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 相変わらずの妄想です。誤字脱字や、意味が分からない表現なども見受けられると思いますが、ご了承ぐたさい。
????編
重ねに重ねた日々
――天魔・おーちゃん・乱治・三者首脳会談――


・見学
→チルノ・邪々丸・大天狗三人衆・老鬼三人衆・天魔の嫁さん

・遅刻
→鬼神・現役鬼の四天王三人



 湖の岬にて現在、二十人近いメンバーが円となってその場に座り込んでいる。特に天魔とおーちゃん……と何故か俺は、例の氷像の前に座り、今後の鬼と天狗の関係について話を進めていた訳なのだが……なーんかめっさ竹林組みに睨まれてる。
 や、分かるよ気持ちは。得体の知れない人間が何故ボス面して場を仕切ってんだとね。その場で騒ぎ出さないのは、鬼神や現役四天王は何の不満も無さそうに俺の話を聞いてるから。というか竹林組みにとって鬼神らの存在は予想外だったろ。
 そもそも鬼神を筆頭に三人の現役四天王が森にいなかったから、竹林組みは今回の騒乱を計画したわけだ。それが話し合いが始まってからしばらくして「すまぬ、遅れた」とか吐かして飛び入り参加して来たもんだからもう天狗涙目。
 結局大多数の天狗が鬼の下に降るという事で話は進められてしまったのだから、更に天狗涙目。
 ただ悪魔で鬼は実力社会だからね。当然ここにいる面々はそれなりに実力はあるから、それなりの地位にありつけるだろう。ちなみに実力を表すとこんな感じ。



→鬼神>>天魔≧鬼の四天王・天魔の嫁さん≧老鬼三衆・大天狗三衆・チルノ≧邪々丸



 つかチルノ。お前どこまで進化すんだよと。
 まあこれは悪魔で現在の実力早見表。邪々丸なんて成長はこれからだろうし。



「鬼の下に着く事に関しては異論は無い。ただ我々天狗の総意として人間の下に着くと言うのは見過ごせない」

「うんうん、おそらくそれは言われると思った。だからさ天魔……少し黙れ」



 ゆっくり話し合ってもいいんだけど今の俺は気が立っている。隣の天魔の後頭部を一瞬で掴み地面に叩き付けるように押さえ込む。
 はっきり言って胸糞悪かった。話し合いを始めた時からずっと俺に敵意向けてんだもん。いくら寛大な俺でもおこっちゃうぞ(はーと)
 ごめん、調子乗ってた。唖然とした天狗達に向かって「やだな〜、気にせず話し合ってよ」と言ってニコニコしながら天魔を地面にぐりぐり。
 流石にブチ切れた大天狗三人+邪々丸が一斉に飛び掛かって来るも、甘い甘い。「フリッカー、フリッカー」と喋りながら空いてる左で軌道の読めないジャブを放つ。四人撃沈。話し合い一時中断。
 その後は天魔の奥さんが俺に謝罪を入れ、それを俺は受け入れた。なお、天魔の奥さんは非常に美人で聡明だった。羨ましい。

























 話し合いも漸く終わり、その後は皆さんと酒を飲み交わす。色々とあったけど、無事騒ぎが収まって本当に良かったと思う。
 あれから鬼が俺と言う存在について散々説明してくれたらしい。色々言ってた気がするけど鬼神より強い、って聞いたら天狗達は物凄く顔を青くしていた。ざまぁ。
 酒を飲んでいないのはチルノと邪々丸。何時の間に仲良くなったのか、チルノは現在邪々丸と天魔の氷像を新たに製作している。それを邪々丸は目を輝かせながら見ているから、チルノの手腕が如何に凄いか。
 おーちゃんはおーちゃんで、久々に再開した四天王三人や鬼神に可愛がられながら酒を飲んでいる。しかもあの鬼神がおーちゃんの頭を撫でるとか、俺初めて見たよ。
 で、俺はと言うと



「そして鬼神にこう言わせたんだ。『主、俺の負けでごわす』って。いや〜、二十三年前のど突き合いは盛り上がっけな」

「「「「ぶはははは!」」」」



 大天狗三人と天魔夫妻に鬼神の恥ずかしい迷言を暴露しながら酒を楽しんでる。「先の件。なにそれ?」的な感じで。
 途中、鬼神が雷を球体に圧縮したやつをぶっ放してきたが、軽く妖力込めた掌でナイスキャッチ。この程度なら能力なんて使う必要ないのだよ、ワトソン君。あ、俺の能力については鬼が既に説明済みね。




「らんち、らんち。見て、氷像“天狗大家族”!」



 邪々丸を中心にして、その両脇に天魔と嫁さん。その三人の前に大天狗三衆が、肩を組み胡座を掻きながら横並びに座った姿の氷像が、俺らの氷像の隣に新たに加わっていた。
 これには邪々丸はおろか、大天狗三人までが感激。「なんか暖かいなぁ」なんて何故か号泣しながらチルノにお礼を述べていた。
 ……家族ねぇ。俺にもいたよ、確かにいた。
 始めの内はふと思い出しては一人静かに泣いていたけど、あれから百年が経ったのだ。おーちゃんやチルノ、鬼神などと言った、俺にとって血や家族の繋がり以上に大切な存在が出来たから、寂しさなんてほとんど無い。
 いや、寂しいと思う事はあるか。だけどもう泣く事は無くなったな。



