顔の君を眺めつつ、私は君の爪を切る。発掘をするように一つ一つ細心の注意をはらい、切り終われば磨き、最後に装飾する。
 寝息を乱す事無くそれを完璧にこなすことで私の欲は満たされるのだ。
「ん……おはよ」
重い瞼が開くと、その手を両手でそっと包む。
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## 1/28の夢
 罪悪感を感じつつ、机の中も鞄の中も調べた。教室で居眠りしてる俺から家の鍵を盗んだ彼女だが……彼女まで居眠りしている。
 今、教室には二人きりだ。
 恐る恐る彼女のブレザーのポケットに手を入れるが、無い。残るは……生唾を飲んだとき、机と彼女の頬の間に見慣れた鍵を見つけた。
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## 1/29の夢
「そんなに信用ない?」
 髪が短すぎる彼女が煙草を加えたまま、綺麗な顔立ちを崩して笑う。手を伸ばして火が付いていない煙草から、彼女の頬のラインを肌が触れないようになぞった。そのまま首、肩、二の腕と進んで彼女の手首を掴む。
「ダメですよ、袖にカード隠してるの見えてます」
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## 1/30の夢
「まだ、聞いてないよ」
 薄暗い天井を眺めつつ、自問自答する。言いたい事を言い逃すなんて事はこれまで生きてきた中で沢山合った。異性に膝枕されている状態だと、その言葉も限定されてくる。しかし、口を開けるが声もでないため頷いてみせた。
 彼女は私の心臓に包丁を振り下ろした。
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## 1/31の夢
 それは、ほんの一瞬の出来事。
 コーヒーチェーン店のカウンター席でブラックコーヒーを飲んでいると、隣に誰かが座るのでテーブルの上を片した。その間で座った人の名刺を盗む。トレイを下げて店を出ると、名刺は紙幣に変わった。
 店の外で待っていた女の子に渡す時にはメモに変わる。
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