第十六話、渚が参戦
終わった・・・
命はそう思った。
どうして?
ゴザレスの破壊の一撃、それで左の肩が潰された。そして気がついた。
自分は優しいんじゃない弱いだけなんだってでももう終わりだ。
ツヴァイになんて言おう?あげはにはなんて言う?
そうか・・・考える必要ないんだ。どうせ死ぬんだから
「命・・・命!」
あげはが呼んでる。
「命!早く起きろよ!」
ツヴァイも呼んでる。
「いい加減に・・・しなさい」
バチン!
あげはは命の頬を叩いた。
「うっ!」
命は飛び起きた。
「あれっ!あげは?どうしてここに?」
「どうしてってここに倒れていたんじゃない」
「そう・・・ですか」
「それより左肩、大丈夫?」
左肩、そうだゴザレスにやられたんだ
「ちょっとつらいです・・・でもこんな程度、大丈夫です」
命は左肩を押さえながら立ち上がる。
「どこいくの?」
「すぐ帰って来ます。だから少し待っててください」
そういい残して命はある場所に向かった。
「やぁ、命君どうしたんだ?」
命が向かったのはある神社
ここに来た理由はある人に会うため
それは大きな書物を持った少年
「僕を・・・僕を一週間で強くしてください」
「う〜ん、いいけどその肩で大丈夫?」
書物を抱えた少年は命の肩を指差した。
「こんな怪我・・・大丈夫です。」
「分かった、あっちで待っててくれる?」
「はい」
命は指定された場所へ向かった。
「君もしつこいね、一ノ瀬渚今は命君の物語の途中だよ?」
「関係ねぇ、お前を倒せれば」
渚はゼロカリバーを構える。
「なんでかな、せっかくこの後の物語のために力を貸してあげようとしてるのに」
「力を貸す?お前が?」
「そうだよ、どうせ君だけじゃ僕は倒せないし」
「じゃあ、なんで力を貸す?」
「さぁね、気まぐれかな」
「お前の事信じるからな」
そのまま渚は消え去った。
「さぁて、命君の所に行こうか」
神社の裏にある滝
命はそこで立って居た。
「ごめんね、待たせて」
「では僕を強くしてください」
「そうだね、じゃあまず」
ゆっくり指を滝に向ける。
「あの滝を逆流させて」
「分かりました。行きますよツヴァイ」
命は剣を召喚して滝に向かって剣を振るう
「さぁ、がんばってね早く物語りを終わらせる為に」
命に聞こえないように書物を抱え呟いた。
その頃あげはは・・・
「またねぇ〜」
友達と別れ帰路に着いていた。だがその道中・・・
「こいつが雪村あげはか・・・」
あげはの前にゴザレスが立ちはだかる
「い、いや」
怯えるあげは、ゴザレスは問答無用にあげはを掴もうとする。
その瞬間、ゴザレスの腕が切断された。黒い血が辺りに吹き出る
「ぐぅぅぅっ」
その男は剣を担いだ。
「ちっ、こんな程度の相手に何手間取ってるんだよ」
ゴザレスの腕を切断したのは渚だった。
「まだ、ゼダンの方が強いぜ」
そう言うとゴザレスが反応した。
「お前がゼダンを倒したのか?」
「ああ、そうだよ」
渚は平然と答えた。
「貴様!許さんぞ!」
ゴザレスは渚との間合いを詰め、片手で金棒を振った。
「ゼロ、頼むぜ」
「おうよ!」
渚の持つ剣・ゼロカリバーが淡い光を解き放ち一瞬でゴザレスを飲み込む
「があぁぁぁぁ!」
ゴザレスは断末魔を上げ、金棒を残して消えた・・・
「あーあ、無駄な力使った」
ゼロを突き刺して渚はその場に倒れこむ。
「あ、あの」
あげはは遠慮気に渚に話かける
「何?」
「その力、命と同じですよね?」
「命?あ〜あいつなら神社に居るよ」
「あっありがとうございます」
あげはは渚に一礼して家急いだ
「なぁ、渚ほんとにこんな事していいのか?」
ゼロは戸惑いながらも尋ねる
「分かってるだから俺らがやれるのはここまでだ、本命を倒すのは命って奴だ」
渚は空を呆然と眺め答えた。 |