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二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む 作者:木塚ネロ

第一章 

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プロローグ


人生最後の瞬間まで騙され続けて終える人生は、きっと幸せなものなのだと思うのです。

幸福なまま、幸福だと思ったままの人生はその裏側を知らずにいれば幸せな結末で結ばれている。

それは、まるでおとぎ話の世界のような、幸せな結末。

死んでしまった人間は、それから続く物語のことなど知るすべはないのだから。

 だから、

 …………だけど。

 今の私は、それでも知ることが出来て良かったと思うのです。

 地面が崩れ落ちた地の底で、あたしはまだ生きているです。

 あぁ、結局はどちらでも構わないのでしょう。
 最初から、ただそれだけのおはなしだったのです。

 人間だろうと化物だろうと変わっていようと変わっていまいと、
 壊れた私の心のかけらがそれでもやれと叫んでいる。

取り返せない幸せを、起こってしまった理不尽を。
奪い尽くされた尊厳を、突き落とされた地獄の底を。

それでもなお、壊れた嗤いで贖わせるだけの時間が、まだ私にはあるのです。

 だから私は、ひび割れ砕けた寄せ集めの心でそれでも世界を嗤う、その手を取ったのです。

 …………たとえそれが、悪魔のような道だとしても。
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