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祝・復活

待っていた方、いたらごめんなさい

長らくお待たせしました

なんとか復活しました
43回目*宗教と災害
……自分はね、あれだよ。

日本にいた時から常々思ってた事があるんよ。

……いや、常々って程常に思ってた訳じゃあないけどね?

とりあえず、修学旅行やら友達と遊びに行った時やらに考える事があるんよ。

なぜに人間はジェットコースターなんぞ発明しくさったのか、と。

「おるぇぇぇぇぇぇ!!」

「……ナルミさん、大丈夫ですか?」

……本当に、やめて欲しいね。


************!☆


事のはじまり、起承転結の起を話すと、それははつい3日前の話になる。

自分達は優雅に荒野を干からびながら進んでいた。

「……あ、あつい」

「……太陽が憎い」

いや、なんというか、もうみんな馬車の中でグロッキーなんよ。

お空に鎮座されるお天道様は、ここ数日大会直前のバレー部のごとく休まずに毎日毎日働きづめなのである。

しかも今いるのは荒野。

日陰なんかありもしないし、みんなはかなーり参ってる。
馬も馬で見るからに元気ないし、もう大変さ。

で、そんななか唯一元気なのは……

「ほんっと!人間はいいな!このやろう!!」

エリザに石を投げられた自分であります。

おいこら、窓からそんな投げるんでない。

チャリから落ちるだろ。
つかどこに持ってた。

「人間だってつらいぞ!……今はまだ平気だが」

しょーじき確かに最近暑いとは思うし、現に暑いのだが……なんかあんまダメージがないんよね。

こう……『今日なんかいつもよあちい気しねぇ?』程度の感じで……すまん、自分もようわからん。

「うぅ……せめて風が……死ぬ」

エリザはそう言いながら、はしたなく窓から身を乗り出しうなだれている。

しかし風、ねぇ……。

「扇風機はコンセントないと使えんしなぁ……」

確かにまぁ彼らのようすから、かなりまいっているのがよくわかる。

だからと言って、魔法で風を起こすのも微調整がむつかしいらしく、長続きしない。

水やら氷やらを出した所で、こんどは馬車が重くなり馬が死ねる。

全く……どうしましょうかね。

「あー……師匠の力でなんとかなりませんか?」

「……なるかもしれんがねぇ」

ぶっちゃけあまごいとかしたら、なんとかなる気もしないでもないが、したらしたで、ねぇ?

……はぁ。

しかし雲の一つくらい出てもいいんでないかね……お。

そう思う自分の願い……願い?

みんなの願いが通じたのか、なんかそわそわと風が吹いてきた。

すると、みんなは悲鳴をあげる!!

「あ、あつっ!いたっ!目がっ!!」

「窓!窓閉めましょう!!」

「姫様早くひっこんで!!」

そりゃそうだ。

ここは荒野、乾いた砂とか土で構成された大地である。

しかもただでさえ暑いこの地域、無駄にただ風が吹いただけならそれが涼しいはずもない。

なにせ砂粒を巻き上げ熱を孕んだ凶悪な風が、その砂粒の弾丸を打ちながらカラカラの熱風となりむしろ襲ってくるのである。

まっこと、自然とは恐ろしい。

哀れその弾丸を目に食らったスゥ君はまさにその恐ろしさを全身で感じた事であろう。

……あ、全身でなく目だけかな?

ま、どうでもいいや。

しかし……なんだ。

この風、だんだん強くなってる気がする。

ほら、後ろからはコーッて感じに風を切るような音が……ん?

振り向いた先にいたのは、緑の鱗に包まれた三匹の巨大なドラゴンがこちらに向かってきている姿であった。

「のわっ!!」

あまりにいきなりなその存在に、つい自分は悲鳴をあげてしまった。

対してそのドラゴンは、自分達を発見するやいなやこちらに向かって急降下をして地面に降り立った。

奴らが地面に足をつくと、震度3くらいの揺れが大地を震わせ、なにかが着陸した音が大気を揺るがした。

その様を呆然としながら見ていた自分は、馬車の窓が乱暴に開けられる音とミミリィ隊長の焦った声で正気にもどった。

「な、なんですか今の音は!!」

「……はっ!ちょっ!なんか来た!ドラゴン的なの!!」

自分はそう言いながらチャリから飛び降り、同時にポケットから一護を取り出す。

……最近戦闘慣れしてきた自分がいて、なんか悲しい。

「まってください。私たちは敵じゃあありません!!」

自分が悲しんでいると、ドラゴンのうちの一体の背中から、誰かがそう叫んできた。

するとドラゴンは首を下げ、それを伝うようにそいつはこちらに降りてきた。

容姿は青髪にそびえ立つ角の25歳くらいのどっかで見た事ある青年。

「お久しぶりですハセガワ侯爵様。突然、申し訳ございません」

彼はいきなり目の前に来ると、そう言いながら自分に跪いてきた。

お久しぶり……?

