ACT09:哀と新一、監禁される!!
哀
「遅い・・・遅すぎる・・・」
哀は、腕時計を何度ものぞいていた。
哀
「まさか、彼の身に何かあったんじゃ・・・?」
そう思った哀は、阿笠邸を出た。
哀
「こ、これは!!」
少し走った哀は、道ばたに買い物袋が落ちていたのを見つけた。
哀
「やっぱり、新一君・・・ここから、誰かに・・・」
哀は袋を阿笠邸の玄関に置くと、ターボエンジンつきスケートボードに乗り込み、追跡メガネのスイッチを入れた。
哀
「待ってて、新一君・・・」
哀はスケートボードで駆け出した。
しばらく進むんだ哀は、寂れた工場にたどり着いた。
哀
「ここに、新一君が・・・」
哀は、意を決して中に踏み込んだ。
哀
「!!」
哀の目に写ったのは、縄で手足を縛られ、口をガムテープで塞がれた新一だった。
新一
「ん、んんむぅん!!(あ、哀ちゃん!!)」
哀は新一に駆け寄ると、口のガムテープをはがした。
ピリリ・・・
新一
「イタタ・・・哀ちゃん・・・」
哀
「待ってて、今ほどいてあげるから・・・」
新一の縄をほどこうとした哀は、背後から近づいてきていた影に気がつかなかった。
ドカッ!!
哀
「うっ・・・」
哀は後ろから殴られ、気絶してしまった。
新一
「哀ちゃん!哀ちゃん!!」
哀
「う・・・」
新一の声で、哀は目を覚ました。
哀
「あ、新一君・・・」
新一
「大丈夫?哀ちゃん・・・」
哀
「大丈夫じゃないみたいね・・・殴り倒されて、手足を縛られちゃったわ・・・」
新一
「こういうのを、『ミイラ取りがミイラになる』って言うんだろうね・・・」
哀
「うぅ・・・ごめんなさい・・・」
哀は、うつむいた。 |