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姫勇者ラーニャ 作者:松宮星

黒くうつろなるもの

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ここらで一発! 人物紹介!

姫勇者ラーニャ
 私の事! 十八歳。黒髪、茶の瞳。ぴちぴちの処女の美少女!
 シャイナじゃ皇帝がM奴隷に名乗りをあげ、
 ジャポネじゃ三大魔法使いにナンパされちゃって、もう大変!
 これから北方! 一体、どんな人が私の魅力にひれ伏すのか。
 渋くて格好いい大人の男性希望! でなきゃM奴隷向け美女!
 でも、ごめんなさい。私にはもう心に決めた男性が……
 好きなモノ断ちであんま考えないようにしてるけど、
 大好きなお父様をM奴隷とするのが夢なの!
 その為にも、姫勇者としてとっとと大魔王倒さなくっちゃ!
『勇者の剣』との仲は悪いけどね。重たいのよ、クソ馬鹿剣。
 軽いのは魔族との戦闘中だけなんで、
 普段は、ばかデカイ義弟に背負わせてる。 
 私、共感能力者(エンパシー)で『勇者の剣』と相性はいいらしい。
 時々、勝手に剣の魔法が発動する。結界とか移動魔法とか。
 最近、魔族の気配がわかるようになったのも、剣のおかげかな?
 便利だからいいけど。
 本当の家族は父ジライ、母セレス、弟アーメット。


忍者アーメット
 私の弟! 十六歳。金髪、青い瞳。
 第二王子だったけど、十歳の時、病死って事にして忍者になった。
 ちょっと鈍感だけど、我慢強くて、根は素直。
 私の影武者として、たまに『姫勇者』になってる。
 両手剣の腕前はヘボいのに、『勇者の剣』の重量が並の大剣並って
 どういうこと? ずるい! 男ってだけでヒイキして、馬鹿剣め!
 魔族戦では『虹の小剣』を使う事が多い。
 ガジュルシンとは影を務め始めた三年前からべったりだったけど
 旅に出てから急接近……もはや姉として直視できないレベル? 
 本人、友情だって信じてるあたり、救いようもない。
 ジライに傀儡の術をかけられていて、私生活マル覗かれで、
 いつ体を勝手に使われるかわかんないのは、かわいそう。
 北方では、ガジュルシンの召使役になっている。
 最近、恋をしてるらしい……って、誰に?


第一王子ガジュルシン
 私の義弟! 十六歳。黒髪、青い瞳。アーメットより一ヶ月月上。
 十歳にして帝王学まで修めた天才で、魔法も超天才らしい。
 世継ぎの王子のくせに、大伯父ナラカを止めるんだって
 はりきっちゃってインディラ寺院代表として一行に加わる。
 ナラカの能力を封印する魔法が使えるんだって。
 普段は分身を一行に同行させてて本人はインディラの総本山に
 いる。移動魔法ですぐに合流できるからいいけどね。
 気が弱くて病弱。でも、交渉の時はけっこう図太くて、
 お偉いさんとの交渉は代わってやってくれる。
 ジャポネで姫巫女こと白蛇神と相互主従の契約を結んだので
 いつでもどこでも白粉女を呼び出せるらしい。
 最近、アーメットとのベタベタがひどくなった。
 アーメットがそばにいると落ち着くって、何で?
 キモいが、姫巫女とイチャイチャされるよりはマシ。
 ブラコンで、実弟に過保護ぎみなんで、
 神の封印のことで、けっこう動揺してるっぽい。


第三王子ガジャクティン
 私のくそ生意気な義弟! ええ、わかったわよ、認めるわよ、
 顔も体格も声も、お父様に似てるって!
 でも、最近とみにかわいくない! アジンエンデが好きな癖に
 友達だって言い張るし、神の封印の事で心配してあげたら
 うるさがるし、舌うちまでしやがって!
 子供の時に強大な力を神様に捧げちゃったらしい。
 その力を取り返そうとすると……死ぬかもしれない。
 肉体は十六歳以上だけど、中身は十四のガキなんだから、
 無茶して死ぬんじゃないわよ、馬鹿。
 カルヴェル様から魔力を増幅する腕輪・足輪をもらったから
 前より魔法が使えるようになってる。結界魔法とか。
 何かどんどん優秀になってって、ムカつく。
『勇者の剣』から愛されていていつも空気並の重さとか、
 武闘全般が上手いとか、私より年下のくせに世界中の言語が
 ペラペラとか……もう許せん、勇者おたく。
 カルヴェル様から借りた『雷神の槍』を使っている。