誰や。

「ディラン、お前なぜここにいる」

自分が混乱していると、馬車からエリザが降りてきて彼に向かいそう言ってきた。

ディラン?

知らんなぁ。

「姫様……。突然の無礼を、お許しください。故あって、ハセガワ侯爵様を王都に戻っていただくべくここまで馳せ参じました」

「いあっ?自分?」

なぜに?

「はっ。ご迷惑なのは承知しております。ですが、国の存亡がかかっております故」

彼のその言葉に、馬以外のみんなが凍った。

「……なにが、あった?」

そんな空気の中、エリザが重々しくディランさんにそう質問した。

すると彼は、とても真剣な眼をしてエリザを見つめながらそれに答える。

「……先日、国中の魔術師が一斉に不吉な予言を致しました……今から12日後に、封印された夜が来る、と」

するとみんなは、まさに戦慄したような顔をして彼を見つめはじめた。

対して自分は

「……封印された夜って、なに?」

一人全く会話についていけていなかった。
とりあえず説明は後回しにされ、自分達はそそくさと馬車を片して王都に戻るためにドラゴンに……ドラゴン……。

「のらなだめ?」

「……まぁお前なら一応一瞬で帰れるだろうが……乗ってやってくれ」

そう言いながらエリザは困った顔をして人差し指で頬をかく。

「飛竜隊は、私たちを迎えにきたのだ。なのにお前がこいつら連れて瞬間移動するとだ、その気はなくとも言外に彼らを役立たずとして扱ってる事になるというか……つまり彼らの面子が丸つぶれなのだ」

……わかるよーなわからんよーな。

自分は遠い眼をしながら、じっとディランさんが乗ってきたドラゴンを眺め……なぜ伏せるなぜ震える。

「……さすがハセガワ侯爵様、うちのセノを視線だけで服従させるとは……というかセノが怯える姿を始めて見ました」

……あーそーですか。

そろそろ自分がなんなのかわからなくなってきた。

はぁ……このモヤモヤをコーラとかガラナとかの炭酸ですっ飛ばしたい。

あー……はぁ。


*********←☆


で、その後はさすがのドラゴンも1日でつける距離ではなかったらしく、3日もかけて王都に到着。

そして今は王都で嘔吐中、と。

黄土色の王土が汚れに汚れる。

「ナルミさん、水……」

「あ、ありが……うっ!!」

「本当に大丈夫かナルミ」

そして応答できない自分に対し、夫を気遣うシルバちゃんと王統のエリザが……

「うるぇぇぇ……!!」

はぁ、はぁ……くそ!!

このままどこかの王道楽土に逃げ出したい!!

……こんなくだらない事考える余裕はあんのにね、自分。

とりあえず、ドラゴン嫌い。

もう3日もこれだもん。

なんも食べてなくても、胃酸だけ上がってくるし。

胃酸、岩溶かすし。

……はぁ。

「落ち着きましたか?」

「……なんとか」

自分はとりあえず足で嘔吐物を埋めながら、シルバちゃんに返事をする。

はぁ……もう自分ジェットコースターに乗らない。

「はぁ……人間は変なとこが弱いな」

「うっせ」

「ま、しかたないだろう。なにせあの距離を昼夜問わずにたった3日で飛んできたんだ。私も少しクラクラする」

エリザとこんな軽口を叩いていると、どこからか三人くらいの兵士がやってきた。

「エリザ姫様、ハセガワ侯爵様。至急、議会室までお越しください」

議会室ってどこさ。

「あぁ、わかった。いくぞナルミ……シルバは待ってろよ?」

「流石にそれくらいの分別はつきます。天井裏から静かに見てます」

「いやそれは……あ、仕事か」

忘れてた。

近衛隊はそうやって忍者的護衛をするんだったね。

……こんど彼らに手裏剣とかクナイでもやろうかな?

