2.虹色の右目、ロフノ
次の村へ着いて、一休み。話している2人。
「あの、私、長い間冷凍睡眠していたんです。だからLAINが何なのかわからないんですけど…… いったい何なんですか?」
「え? LAINを知らないの!? LAINは有名なお菓子会社の名前だよ。私、LAINのお菓子の大ファンなんだ」
アスカの瞳がキラキラと輝いた。
「なるほど、今度調べてみますね」
「調べて調べて! そしてファンになって!」
その時、後ろから何かがやってきた。
そこにいたのは黄色と赤の間くらいの髪の色(素直にオレンジと言え)、やや長めの髪の青年。左目は黒で、右目は美しい虹色。
「この村の人間じゃ……ないよな?」
「うん」
「……とにかく俺に近づくと危ない」
「……この村に何かあったの?」
平和そうな村なのに。
「あいつらは、俺を呪われた子だなんて言った。俺が傷つくのはまだ耐えられる、けど……」
「『呪われた子』?」
「ああ、俺はこの瞳のせいで、村人から迫害された。俺、普通の眼が良かったよ」
と言って右目を押さえるロフノ。すると、アスカが、
「でも、その瞳きれいだよ。もしかしたらみんなは嫉妬してるのかも」
叫び声が聞こえる。アスカはその直後、何かの痛みを感じた。
「これは…… 石?」
村人の叫び声だった。
「呪われた子め、出て行け!」
「そうだ、もう二度と帰ってくるな!」
「でていけ!!」
あわてて逃げる3人。
「とにかくこっちへ」
ロフノが誘導した。
「ひどいよ……」
「できるものならここから逃げ出したいけどな。旅にも憧れる。けど、やっぱり旅支度が出来なくて。何も売ってくれなかったから」
するとレイは、
「それならメイアを倒す旅に出ない?」
と誘ったのだ。
「……レイ? あ、その手があったね! ……それだよ! 次の町まで行けばごまかせるかもよ」
とアスカ。ロフノは、こう言った。
「でも……本当にいいのか?」
「旅は道連れっていうでしょ?」
「あ……俺でいいなら、喜んで」
「二度と帰ってくるな、呪われた子、か。わかった」 |