アジの現王(?)アジンエンデ
 赤毛の戦士アジャンの娘。赤毛、緑の瞳。ケルティ人。十九才!
 きつい顔立ちの美女! 現在は女奴隷戦士(設定萌えっ)!
 ハリの跡継ぎハリハラルドと離婚した×イチ。だけど、処女。
 もと舅のハリハールブダン上皇から贈られた、
 呪の赤い鎧四点セットのせいで半裸状態を強要されている。
 ので、その上から服を着ている。恥しい外見のわりには
 優秀な鎧で、たいていの攻撃はふせいでくれる。
『極光の剣』に選ばれた理由をずっと探していた。
 行方不明の父を探す為に私達と旅をしてたんだけど
 バカ蛇のせいで深い眠りに落ちてしまった。
 今、一行を離れ、インディラ後宮にいる。


忍者ジライ
 変態忍者。私のストーカー。白子。『ムラクモ』の使い手。
 インディラ王宮付き忍者の忍者頭。
 お母様と私にはMで、他の人にはドS。
 アジンエンデが白蛇に体をとられて眠りこんだのも、
 ジライのキスがきっかけ! 馬鹿!
 約二十年前、魔に堕した僧侶ナラカを殺さないで見逃してた。
 あんたなんか従者失格!


格闘家シャオロン
 お母様のもと従者。シャイナ人、黒髪、黒目。霊感が強い。
『龍の爪』の使い手。閑村の村長さん。妻帯者。
 にっこり笑顔の似合う爽やかな人なんだけど、なにげに
 人使いが荒いし、伝えるべき事はきつい事でも遠慮なく言う。
 シャイナ皇宮で皇帝に仕えてたんだけど、めでたく
 姫勇者一行に復帰! やった〜! おかえりなさい!


+ + + + + + +


『勇者の剣』
 不死身のケルベゾールドを葬れる唯一の武器。
 初代勇者ラグヴェイがエウロペ神より賜った聖なる武器。
 話す事こそできないが、剣には思考能力や感情があり、
 好き嫌いの激しい気分屋らしい。
 超我ままで意地悪。恋する乙女や非処女が嫌いって
 あんた一体、何様よ! 私と性格がよく似てるって、
 僧侶ナラカは言ってたけど、絶対、嘘だと思う! 
 魔族が大嫌いってところだけは似てるけどね。
 勇者ラグヴェイの子孫しか剣を振るえない。
 勇者の子孫じゃなきゃ触れただけで雷を落とされるが、
 大魔術師カルヴェル様と僧侶ナラカ、その身内だけが
 例外で剣に触れて運ぶだけならOKとなってる。


『ムラクモ』
 ジライの刀。『小夜時雨(さよしぐれ)』とジライは呼んでる。
 非資格者だと刀を鞘から抜けない。
 正しい持ち手が振るうと、刀身から聖なる水の飛沫が飛ぶ。


『雷神の槍』
 ガジャクティンの両手槍。カルヴェル様からの借り物。
 槍の名手以外の人が触れると雷撃を放つ。
 先端を向け『雷よ、来たれ』と叫ぶと対象に雷を落とす。 


『極光の剣』
 アジンエンデの両手剣。
 アジの部族王が代々受け継いできた、神との契約の証。
 非資格者が柄に触れると抵抗する。掌を焼いたり、
 雷を落としたり。聖なる武器って性格悪いのばっか。


『虹の小剣』
 お母様がカルヴェル様から結婚祝いにいただいた小剣。
 私かアーメットが使うことが多い。
 装備条件は美貌! 美しくないと鞘から抜けない。


『龍の爪』
 シャオロンの爪武器。右手用のみ装備している。
 左手用の爪はジャポネの龍神湖にある。
 龍神湖の龍と共鳴できると爪が振るえるらしい。 
 精神を集中すると爪から、聖水を放てたり、
 竜巻を生み出せたりする。


