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Half-Devil-Sisters〜半魔な妹〜
作:十叶 ひかる



第3話 〜行〜


「・・・リョウ、おきろ」

・・・ん?
この家に俺以外の人間っていたっけ?
親父たちは海外だし・・・
俺に兄弟なんて・・・

「・・・リョウ・・・うぅ・・・」

・・・あ、思い出した・・・

「・・・おはよう。シフォンちゃん。」

「・・・あ、起きた・・・」

えぇ。そりゃ起きますとも。

・・・布団の、いや、僕の上に乗られてたら。
シフォンちゃん。
・・・そこはまずい。
馬乗りはまずいって。
思春期の男子特有の現象が起こってるため、早急にどいてもらえると嬉しいんだけど・・・

・・・あ、どいてくれた。ありがとう。助かったよ。
いろんな意味で。

「・・・ごはん、つくって」

「うん。着替えてすぐ行くから、下で待っててよ。」

シフォンちゃんはこくん、とうなずくと、とてとてっと出ていってしまった。

さてさて。
着替えないと。

・・・あ、ワイシャツ、くしゃくしゃだ・・・
昨日洗濯しわすれたんだったな・・・

新しいのあるし、いいかぁ。
さて。制服に着替えたし、ごはん作らなきゃ。


階段を降りていく。
途中、起き抜けという事もあり、階段でふらつき、落ちそうになった。


「さ、どうぞ」

「・・・ありがとう」

今日の朝ごはんはベーコンに、スクランブルエッグ。そして白米。

洋食と和食を混ぜた感じ。
シフォンちゃんはそれをまた、ぱくりぱくりとすこしづつ食べていく。
・・・可愛いなぁ・・・
僕と同い年とは思えないな。
背も相当低いし、顔もまだ幼さが残る。
これで16か・・・

「・・・リョウ、食べないの?」

「ん?あ、あぁ、食べるよ。うん」

考え事していてすっかりごはんの事を忘れてたよ。
早く食べて学校行かなきゃ。
今日はシフォンちゃんの転入手続きとかで忙しいからね。







「じゃあ、行こうか?制服とかはまだないからいいよね。」

一通り洗い物とか洗濯物とかを済ませて、今玄関にいる。
・・・洗濯物はきつかったなぁ・・・
だってさ?妹になったとは言え、年頃の男が年頃の女の子の服を洗うっていうのはなかなか抵抗があるわけで・・・
その、特に、あの・・・ぱ、ぱんつ、とか・・・

いっ、いやっ、決してやましい気持ちは無いぞ!?
・・・って、僕は誰に弁明してるんだ・・・?

「・・・行かないの?」

「あっ、あぁ、行こうか。」

シフォンちゃんを隣に、歩き出す。
シフォンちゃんは昨日とはデザインは違えど、おんなじような黒いゴスロリの服を着ている。
・・・夏が近いのに、この日差しの中暑くないのかな?

「ねぇ、シフォンちゃん。」

「・・・どうしたの?」

「その服、暑くないの?日光の熱を吸収して暑くなりそうなんだけど・・・」

でも、みる限りでは汗はかいてない。
・・・なんで?
僕でさえ汗をかいているというのに!

「・・・半魔、だから。このくらいなら大丈夫。」

・・・さいですか。

「ま、まぁ、暑くないならいいんだけどね。・・・さ、行こうか」

「・・・ありがと」

「ん?何か言った?」

「・・・なにも」







「じゃあ、僕は教室に行ってるから。ここにいれば誰か先生がきて指示してくれるよ。じゃ、また後で・・・ね?」

おや?何かに引っ張られて前に進めない。
後ろを振り替えると、僕のワイシャツを掴んでいるシフォンちゃん。
あっ、そんなに強く引っ張ったら伸びちゃうよ?あぁ、すでにシワになってる・・・

「・・・ど、どうしたの?」

「・・・一緒に、いて」

うっ、上目使い!?

や、やばいっ!やヴぁいよ僕の自制心!
心が揺れる!

「・・・わ、わかった。一緒にいるよ・・・」

・・・負けました。
何かいろいろなモノに・・・







「で?この娘は君の妹さんで、教科書やら制服やら一式ほしいってことね?」

「あ、はい。」

目の前にいるのは、一応、うちの担任。
見た目は・・・まぁ、小さい。
自称、グラマーなおねぇさん・・・らしい。
・・・夜歩いてたら補導されそうだと思うのは僕だけじゃないと思う。

「うるさぁいっ!」

「えっ!?なに!?僕の心の声にツッコミ!?」

「・・・ぜんぶ、しゃべってた・・・」

えっうそっ

「リョウ君のばかぁー」

「いたっ!いたい!いたいよ!」

手当たり次第にあるものを投げてくる。
あ、ちなみに先生の名前は吉田 佐知子〈ヨシダサチコ〉ですよ。

「誰に説明してんのよぉぉぉぉぉっ!」

「ちょっ!あぶなっ!さっちー!ハサミはまずい!刺さるよ!ちょっ!コンパスもまずいから!」

「誰が独身よっ!いいわよっ!独身万歳よっ!売れ残ったっていいじゃない!果物も女も腐る前が食べ頃よっ!」

「ちょっ!僕そんな事言ってないから!だから危ないっ!あっ!教科書は投げないで!角が痛いから!」

だめだ。止まらないよ。
あ、そうだ。

(シフォンちゃん?邪眼使ってさっちー止めて?)

これぞ秘技アイコンタクト。

(・・・むり。)

あ、通じた。
まずはそこにびっくりだ。
・・・って、なんで?

「リョウ君死ねぇぇぇぇぇぇっ!」

「うげはっ」

僕のおでこに刺さる(?)教科書。

おお・・・せ、世界が回っているよ!
僕を中心として世界が回っているよ!
あははっ!僕は新世界の神になるんだー

「・・・リョウ?」

「はっ!?」

危ない危ない。
危うく別の世界にトリップしてしまうところだったよ。

「リョーーーウーーーくーーーん?」

「まだ怒りは顕在!?」

やばいっ!
さすがに僕と言えどこれ以上は相手してらんない!

「じゃっ!さっちー!準備よろしくね!シフォンちゃん!そのさっちーにしたがってね!」

「そのさっちーって何だ!?」

さっちーのツッコミの声が聞こえてきたが、ここで立ち止まったら僕は死ぬかもしれない。
そういう訳でそのまま走り去った。
僕はこのまま教室まで行って授業を受けさせて頂こう。

と、いうより、ホームルームの時にシフォンちゃんの紹介があると思うし。




・・・つかれた。
なんで僕は朝からこんなに体力を浪費してるんだか・・・


はい。どうも。hikaruです。

誰か!僕にいきる活力を!評価、感想を!
ぜんぜんこなくて寂しい・・・
でっでは、hikaruでしたー






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