「どうぞこちらに」

「ほら、いくぞナルミ」

「げっ!?」

全くもってくだらなすぎる事を考えていた自分は、エリザに襟を掴まれて引きずられながら……。

「……おもい。歩け」

……訂正。

引きずられずに、首を締められたまま自分は直立不動だった。

おもいって……始めて言われた。

やばい、感動してき……

「い!く!ぞ!!」

……すまないエリザ、忘れてた。


************Х☆


ヴァイネルとは、太陽の女神である。

月の神様ヴィルザムとは夫婦の関係らしい。

だが、そんな彼らに嫉妬するのは、夜の女神メルサ。

メルサはヴィルザムを愛していたが、ヴィルザムはヴァイネルと結ばれ2人の間に星の女神ルーメルが産まれた。

だが、そんな幸せ真っ盛りの二人を見てパルパルしていたメルサは、力を蓄えに蓄えに蓄えてとある魔法を生み出した。

それは自らの夜の力を使って、本来は光で溢れているはずの昼の世界からヴァイネルを追い出そうとする魔法である。

その魔法は、確かにヴァイネルを捕らえ、神の力を奪っていった。

それにより、昼は夜となり太陽は姿を消した。

魔物や魔獣は活発になり、魔力は乱れて地上はとても危険な冗談になった。

だが、太陽を守る光の女神チャムがその魔法からヴァイネルを救い出したのだ。

すると行き場を失ったその魔法は暴走し、今度は大地を浸食しようとしたが、月の神様ヴィルザムがその魔法を自らの中に封印した。

それにより月は日によって魔法の影響で満ち欠けを始めたが、地上は無傷で救われた。

しかし、何回も満ち欠けを繰り返していれば月も疲弊し、封印が緩くなる。

そして封印が解けると、再び同じ悲劇が繰り返される。

それが封印された夜である。

これは下手をしたら世界が転覆するのではないかと言われる大災害である。

幸い何回か過去にあったその夜も、二人の女神の力により退けられてきたが、それでも危険なものである。

なにより乱れた魔力により、ただの魔物が魔獣になるかもしれない上、今まで出た事はないが“闇色の騎士”という正体不明原因不明の魔物が現れるという言い伝えがあるのだ。

「そうなん……ですか」

「ええ。これは国家を揺るがしかねない重大な問題です。しかも今回は神話にある夜と限りなく近いものが来ると予想されます」

ここは議会室とかいう部屋。

そこには真剣な顔をした重役たちがいっぱいいる。

とりあえず今は確認のため魔術師代表的な誰かが物語を語ってくれたのだ。

あー、なんとも……。

「……まずは王都にある結界の強化をすればいいのではないか?」

「いえ、下手に結界を張ってしまっては被害が広がる可能性があります。なにしろ得体の知れない魔法です。

属性を見誤れば、同調して王都に魔法を集める可能性も……。まぁそれがわかれば……」

そう言いながら魔術師代表的な人は自分をちらりと見た。

……えぇー。

「……ハセガワ侯爵、なにか知っていないかな?」

彼の視線に気づいたEXモード王様がそう自分に話を振ってきた。

ただね、まわりの何人かのなんつーか……敵意丸出し、特に丸々太ってるよーなやつの視線がキモい。

しかし……心当たりないわけではない。

ていうかこれしか考えられん。

「……日食。その伝説のは多分皆既日食で、今までのはただの日食かと」

自分がそういうと、みんなの頭にはハテナが浮かんだ。

だろーね。

日食知ってたら、こんな集会起きへんだろーし。

なぜ、自分が日食だと思ったのか、それにはもちろん理由がある。

ていうか、真昼に夜って完璧日食じゃんっていうね。

でもまぁ、月の満ち欠けが云々とかでも連想できたし、太陽を守る光の女神って皆既日食の時にはみ出した光なんだろうねって思ったし……。

まぁ、地球でも昔日食は不吉な予兆って言われてたしね。

しゃーない、説明すっか。

「あー、日食とか皆既日食というのは……」

と、ここまで言って気がついた。

ここで“日食って、月が太陽隠してんですよ”とか言ったら、いろいろまずい。

神話が政治にはみ出してくる世界だ。

その神話でいい人ポジションの月が実は太陽の邪魔してますって言ってみろ。

極めて面倒な事になる。

「……自分の国での“封印された夜”の呼び方です。神話に出てきた完全に太陽を覆うものを皆既日食、途中で退けられたものを部分日食と呼んでいます。日が食べられると書いて日食と呼ばれます。同じ意味で、日が蝕まれると書いて日蝕とも」

「ほう……対処法はあるのか?」

対処法って……無害ですから日食。

しゃーない、デタラメでいくか。

「対処法っていうか……自分の住んでた街は夜も明るくてなんというか……眠らない街状態だったので被害があまり……」

実際そこまで明るくはないがね。

「眠らない街……」

エリザ、んなキラキラした眼でみんな。

「……今から王都を同じようにするのは可能か?」

不可能です。

「無理です。今からやったら時間が足りないし、何より自分にはその分野の専門知識がありません。おおまかな仕組みはわかりますが、それを応用、発展させた技術が必要ですので、そこらへんは……。というか下手したら財政破綻します」

「そうか……」

よし、ごまかせた。

「……」

と、うかれる自分とは対照的に、気まずい沈黙があたりを支配する。

うーむ……どうしたものか。

……あ。

「そういえば、闇色の騎士とかいうのってなんですか?」

すーっかり忘れとった。

うーむ……いかにもちゅーになお名前で。

「ああ、それは……わかりません」

「はあ……?」

わからぬとな?

