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学園祭、ぜ~ん~じ~つ~

「ついに来た! 皆が待ちに待ったイチャイチャパラダイス! 略してイチャパラだあぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」

「八神うるさい!」

 ども、担任に叱られた葉也です。

 しか~し! そんな事で落ち込む俺じゃない!

 俺も読者も、それ以上に俺の美少女達が待っていた学園祭だぜ!!!

「優!! 紗耶!! 海琉!! 麻由美!! 夢祢!! 俺を取り合いたい気持ちはわかるがここは順番と行こうじゃないか。まず、優よ。一緒に学園祭回ろうぜ!」

「私はパスするわ」

「なんで!? 俺と回りたくて昨日は一睡も出来なかったくせに!」

「……それはあなたの事でしょう」

 優が落ち込み気味に呟いた。

 ……そうか。そんなに俺と一緒に回りたかったんだな。俺はそんな優の悲しみにも気付かずに……ごめんな。

「……葉也、何泣いてんだよ?」

「紗耶。俺は……猛烈に感動している!」

「なんかのCMで聞いた事ある台詞だな」

「あぁ……八神? 泣いている所悪いんだが、お前は学園祭での休みはないぞ」

「賢、何を言ってる。俺の休みがないとはどういう事だ?」

「え? 八神君、学園祭での私の仕事全部やってくれるって言ったじゃないですか」

 ? 夢祢は何を言っているんだろうか?

「……………私にも言った」

「海琉まで……。いったい何を言ってるんだ?」

 俺の言葉に『はぁあ』と美少女五人組がため息をついた。

「葉也。お前……自分で美少女の仕事全部引き受けたのを忘れたのか?」

「…………ぁ」

 しまった。忘れてた。悲しみに暮れていた美少女の仕事は全部引き受けたんだった。

 まさかドラ〇もんに気付かされるなんて……せめて美少女に言われたかったなぁ。

 『頑張れ』皆の声が頭に響いた……





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