挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
スタイリッシュ武器屋 作者:弘松 涼
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

1/145

1 プロローグ

 大陸の中央に位置する、ここアイゼンハード王国の一角。
 推定人口120万人の大都市。
 多くの冒険者や商人がひしめくロマンあふれるこの城下町に、突如奇妙な武器屋が現れた。


 鋼の剣やドラゴンキラーといった強力な武器屋が立ち並ぶ片隅に、だ。

 初めて店に足を踏み込んだ者は、思わずうぅと声を漏らす。

 カウンター越しには、シャープな薄いメガネが妙に似合う細身の男がいるだけ。男の名は伊藤。冷静沈着かつ、彼のする行動はすべて計算されつくされていると言われている。

 そんな知的でクールな外観とは裏腹に、伊藤の扱う商品はただひとつ。



 それは『ひのきの棒』。



 隣の店には、ギガトンアックス、ツインランサー、覇者の剣などが売られているというのに、伊藤の店にはひのきの棒しかない。
 丁寧に手入れされたひのきの棒が、美しいショーケースの中に入っている。

 ここには一本、5ゴールド、攻撃力1の最弱な武器しか置いていないのだ。

 だが。

 彼の店に訪れた冒険者達は、みな大成していった。
 伊藤の店のひのきの棒は最強だとか。


 人は彼の事をこう呼ぶ。
 スタイリッシュ武器屋と。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