第2話
毎日のようにいじめられながらも、天は成長していた。天はもちろん
学校に勉強しに来ている訳だが、「宝物」が欲しかったのだ。
北海道に居たときのように・・・・。ある朝、天が学校に来ると黒板に、
「天と仲良くする奴はクラスの裏切り者」
と書きなぐってあった。ドンと頭痛が響いた。と、同時に、叫ばずにはいられなくなった。
「誰が書いたの?」
天の悲痛な叫びが教室を貫いた。しかし、その心からの叫びに誰一人として耳を傾けるものはいなかった。・・・どうして、自分だけがこんな目に遭わなければいけないのか。何故、自分にだけ宝物が無いのか・・・・。
「だからみんな朝から声をかけてくれなかったんだ・・・・」
天の瞳からなにかあついものがこぼれた・・・。ぼろぼろととめどなく流れ落ちるそれは天の頬を伝い、したたった。黒板の言葉により天のたった一つ希望は、絶ち切られた。宝物。それは・・・。それからというもの天は、学校を休みがちになった。今まで、いじめられても、けなげに学校に登校し続けてきた天だったが、さすがに今回は堪えた。
「もう、ぼくの宝物は、見つからないかもしれない・・・」
天は毎日そう考えるだけで、悲しくなっりひたすら泣く事しか出来なった・・・。
天の求める宝物とはいったい何なのか。何を求めていると言うのか。自分だけに無いもの・・・・・・・。
きっと、多くの人は持っているのだと思います。天の言う、宝物を・・・・。それが何かわかれば、きっと、天の心は救われるのでしょう・・・・・・。
思い当たる節はありますか・・・・・・ |