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種族資料  作者: 月雪 銀狼
系統別
11/26

第六系統種 節足系

異世界のモンスターなので、元々のサイズが地球上に生息する元となった生物の普通よりも大きいです。……例えばアリの標準サイズが人の赤ちゃんと同じくらいだったり。


虫共は、南に行くほど体がさらに大きくなる傾向にあるらしい。


※地球上の生物と同じ生き物もちゃんと生息してます。ただし、モンスターではないという設定なのでここには書きませんけど……。


大ムカデ

 単なる巨大なムカデだが、同一サイズで自然界の覇者だった生命力と大アゴの殺傷力は非常に高い。毒は退化した模様。


パンドスケーター

 別名、水黽(アメンボ)

 長い脚を持ち、水上生活をする。熱帯から亜寒帯まで広く分布し、小さな水たまりから池、湖、川、海まで様々な水面に生息する。 臭腺を持っており、捕えると飴のような匂いを放つ。 6本の脚があるが、中脚と後脚が細長く発達しており、前脚は短い。脚全体に細かい毛が密生し ており、水の表面張力を利用して水面上に立ち、 自由に移動する。また、脚以外の全身も水を弾く。主に前脚と後脚の計4本で身体を支え、中脚で水面を蹴り、滑るように移動する。水面の蹴り方によっては素早いジャンプもできる。

 幼虫・成虫とも肉食性で、獲物に口吻を突き刺し消化液を注入して、消化された液体を吸汁する。獲物を探す際は、獲物が水面で動いた時に発生する小さな水面波を感知して獲物の位置を掴む。そのためアメンボがい る水面を指で軽く叩くなどして波紋を作ると、アメンボは波紋の中心に近寄ってくる。

 卵は水面付近の石や植物などに産みつける。

 5年で成虫になり、成虫の寿命は平均すると1~数ヶ月程度。


ソルジャーアント

 別名、(アリ)

 熱帯から冷帯まで、砂漠・草原・森林など陸上のあらゆる地域に分布する。 役割や色違いなどで名前が違い、全てを含めると世界で1万種以上存在する。基本的にクイーンアントを頂点とした大規模な群れを作り独自の社会を持つ。

 体はおおむね円筒形で細長く、頭部、胸部、腹部のそれぞれの間が くびれ、大きく動かすことができる。腹部の前方の節が細くくびれて柄のようになった「腹柄節」はアリだけにある器官であり、狭い穴の中での生活に適応すべく役割を果たしている。


ナーシィングアント

 別名、アリ

 ソルジャーアントが兵士なら、ナーシィングアントは召し使いのようなもの。世界中の何処にでもいて、クイーンアントやエルダストアントの世話をしている。


モス

 別名、()

 幼虫は植物を食べる。

 成虫の4枚の翅は鱗粉や毛でおおわれる。触角は先端がふくらまず、糸状や羽毛状の種類が多い。 成虫の口はストロー状に細長く伸びており口吻と呼ばれる。花の蜜や樹液、果汁など水分を吸うのに適している。

 夜に行動する。


イフェメラ

 別名、蜉蝣(カゲロウ)

 成虫は細長い体で、弱々しい。

 3個の単眼と、よく発達した1対の複眼が頭のかなりの部分を占める。特にオスの複眼は大きく、上下2段に分かれた複眼のうち、上の複眼が巨大な円柱型になる特有の目を持つ。形から「ターバン眼」と呼ばれる。

 触角は短い。口の構造は退化的で、通常は摂食機能はない。

 胸部は前胸・中胸・後胸の3節からなる。中胸と後胸にはそれぞれ1対ずつ、計2対の翅があり、前翅が大きく後翅が小さい。止まるときは、翅を背中合わせに垂直に立てる。

 脚はきゃしゃで細長く、特に前脚は長く発達しており、止まっている時に前脚を前方の空中に突き出すようにする。

 腹部は細長く10節からなり、後方へ向かって細まる。オスの腹面第9節には、交尾の際にメスを挟む把持子はじしと呼ばれる生殖肢があり、メスの腹面第8節には生殖口があるが、産卵管などは持たない。腹部後端には2本または3本の繊細な 長い尾(尾毛)を持っている。オスは川面などの上空で群飛し、スーっと上昇したあとフワフワと下降するような飛翔を繰り返し、この集団中にメスが来ると、長い前脚でメスを捉え、そのまま群から離れて交尾する。成虫は餌を取らず、水中に産卵すると死ぬ。

 幼虫はすべて水中で生活し、多くは川の比較的きれいな流域に生息するが、湖沼や浅い池、水田など止水域に棲むものもある。時に汽水域でも見られることがあるが、海生種は知られていない。


マンティス

 別名、蟷螂(カマキリ)

 他の小動物を捕食する肉食性。

 生息域は熱帯や亜熱帯。

 体は前後に細長い。6本の脚のうち、前脚が鎌状に変化し、多数の棘がある。頭部は逆三角形で、2つの複眼と大顎が発達する。前胸は長く、頭部と前胸の境目は柔らかいため、頭部だけを広角に動かすことができる。触角は毛髪状で細長く、中脚と後脚も細長い。

 羽はあるが、飛行が苦手。

 雄は雌と交尾をし、体力を使いきって最後に交尾した雌の餌になる。


カッターマンティス

 鋭い鎌を持つ巨大カマキリ。

 剥ぎ取り部位である鎌は頑丈なのでそのまま道具に加工出来たりする。


スティンクバグ

 別名、椿象(カメムシ)

 頭部は三角形で、細長い触角がある。複眼は頭部の基部の左右に突き出ている。前胸は左右に張りだし、肩のように角をもっていて、そこから後方の羽根に覆われた胴体は後ろすぼみになっている。前羽根は基部の半ばまでは固く厚くなり、先だけが膜状になる。この羽根の先だけを左右を重ねるように、胴体の背面に折り重ねて畳む。左右の翅の基部の間は、背中が三角に見えており、この部分は厚くなって、後翅は前翅の下に折り込まれる。

 口器はストローのような形で、頭の下側に折り込まれている。足は三対で特に特徴はない。一部の地域では、後ろ足が太くて刺があったりといった発達が雄に見られる場合がある。

 卵は円筒形で、上端が丸い蓋になり、片端に蝶番がある。孵化の時は、この蓋を押し開けるようにして、幼虫が出てくる。


カックロウチ

 別名、ゴキブリ

 ちなみにゴキブリの語源は御器噛り(ゴキカブリ)。残飯だけでなく椀(御器)までかじってしまう勢いからだそうです。

 全身が上から押しつぶされたように平たく、狭い場所に潜むのに都合がよい体型をしている。頭部は胸部の下に隠れる。口には大あごがあり、食物をかじって食べる。複眼の機能はあまり良くないが、長い触角と尾部の尾毛びもうがよく発達し、暗い環境下でも周囲の食物や天敵の存在を敏感に察知する。脚がよく発達し、走るのが速い。

 主に熱帯雨林を始めとした熱帯地域に生息していて、昼間は物影や湿気の多い場所にひそみ、夜になると出歩いて菌類、樹液、朽ち木、動物の死骸や糞などを食べる雑食性のモンスター。



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