「あれ、どしたのらんち?」

「いや、何、やっぱり森はいいな〜、なんてな」



 ほんと、今が一番だよ。
























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 何度も何度も季節は巡り、流れるように月日は過ぎ行く。十年、百年、千年……と、それはもうあっという間に。
 俺に身近な妖怪達もこの長い長い年月を過ごして行った。妖怪達の寿命は非常に長く、鬼神などもう億単位で地上に君臨しているだとか。この段階でリアルえーりんとか、なにそれこわい。
 尤も俺も万単位の年齢を晴れて突破したわけだが、身近な存在だと俺は二番目に若い存在だ。ちなみに一番若いのは邪々丸改め邪々天だ。天魔も娘の事を半分は認めたらしく、名前の半分を渡して上げたそうだ。
 まあ、あいつも成長した訳だしね。身体的にも内面的にも。容姿はもうね、流石は天魔嫁の娘さね。色気マックスでさぁ。「うらめしや〜」的な幽霊が着ている白い着物?を着崩してきてるんだけど、目のやり場に困るから止めて欲しい。
 チルノ? あいつは変わらず幼いままだよ。ってもおそろしく賢くかつ強くなったけど。最近ではよく鬼や天狗やその他の妖怪達の相談役をして信頼を集めている。元祖カリスマはまさかのチルノだった。
 言い忘れてたけど今現在天狗達は全員この森に住んでいる。元々あの竹林じゃあ広さに限界があったのだ。故に何時かの大騒乱を引き起こし、森を侵略しようとしたわけらしい。返り討ちだったけど。



 そうそう、長い年月過ごしてきた訳だけど一番でかいニュースがある。おーちゃんと鬼神が結婚しました。
 大分前になるんだけど、一日単位で鬼神が「あれは大分美しくなったな」なんて自分に言ってくる時期があった。一ヶ月、一年位は黙って聞いてたんだけど、流石に五十年も同じ事を言われ続けてくると欝陶しくなる。だから俺は「いい加減夫婦の誓い立てろや!」なんて言ったんだけど……まさか次の日に二人が揃って「「夫婦になった」」なんて言いに来るとは思わなかった。

 その日の酒宴は本当に騒がしかった。
無礼講。酔っていなかったやつなんてほとんどいなかった。また、四天王の一人は「あいつ、大きくなって」なんてほろりとなんか零しながら酒を飲んでたりもして、非常に感慨深くもあった。俺?天魔の嫁さんナンパしてたらすげぇ形相した天魔に左頬を殴られた。久しぶり痛みを感じた。






 また、限りなく長い時の中で俺はある考えに至る。「刀とか使えたらかっけ〜」……何とも厨坊臭い発想だったけど、それを可能にしてしまうのが限界を越えた肉体と、長い長い年月。五百年経った頃になると“乱々流”という自分流の剣術を大成してしまった。
 呼び方に関しては“らんらんりゅう”だから。Mドナルドの人かは全く以って関係無い。
 ちなみにこの乱々流、なんと体術の部もある。伝承者は里の人間の一部+チルノ。妖怪への対抗手段として日々研鑽を重ねているらしい。
 というのもこの乱々流。自分で言うのも何だが非常に応用の利く剣・体術に仕上がってしまった。元々素人である俺が暴力的な時間を費やして昇華させた流派なのだ。時間さえ掛ければ誰でも独自の物が新たに構築出来る。かく言う俺も現在進行形で研鑽中だしね。 残念なのは武器としての刃物が人里には存在しないため、剣術を伝承出来ないこと。こちらはチルノ限定で、氷の刃を持たせて日々伝承中。あ、俺もチルノに作ってもらった刃を使っている。なんせ刀が無いもんだから、代用品を用いるしかなくてね。
 それでも流石はチルノと言った所だ。九千年使っても刃零れが無いとか、村正も真っ青っす。ただこれには理由があるらしく、どうやら刀の傷などは自動的に自身の妖力が使われて修復されてるから、何千年使っても平気なんだとか。



「分かったか、少年」

「よく分かりませんけど、一応あなたが限り無く人外の化け物に近い人間だと言う事が分かりました」



 そして現在。人里に住んでいる一人の青年が俺の住まいに遊びに来ている。
 そもそも前にこの青年が、例の穴付近にある果実を取りに来たのが事の発端だ。案の定図体のでかい妖怪に襲われていたため、しゃーないと思いながらもその妖怪に俺の縄張りであることを主張。
 大量の果実と酒とを引き換えに青年を助けた訳なのだが、「あなたの教えを乞いたい」なんて宣い、彼の青年はかれこれ三日は俺の小屋に居座っているのだ。
 人里では一応、森に住んでる武術の達人、で通っているのだが、どうも妖怪を前にしても悠然とした態度の俺に憧れを感じたらしい。「体験を語るだけでいい?」と言ったら「是非!」なんて返されたから、その覚悟ありと見て今までの俺の人生をピックアップして話しているのだ。



「というか青年、里に帰らなくていいのか?」

「いや、乱治さんの能力で俺を村に返してくださいよ」



 中々図々しいやつだな、なんて思いながら能力を発動しようとする。発動間際に「また来ます」って言われた時は冗談かと思ったのだが、次の日



「ごめんください」



 本当にまた来やがった。
























 そんなちょっとしたサプライズもあったものの、三十年もするとぱったりとその足音も途絶えてしまう。や、人間の寿命なんてそんなもの。特にこの時代ではそう珍しくないのだ。
 ただ……俺はどんなに気張ったて人間らしい。身近な者の“死”と言うのはいつまでたっても慣れるような物では無い。これは妖怪にとっては有り得ないことで、いつまでも俺が持ち得ていたい感情である。



「……ふぅ。俺も、歳食ったな」



 しみじみとそう思う、今日この頃である。


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