「そもそも言い伝えのみに出てくる魔獣ですので、存在するかもわかりません。ただ、魔族の血肉を好んで喰らうとか、千の武器を操るなどの情報はありますが……」

うーむ……そーなのか。

となるとあれだな。

自分的予想としては真っ黒い甲冑とか顔まで隠れる兜を装備したオーディンみたいな奴だと思うね。

きっとなんかギルドとかあったらランクSSSくらいの強さなんだろう。

「その魔獣は、暴走して地上を破壊し尽くそうとした魔力そのものらしいとも言われてますが……全く情報がないのです」

「そっか……」

魔力そのもの、か……よし。

近衛隊には、念のためプラスチックのリコーダーとかハンガーとかクイックルワイパーをわたしとこう。

自分は信じるよ、プラスチック万能説を。

……あ、延長コードもプラスチックで覆われてるから、振り回せば武器になるかな?

自分がそう考えていると、王様が思いっきりため息をついた。

「……とりあえず、今日()もう解散する。明日、同じ時間にまた始めるので遅れぬよう。……良い知らせを期待している」

あぁ……相当皆様切羽詰まっていますね……。

今日も、って事は今までも何回も会議をやって、なんの進展もなかったのだなぁ……。

しかもその原因が日食とか……ようわからん。

光魔法とか、ないのかねこの世界。

なんかこう、プチ太陽を作り出すような魔法が……

「……あ」

「どうかしたか?」

そうだそうだ忘れてた。

やろうと思えば可能なのだよ、うん。

「いや、太陽みたいなのなら作り出せるかなって……」

「なのぬっ!!」

なんすか王様、その叫び。

「ま、まこっか!?」

「まことです。あせらないでください」

まこっかって……王様テンパりすぎ。

「えっと……フィールド魔法『シャインスパーク』」

自分はそう言いながらカードを取り出すと、部屋の真ん中にまばゆい光を放つサッカーボール大の光の球が。

……正直、発動してる時にこれ室内ならでかすぎね、とかそもそも太陽なの、って疑問が浮かんだが、なんとかなった。

いやぁ……必死に祈ったかいがありました。

「……とりあえず、気休めにはなるかと。まぁどんな効果があるかわからないですが」

ぶっちゃけ攻撃力上げた所で、だしね。

でも超栄養太陽よりかは、いくらかましなはず。

そもそもあれ、通常魔法だし。

そんな事を考えていると、王様が

「……いや、充分だ。少なくとも、民の混乱は防げる」

おー、そりゃよかった。

人はヤケクソになると怖いからね。

「では、一応今はしまっておきますので、その時に」

自分はそう言いながら、とりあえずカードを解除……解除……。

「『魔法解除』」

解除してポケットにしまった。

ふう……とりあえず、彼らにプラスチックを与えるか。

そう思いながら、自分はなんかウキウキしている魔術師代表に囲まれながら部屋を出た。

だが、この時自分は気づかなかった。

自分をやたら血走った眼で睨みつける存在を。









ちなみにその頃の裏庭。

「お、おい!あの雲が消えてるぞ!!」

「え!?嘘でしょう!!」

「せっかくの涼しい日陰が……」

「……あ!私の魔法威力が下ってる!!」

「え?俺は変わらないが……」

……そーいやダークゾーンそのまんまだったの、すーっかり忘れてた。

フィールド魔法が発動して消えてしまったのか……にしても。

「あぁー!フカフカの雲が!!」

「ちくしょう!どこで昼寝すりゃあいいんだよ!!」

「ひなたぼっこが……」

君たち、多分ヘタなデュエリストよりダークゾーンを有効活用してるよ。

つか、あの雷纏った雲によく寝ようと思ったよね。

てゆーか、乗れたのかダークゾーン。
こんにちは皆様

蘇りし南師《アンデット族・星8・シンクロ》です

わからない人はスルーしてください

まずは元ネタ紹介、と言いますが、今回は久々に遊戯王ネタしか出してません

なので(?)皆様、遊戯王をやりましょう

さてさて、今回1ヶ月ほどいなくなった南師ですが、リアルでいろいろありまして、しばらく携帯をいじれずにいました

テストやら、いろいろもろもろかくかくしかじかです

まぁそれも終わり、なんとかこれからも続けられるようになりました

皆様、ご心配をおかけしました

これからも南師をよろしくお願いいたします

とりあえず、皆様熱中症やらなんやらには気をつけてください

そしてビアガーデン付近の酔っ払い運転は特に気をつけてください

世界が回りますし、何より入院はつらいですよ?

てなワケで、皆様お身体をきをつけてください


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