『聖王の剣』『エルフの弓』
 カルヴェル様所有の聖なる武器。


+ + + + + + +


十二代目国王ナーダ
 もとインディラ教大僧正候補! 現在は国王! 五十歳! 
 落ち着いた黒髪に、理知的な青い瞳……
 名君として民から慕われていて、信仰心に篤くて、
 武闘僧時代と変わらない輝かしい肉体で、魔法も超一流で、
 芸術にも理解が深くて、誰にでもお優しくて、
 包容力にあふれていて、とても涼しげでお美しいのに……
 お母様のM奴隷なのよ! ああああ、もう素敵!
 アジンエンデの治癒をお願いしている。
 忍者ガルバが死んでないと知って、かなりお冠らしい。


もと女勇者セレス
 後宮のお立場はお父様の第一夫人だけど、本当はお母様がご主人様。
 愛をもって鞭をふるう女王様なの! インディラの真の支配者!
 ジライが第一の奴隷で、お父様もウシャス様もお母様の奴隷!
 金髪、碧眼、ナイスバディ。
 お母様も、昔は『勇者の剣』のわがままにふりまわされていたみたい。
 お母様も共感能力者(エンパシー)だけど、私の方が能力が高いらしい。


第二夫人ウシャス
 ガジュルシンとガジャクティンのお母さん。M奴隷。
 万事控えめの良き妻、良き母で、お父様との仲もいい。
 お父様好みのあまり凹凸のない体型。


第四王子ガジュルヤーマ
 一番下の義弟。八歳。ウシャス様と一緒に後宮にいるわ。


学者リオネル
 私の教育係。今はエウロペに戻ってグスタフ兄様の
 病気を治療する方法を調べている。
 木製の定規で机を叩くのが癖で、やたらガジャクティンと仲がいい、
 嫌ぁな勇者おたくだったわ……鼻眼鏡をしてた。


+ + + + + + +


大魔術師カルヴェル
 お母様の神聖魔法の師。十二代目勇者の曾おじい様と、
 十三代目勇者お母様の従者となって二度も大魔王を倒したのよ。
 ホホホと笑うのが好きな、当代随一の大魔術師様。
 ガジャクティンの肉体が十六歳になったのは
 カルヴェル様が失敗したせいらしいんだけど、何をどう失敗したんだか
 私は知らない。赤毛の戦士アジャンのことでいろいろ動いている。
 ガジャクティンからは尊敬され、ガジュルシンからは嫌われている。


赤毛の戦士アジャン
 もとお母様の従者。本名アジスタスフニル。四十七歳。
 赤毛、緑の瞳のちょっとかっこいいオジ様。
 アジ族に伝わる両手剣『極光の剣』の使い手だったんだけど、
 左腕を失って振るい手の資格を失ってしまった。
 神魔の器になれる優秀なシャーマンの為、彼の肉体が大魔王に
 奪われると、私が大ピンチになるみたい。
 現在、行方不明。合意の上で、僧侶ナラカに異次元空間に閉じ
 込めてもらって、何か修行してるっぽい。
 私に『勇者の剣』の使い方を教えてくれた。


勇者ランツ
 曾おじい様。『勇者の剣』から最も愛された、
 勇者史上最強の勇者だそうで、共感能力者(エンパシー)
 お母様が三つの時に亡くなった。


僧侶ナラカ
 勇者ランツのもと従者で、お父様の伯父なんだけど、
 今は魔族。でもって、大魔王かもしれない。
 すっごく髪が長くて、いけ好かないヤサ男。
 声はお父様にそっくり。影のガルバの病死を見過ごせず、
 魔に堕ち、迎えに行った。どんなに大事な人間だって
 魔に頼り、長らえさせるのは間違っている。
 シャイナやジャポネ、シルクドで何かたくらんでた。


忍者ガルバ
 お父様と、お父様のお母様、僧侶ナラカに仕えた忍者。
 お父様の即位後すぐに亡くなったって話だったのに、
 僧侶ナラカと駆け落ちしてたらしい。
 おじいちゃんだったんだけど、今はナラカから
 二十代の時の肉体を与えられている。
 昔、ジライに『ご老体』と呼ばれていた。


忍者ムジャ
 インディラ王宮付き忍者の副頭領。
 非常識なジライに振り回されている、かわいそうな常識人。
『姫勇者ラーニャ』の監修者。
 老忍者ガルバの子飼いの部下だったそうで、ガルバの死を
 偽ってお父様に報告した。ジライが北方だから、怒った
 お父様に本国に召還されたらしい。どこまでもかわいそう。


