ACT07:かわいい男の子、新一
帝丹小学校では、コナン、いや新一の人気が急上昇していた。
記憶をなくす以前の新一も、よく女の子にモテたものだが、今の新一はその頃よりも数倍優しくなっている。
以前にもまして、新一に想いを寄せる女の子が増えていった。
もちろん、その中には歩美や哀も含まれている。
ただ、新一は歩美や哀に対しては、他の子とはちがう接し方をしていた。
少年探偵団の仲間だから、というのもあるのかもしれないが。
そんなこんなで、給食の時間になった。
哀はゆっくりと給食を食べている。
その横で、新一がふるえていた。
哀
「ど、どうしたの?」
新一
「ボクの嫌いなレーズンが入ってるの・・・哀ちゃん、食べて・・・」
新一がつぶらな瞳を見せる。
哀は、またその潤んだ目にやられてしまった。
哀
「はいはい、食べてあげるわ・・・」
哀はレーズンを全部食べた。
新一
「ありがと〜、哀ちゃん!」
新一はまた哀の頬にキスをした。
哀
「/////・・・/////」
哀はまた赤面した。
学校からの帰り道、哀は新一と並んで帰っていた。
新一
「哀ちゃん!ボク、何かオヤツ買ってくる!一緒に食べよ!」
新一は走り出そうとした。
哀
「あ、待って!このバッジを持って行きなさい!」
哀は新一にバッジを手渡した。
新一
「哀ちゃん、これは?」
哀
「それはお守りよ。」
哀は答えた。
新一
「哀ちゃん、ありがと〜!」
新一はとびきりの笑顔で、走っていった。 |