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フライングソーサー214 
作:東樹 九林



反乱軍


「日本代表に、なれない…?」
 前橋のぼやきに、サッカー部の有田が反応した。
「なんだ?あの人なんかやらかしたのか?」
 南部を指差して、問いかける。
「南部さんがやらかした………っつーか」
 ふーーーっと、大きく大きく溜め息をつく後田と前橋。
「やらかしたのは、この日本のバスケ界そのものなんだけどな」
有田が渋面になる。きっと頭の中が
「???」なんだろう。 ブザービートの余韻に浸る、クォーター間の休憩の中、
「サッカーと野球はいいよな、ちゃんとしたプロリーグがあってさ。
 正直、羨ましいぜ。」
 有田と折田を見る前橋の口からため息が漏れる。
 言われた二人の方は更に頭の中の
「?」が増えたようで、互いに目を合わせ、目をしばたたかせたあと、
「何いってんのお前?」
「今やりよっとが、プロのバスケやなかとか?」
 二人して、巨人達と宮瀬がいるコートを指差した。
「ああ、確かにJBAはプロリーグだよ」
 溜め息は大きく、重く………
「ただし、非公認のプロリーグだけどな」
 前橋はそれっきり口を閉ざしてしまった。
「……………?」
「……どゆこと?」
 説明投げっぱなしにされてしまった二人が、困った顔をアタシに向けた。
「…アタシはアメリカのバスケにしか興味ないから、国内のゴタゴタは詳しくは知らないけどさ」
 そう前置きして、アタシが説明を引き継ぐ。


「日本のバスケ界は分裂してるんだよ」

「………すっごく、悪いほうにさ」












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