第六系統種 亜竜系
アウカルス
熱帯に生息する。全長4~5m。高さ1.8m。
がっしりとした強靭な後肢に比べて極端に短くて貧弱な前肢が特徴。
卵や幼体を餌にする。
アグスティニア
全長15m。木の葉を食べる。
とてもユニークな姿をした亜竜で、背中にある長い棒状の突起は2列に並んでおり、皮膚は「皮骨」と呼ばれる大きな骨の塊で鎧のように覆われている。
アクロカント
寒い地方に生息する肉食の亜竜。
全長12m。体重2~4トン。
ずんぐりした体をしていて、背中には肉質の膜に覆われた最大で60cmにも及ぶ棘状の突起が並んでいた。
他の大型の肉食恐竜と比較すると手や腕ががっしりとしており、指についた鉤爪は獲物を捕えるには十分なものである。
歯のサイズは大きいが、厚みがあまり無いので折れやすい。しかし、歯は折れてしまっても直ぐに新しい歯が同じ場所に生える。
アパトルス
全長23m。体重25~30トン。
体高が高く、胴体が大きい黒い草食の亜竜。寒い地方に生息していて、主に針葉樹林の葉を食べる。
強い靭帯を使って6mにも及ぶ、長い首を持ち上げている事と、後脚よりも前脚の方が長い事が特徴。
大きな体が外敵から身を守る為の最大の武器であるが、驚くべきはその成長スピードであり、生まれてから約13年で成体になる。特に幼体の時は一日で体重が15キロも増え、並外れた成長速度を見せる。
アロスドラゴ
全長5~6m。体重1トン程。
分かりやすい特徴である目の上の部分の突起は、特に何の役目もない装飾的な部位である。
全体的には典型的な獣脚類の肉食亜竜だが、頭がほっそりしていて、体長に対して体重が軽い。
走るのが速く、瞬間最高速度は時速250キロを超える。足裏にある肉球で大気を極度に圧縮して、立体的に宙を駆ける。風の属性魔法を走りの補助に使う。
群れで生活するという習性を持ち、自分たちより大きいモンスターにも集団で襲い掛かり、鋭い歯で噛み付くと頭を激しく振って肉を食いちぎる。
攻撃性が無いとはいえ、亜竜の中では珍しく属性魔法を使う為、他のモンスターにとっては厄介な存在であることは間違いない。
群れのリーダーは最も足の速い奴がなり、リーダーは常に群れの先頭を駆ける。
群れに新しい子供が産まれると、他の群れの子供と交換する『トレード』という儀式を行う。
群れが襲われると足の遅い雄から敵に砲弾のように突っ込んで、足留め兼囮になって子供や身重の雌が逃げる為の時間を捨て身で稼ごうとする。
アンキロス
全長10m。体重6~8トン。
体が大きい上に、背の部分にある甲冑のような骨の盾と無数の角が身を守り、頭部の骨もかなり厚みがあって硬いので、成長した個体であれば大型肉食モンスターでさえ、その殆どが攻撃を控える。
背部の骨質の盾の上にある無数の角以外に頭部にも大きな三角形の角が4本あり、鼻先の部分は鳥のくちばしのような形状になっているという特徴を持っている。1cm位の小さな歯が60本以上生えている口を使って、植物を噛み千切って食べる。
尾の先端には両側面に大きな棍棒のような骨が2つ付いており、この尾を使って相手を攻撃する。この尾はかなり重さがあるが、普段から地面におろさず、やや上に持ち上げた状態で暮らしている。
尚、この頭頂部から尾の先までを装甲で覆われた戦車のような亜竜は体重が重く、非常に歩く速度は遅いが、魔法すら弾く鎧の体と生命力の高さから死ににくく、大型モンスターにもダメージを与える事ができる武器を合わせ持っているので、武器の素材として重宝する。
アンペロルス
全長15~18m。草食。
首の長い亜竜の中では余り大きい方ではない。
背の部分には大小の骨質の装甲と、長い棘のような突起を備えている。
イグアノドン
全長10m。体重5トン。
草食の亜竜の中では珍しい、普段から二足歩行をする特徴を持つ。
頭部が大きく、その形は馬の頭のように細長く、植物をむしり取るのに適した角質で出来たくちばしを持っていた。また、多くの葉型の歯を持ち、かなり硬い植物でも噛み砕く事ができた。
イクチオルス
イルカのような流線型のフォルムの体を持った魚竜で、体には大きな背ビレがあり、四肢はヒレ脚となっている。ヒレ脚は前肢と後肢で大きさが異なっており、前肢はかなり大きいが後肢は非常に短く小さい。
尾ビレは垂直に立ち上がった半月系で、サメの尾ビレような形状をしており、皮膚は滑らかで口の中には肉食らしい小型の尖った歯が並んでいる。
全長2m程度とあまり大きくはなく、体重は90kg。
発達した大きな耳骨を持っていて、獲物となるアンモナイトやイカなどの小さな海生生物が起こす小さな振動を感知して狩りを行っている。
卵を腹の中で孵化させる卵胎生である。
ヴェロキラプトル
全長1.5~2m。体重16kg。
猛禽類の鉤爪のような形状の手足と細長い頭部に比例したワニのように長い口、その中に並んでいる細かく鋭利な牙が特徴。
小型ながら残忍なハンターで、主に卵や幼い子供などを狙って捕食する。
小型である為、大型の恐竜にとっては脅威ではないが、素早い上に集団で行動し、頭が良く、視力が優れている為、卵を持つモンスターや多くの動物にとって油断のならない怖い存在である。
人里まで出てくると、家に入り込んで赤子を連れ去るぐらいのことはしでかす。
エラスモス
全長14m。体重25トン。
特徴は頭部が小さく、首が長い事で、全長の約半分を首が占めている。
泳ぐ際にはこの長い首がやや不利に働く事から、速く泳ぐ際にはできるだけ真っ直ぐに伸ばして泳ぐ事によって水の抵抗を減らす。
獲物を捕まえる際は、長い首を最大限に使って近くに泳いでる魚などを無数に生えている円錐形の歯でしっかりと捕らえて食べる。
オウラノス
全長7m。体重4トン。
頭部が細長く、先端の口の部分は嘴になっているが、口の中には多くの歯が並んでいる。また、キリンと同じように植物を食べる際に便利な長い舌を持っている。
背中に最大で1mに達する突起があり、そこに皮膚が覆われて帆のような形になった部分がある。また、その帆のような部分は熱を放出し、体温を調節する役目を持っていて、その仕組みは帆のような皮膚の中を血液が多く走っており、それを空気にさらして冷やすというもの。
シーサーペント
海に生息する、竜に似た見た目を持った細長く巨大な体を持つ肉食のモンスター。
背中にコブがあり、ギザギザのある小さな突起が付いて、首の後ろには毛が生えている。
大きさは6m~12m。