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Love Flavor -bitter love song- 作者:栗栖紗那
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011 : "話題?"

「そや」
 ゴールデンウィーク明け、体育祭も間近に迫ったころ、唐突に美汐ちゃんが質問してきた。
「胡桃崎先輩とは、あと後進展あったんかいな?」
「げほぉ!」
 危うく、飲みかけのお茶を口から噴き出すところだった。だが、変にこらえたせいで気管に入ってむせそうなったが。
「す、すまへんな」
 さすがにタイミングが悪かったと思ったのか、美汐ちゃんは謝るが、それにしたって唐突だし、第一ワケがわからない。
 それを表情からくみ取ったのか、
「いやな? さすがにあれからひと月以上経つわけやし、なんかあらへんのかなーって」
「あるワケないでしょっ。そもそも会う理由ないし」
 正直に言えば、なにもなかったワケではない。とはいえ、それも二週間ぐらい前の話で、それから会ってすらいない。
「部活あるし、刹那先輩に会うことあっても、胡桃崎先輩には会ってないよ」
「なんや、つまらへんの……」
 本気でつまらなさそうな顔をされた。
「あたしは美汐ちゃんの娯楽の為に生きてるんじゃありません」
 ぴしゃりと言い放つ。
 そこへ、高音ちゃんが便乗するように、
「シオ、生きてることが見世物になるのは、シオぐらい、だよ?」
 なんてことを言うものだから、美汐ちゃんは顔を真っ赤にして、腕を振り回し、
「きぃぃいぃぃっ! そんなことあらへんもんね!!」
 いい見世物になっていた。
「まあ、仲がどうとか、そういうのはまあ、紗夜ちんの問題やし、なにもいうことはあらへんのやけれども」
 見世物の自覚が出たのか、咳払いしてごまかしてから真面目な調子で言う。
「だったら、最初から言わなきゃいいじゃない」
 にやりと笑われた。真面目な調子は一秒も続かないらしい。
「そりゃ、紗夜ちんはわしがからかうために生きとるからな!」
「さっき違うって言ったばかりなんだどなー……」
 会話が堂々巡りに陥りそうだったので、先を渋々促すと、
「最近話題になっとるで、あの先輩」
「話題?」
 ここ最近は刹那先輩にもあっていないし、部活帰りはまっすぐ帰るばかりで、あまり遊んでもいなかった。ゴールデンウィーク中も、高音ちゃんだけが一度会ったきり、紗夜自身は先輩にあっていなかったのもあって、とんと縁がなく、噂も耳には入っていなかった。
「そそ。あの先輩たち、なにやら路上ライブなんてものやってるらしいで?」
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