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RAN&JUMP
作:月明かり



第45話


「じゃあ明後日に学校で会いましょう」

各自別々に一時期の別れの言葉を述べた

「行っちゃったね…」

「行っちゃったな……」

「私昼食作ってくるね♪」

特に焦っている様子もなく薫は部屋を出ていった
俺はと言うとベッドの上にいた
横にある机の上から手紙を取り出し読み始める
そしてまた

「はあ…」

溜息をつくのであった

《タク君と私たちの大切な娘へ

君達に3日間の猶予を与えよう。もし下に書いてある約束を必ず守れるのなら薫は日本に残ってもいいぞ。》

ここまで読み机の上に戻す

「どうしよう?」

1人嘆くのであった

ーーーーーーーーーーー

簡単にチャーハンを作って部屋に持ってきたんだけど…

「寝てる…」

寝息をたてながら拓也は寝ていた
仕方ないので机の上に置く
かわりに手紙を手に取り読み始める

《タク君と私たちの大切な娘へ

君達に3日間の猶予を与えよう。もし下に書いてある約束を必ず守れるのなら薫は日本に残ってもいいぞ。約束と言っても簡単なことだ。2人には'婚約者'になってもらおうと言うだけのことだ。親としては娘に幸せになってもらいたいからね。ハハハ!……3日後の4時には返事を聞かせてもらうつもりだ。》

「はあ……」

つい溜息をつく
だってねえ……
いきなり婚約って……

「どうしよう」

拓也が起きるまで考えふけっていた

ーーーーーーーーーーー

「薫……」

「なに?」

真剣な眼差しでお互いを見合う
そろそろ答えを出さなくてはいけない
だから答えよう

「うまい!」

そうチャーハンの味について

「よかった♪ちなみに醤油ベースのたれで作ったんだよ」

ニコニコと微笑む

《ピンポーン》

チャイムの音がした

「誰だろう?」

チラリと時計に目をやる
午後1時ジャスト!
やったね♪
じゃなくて……
ケン達の乗った飛行機は飛び立っているから違う

「私見てくるね」

「ああ。気をつけろよ」

「はぁい♪」

少し早歩きで薫は玄関に向かった

《ドタドタ…》
え?なんだ?
もの凄い階段を上る音がするんですけど?
《バン!》

もの凄いスピードでドアが開かれた

「お兄ちゃん今日は!」

「螢?!」

「こんにちは」

「奈緒?!」

なぜこの2人が?
あぁ……
また階段を駆け上がる音が………

「コラァ!2人とも階段を上るときは歩かないと危ないでしょ!」

和子さん……
音からしてアンタも走ってただろ?
まったく説得力ないよ?

「あの〜何でここに?」

「たたた拓也君?!」

ええぇ?!
今気づいたんですか?!
可哀想だがツッコミどころ満載な人だな……

「はい。で!何でここに?」

「実はこの子達がアナタに会いたがって…迷惑よね」

「そんなことないですよ。俺子供好きなんで」

《トントントン》

今度はゆっくりと歩いて階段を上る音が聞こえた

「螢君と奈緒ちゃん。ジュース持ってきたよ♪」

オボンにコップとこーらをのせた薫が現れた(昨日この子達+αのことは話していた)
薫の態度からするとかなりの子供好きなんだと思った

「和子さんは下でおばさん達が珈琲を入れて待ってますよ」

途端にハッとした顔になる
てゆうか親父達も来たのかよ!

「じゃ〜この子達には俺達の相手になってもらいますね」

遠回しに『2人はここで預かります』と言ったつもりなんだけど通じたかな?

「拓也君……ありがとう。螢と奈緒はここでおとなしくしてなさい」

「「はぁい」」

元気な返事をする
かわいいな……
とりあえず4人でコーラを飲む

「君達はここから家近いの?」
「うん!奈緒とはお隣さんなんだよ!」

元希いっぱいに答えてくれる螢

「へぇ…なんか昔の私達みたいだね」

膝の上に乗せている奈緒の頭を撫でながら薫はこちらに微笑みながら言う
確かに似ている

「生まれた時からお隣さんなんだよ!」

訂正
全く同じです

「へ、へぇ」

さすがに驚いているな

「螢君は奈緒ちゃんが好きなの?」

「おいおい!」

何でそんなこと聞くよ?!
まだ小学生だぞ!
しかも低学年だ

「うん!僕達結婚するんだ!」

『僕たち結婚しよう!』

なんだ??
今のは?

螢の言ったことに忘れていた記憶が脳裏をよぎった

「奈緒ちゃんはいいのかな?」

「うん♪結婚する」

『うん♪結婚したい』

次に昔に薫が言った言葉よぎる……
だが完全には思い出せない












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