忍者クルグ
 インディラ忍者。シャイナの諜報機関の指導をしている。


忍者ヤルー
 インディラ忍者。お父様の影武者。外見はそっくり。
 普段は老人の姿で侍従をしている。


くノ一セーネ
 お母様の北方の旅に、ローラという名前で同行した。
 黒髪美人。変装してアジンエンデ役をやっている。


忍者ハンサ
 ガジュルシンのもと『影』のベテラン忍者。ガルバ子飼いの
 部下じゃなくって、正規教育で王宮付き忍者になったけっこうな
 手だれ。でも、わりと人情派。


+ + + + + + +


先王ルゴラゾグス
 バンキグの退位した王様。類人猿そっくりの巨体で、声が大きい。
 二代目勇者の従者ゲラスゴーラグン様の霊から
 聖なる武器『狂戦士の牙』を継いだ戦斧の達人。


戦士カラドミラヌ
 バンキグの戦士。『狂戦士の牙』の現在の振るい手。
 お父様を勝手に『心の友』扱いしている。
 昔、腕も未熟で、お父様にご迷惑ばかりかけてたくせに。
 お父様を尊敬して心酔してるみたいだから、大目に見てやろう。


勇者グスタフ
 お母様のお姉さまの子、私の従兄弟。二十四歳。侯爵家当主。
『勇者の剣』より認められた『今世の勇者』だったんだけど、
 勇者病にかかり指先から黒い模様が現れ始めている。 


ヤンセン
 お母様のお父様! つまり、私のおじい様!
 ちょっとお父様に似てて包容力にあふれる素敵なオ・ト・ナ。


インディラの大僧正
 インディラ教団のトップ。二百歳近いって本当?
 お父様がすっごく尊敬してるから、絶対、とっても偉い方。
 ガジュルシンのお師匠様。
 インディラの総本山に籠りっぱなしで外に出ないみたい。


情報屋アルダナ
 ユーラティアス大陸(いち)の情報屋。表の商売は魔薬屋。
 アーメットを気にいったらしい。
 男に好かれやすい弟だなんて、姉として心配だわ……


シャイナ国皇帝
 皇帝の本名は父でないと呼べないんだって。なので、
 私、婚約者だけど、本名を知らない。九才のおチビ。
 出会ってすぐに私の魅力に心酔し、M奴隷宣言をした、
 なかなかみどころのある子供。忠義あふれる子供好きな
 家臣達に囲まれて、国の立て直しをがんばっている。
 大好きな家臣シャオロンを私の従者に推薦した。けなげ。


ハリの部族王ハリハールブダン
 ケルティの上皇様。渋くて素敵なんだけど、ちょっと変態。
『極光の剣』と対になる『知恵の指輪』の所有者。
 カルヴェル様の魔法の弟子で、三大魔法使いの一人。


白蛇神ミズハ
 姫巫女とか名乗ってるけど、その正体はバケ蛇!
 水と長寿と多産を司る。キョウの守護神もやっている。
 千年前にタカアキの先祖につかまって、本体はタカアキの
 母方の実家の神社に封印されている。巨大らしい。
 霊体のみタカアキの体に宿っていて、一日おきに
 タカアキから体を借りている。で、男狩りをして
 精気・魔力・霊力・子種を吸収して産卵・孵化・自分の
 活力にしてる。よく体を貸すわよね、こんなのに!


ミカドの神官長タカアキ
 白粉ナンパ男。ホホホと笑うのはやめて。
 三大魔法使いの一人。浄化魔法の実力は世界一。
『破魔の強弓』の使い手。ミカドの従兄弟。
 姫巫女の憑代で、夫で、主人で、餌で、産卵場所。
 姫巫女の霊力と魔力を分け与えられ年々、強くなってる。
 キョウを荒した僧侶ナラカに怒りを感じてるらしい。


緑の手エルロイ
 二百年以上、三大魔法使いをやっている偉い方だとか。
 植物を支配する力に秀でている。


+ + + + + + +

四天王エーネ
 シャイナ女性の体をのっとっていた。
 アジンエンデに斬られて今世より消滅。


四天王ゼーヴェ
 シャオロンの弟子リューハンと同化していた。
 シャオロンに浄化されて今世より消滅。


四天王バデンサ
 異次元空間に出現した途端、浄化された情けない魔族。
 タカアキの馬鹿〜〜私が斬るはずの奴、消滅させるな!
+注意+
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