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恋の悩みを知る君は 作者:来栖ゆき

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◆◇◆

「結婚しよう……」

 見知らぬ外国人からの、突然のプロポーズ。
 慈愛に満ちた青い瞳に見つめられ、あたしは何も言えなくなってしまった。
 彼はその場に片膝をついて(ひざまづ)き、あたしの左手の甲にそっと口づけをした。
 その瞬間、心臓がトクンと跳ねる。
 彼は器用にも片手で小箱の蓋を開けると、中から青い宝石の付いたシンプルな銀色のリングを取り出した。
 そして、あたしの左手の薬指にゆっくりと通す。

 あれ、あたしこの人と結婚するの――?
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