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東方知らない人・嫌いな人・魔理沙orパチェは俺の嫁って人はモッドーレボタンを押していただけると。
前編「きっかけ」
紅霧異変からしばらくしてから。
紅魔館大図書館で、「普通の魔法使い」霧雨 魔理沙は「動かない大図書館」パチュリー・ノーレッジの隣で、魔道書を読み耽っていた。そんな時、
「なあ、パチュリー」
「・・・なに?」
「・・・一緒に、外にでも出かけないか?」
「嫌よ」
「なんでだよ」
「私は明るいのが嫌いなの」
「そんなこと言わずに、さ?私と、庭でも一緒に行こうぜ」
「しつこいわね。嫌よ。何度言われようと行かないから。」

「そうか・・・。すまない、しつこくしちまって。」
そう言って、また魔理沙は魔道書に目を移した。

「じゃあ、私はもう帰るぜ」
「・・・お好きにどうぞ。私は気に止めたりしないから」
「あと、この魔道書、借りてくぜ」魔理沙は俯き、五冊ほどの魔道書を持ってきていた布袋にしまおうとした。そして、
「だめ。そればっかりは気に止めるわ」
パチュリーが手を伸ばした。
「もう家にあった分は、全部返したぜ」
俯いたままなので、パチュリーは魔理沙の顔を見られない。
「だからなんだって言うのよ」
「これ借りてかなかったら、お前のところに行く絶対な理由が、なくなっちまうじゃねえか」
いまだ俯く魔理沙がポツリと呟いた。
「・・・?」
その言葉がパチュリーには聞き取ることができず、小首をかしげた。
「ねえ、魔理沙。なんていったの?」
「・・・なんでも、ないぜ」
「そう・・・?とても、そういう風には見えないけれど」
 顔を上げると、魔理沙はいつもどおり、向日葵ひまわりの咲いたような笑顔で、
「どこが、何でもなさそうなんだ?ほら、私はこんなにも元気だぜ?」
 そういうと、本の詰まった袋を持ってくるくると回って見せた。
「そこが、なにかありそうなのよ、魔理沙。・・・何か、無理でもしてるんじゃないの?」
「じゃあな、パチュリー!」
本を持ったまま、扉から出ていった。
「あ、魔理沙!・・・・・・また、してやられた・・・。」
 パチュリーが『人を追いかける直前の構え』のまま、顔と肩だけをしょんぼりとさせていた。
しかし、その口元は、どこか悲しみや怒りとは違う、何か幸せを含んだような、そんな感じ。
「お茶をお持ちしたのに、魔理沙さん、出ていっちゃいましたよ?」
 魔理沙の出ていったその扉から現れたのは、赤い髪の小悪魔。大図書館の本のチェック、パチュリーの紅茶の準備など、主に紅魔館大図書館関連の仕事を一手に背負うえらい紅魔館の従者である。ただひとつ哀れむ点があるとすれば、
「いいのよ、小悪魔。」
名前が、ないこと。
そして、それを何とも思わないこと。
 春を伝えるだけのリリーホワイトだって、名前はある。
名もない子悪魔は、名が無い事への辛さも知らず、今まで百年近く紅魔館の中ですごしていた。
「じゃあ、この紅茶、私がもらっておきま・・・」
「それはだめ。レミィを呼んできて頂戴。」
「・・・はぁい。」
「主人に返事をするときはもっとはっきり。間の抜けた声は人を不快にするわ」
「はい、わかりました、パチュリー様。」

そしてしばらくして。
「パチェ、呼んだ?」
 紅めの服を身にまとった、銀髪の少女・・・否。幼女が図書館の扉をたたいた。
「どうぞ、レミィ。遅かったじゃないの」
 彼女の名は、レミリア・スカーレット。彼女こそ、この紅魔館の主である。
「ごめんごめん。ちょっと白黒を追い出すのに手間取っちゃって」
「あなたらしくもないわね、レミィ。はい、紅茶」
 パチュリーはおもむろにティーカップをレミリアに差し出した。
「そうかしら。あの白黒、相当強くなってるわよ。霧の異変以来」
 レミリアは紅茶を受け取り、口にする。
「私の書斎で本を読んでるのよ?弾幕ごっこが強くなって当然」
「うっわ、この紅茶冷めてるわ。咲夜!入れなおしてきて頂戴!・・・ずいぶんな自信ねぇ」
 レミリアが言うや否や、ティーカップ消失。
「お嬢様、紅茶をお持ちしました」
 唐突に銀髪のメイドが現れ、消失したティーカップに湯気の立つ紅茶を淹れて来た。
「ありがと、下がっていいわよ咲夜」
「失礼いたします、お嬢様」
 咲夜と呼ばれたメイドは、紅魔館のメイド長。
主人であるレミリアの身の回りの世話はもちろんの事、紅魔館の顔としての役目もきっちり果たして、しかし決して主人に対し過度に自慢することも無い。いわば「完全で瀟洒なメイド」というやつである。
「ところで、レミィ」
 パチュリーが呼び出した理由は、ただ一緒に紅茶を飲むためではない。
「なに?パチェ。そんなに改まって」
「ちょっと、相談があるの」







To Be Continued・・・
2008/5/2 修正。
るいーじさん、ご指摘どうもです。
なにぶん三月精読んでないもので・・・ショップがないのです。
こんどあまぞんあたりで買って読みますから許してください


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