ここは冬だけの街、一つ一つの想い出も氷に変える。
冷たくて・・・温もりが欲しくなる。
私はまだこの場所の『色』に染まってはいない・・・だからそう思うんだと、今いる[病院]の先生に教えられた・・・そう私は病気・・・治らないけど死ぬことは無いからいいらしい。
この場所は誰も死なない、この病気にかかっているから・・・『不死の花』と呼ばれてる病気、これは治れば死んじゃうの・・・だから治らない・・・治さない病気。
この病気を治す薬はこの国にもある・・・けどそれは死んじゃうからダメ・・・
死なずに治す為には――の街の人の血が必要なの。
一滴だけでいいみたいだからそれを求めて病院を抜け出した――――
何でそんなに死なないのに治そうとするかって?
そんなの簡単、この街から出られなくなるから。
『不死の花』は、この世界だけの病気・・・だからこの世界を出れば治ってしまう・・・そうすれば・・・
だから病院を抜け出して境目のギリギリまで来た・・・
その日は白い月がよく見えた、空気が清んでいて、星もよく見える。
その時だっけ君と出会ったの。
―――――――――
「――――ちょっと聞いてる!?」
「えっ?あぁ・・・なんだっけ?」
「こらぁ〜!!人の話はちゃんと聞きなさい!怒るよー?」
「もう怒ってるよー!?」
「あははは!そうね。……そう言えば貴方が病院抜け出したの1年位前の今日じゃなかった?」
「・・・そうだったかな?」
「そうよ!?あの時は私まで探せとか言われてさ〜!あの日、2日徹夜明けよ!!殺す気か!?とか叫んでたもん」
「うぅ・・・ごめんなさい」
「あははは、まあいいわよ」
「うぅ〜・・・そんな話より――――」
今は、こんな感じで過ごしてる。だけどやっぱり私はここを出たい・・・だから・・・
あの時の約束、覚えててね。
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