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ボクだけの王女様
作:ユーリ



ACT08:新一、誘拐される!!


新一はたくさんお菓子を買い込むと、阿笠邸に向かって急いでいた。

新一
「ルンルン♪哀ちゃんにいっぱい食べてもらうんだ♪」

新一は満面の笑顔で、走っていた。

そんな彼を、後ろからつけている者がいた。

「ヘヘヘ、あのボウヤ、カワイイな。よし、あの子を誘拐するか・・・」

男はどこかに電話をかけると、新一の後を追っていった。






新一
「もう少しだ!」

新一がそう言った時、後ろから男が話しかけてきた。

「ちょっといいかな、ボウヤ。」

新一
「なぁに、おじちゃん。」

「おじさん、道がわからなくて、困ってるんだ。よかったら、教えてくれないかな?」

新一
「うん、いいよ!」

新一は疑いもしない顔で、それを引き受けた。

新一
「おじちゃん、どこに行きたいの?」

「えーとね・・・」

2人が話をしていると、2人の横にゆっくりと車が近づいてきていた。

次の瞬間、中から飛び出してきた男が、一瞬の内に新一の口をハンカチで塞いだ。

新一
「うっ!!」

そしてもう1人の男が、新一の足を抱え上げる。

新一
「う〜っ、う〜っ!!」

ジタバタもがく新一を、2人の男が車の中へと引きずり込んだ。

新一
「うぅ・・・」

ほどなく、新一は眠ってしまった。






新一
「ん・・・」

次に目が覚めた時、新一は車の中にいた。

新一
「ん・・・んんっ・・・」

新一は体を動かしてみるが、体は動かない。

そう、新一の手足はロープでグルグル巻きに縛られ、口にはガムテープが貼られていたのだ。

新一
「ん〜、んむぅ〜!!」

新一は、力なくもがいていた。

新一
「(哀ちゃん・・・助けて・・・助けてぇ〜っ!!)」












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