ACT12:美和子と渉と新一と哀
哀と新一は、誘拐事件の重要参考人として、警視庁に呼ばれていた。
佐藤
「江戸川新一君って言うのね。私、佐藤美和子。」
高木
「ボクは高木渉。よろしくね。」
佐藤と高木は、あくまで新一には初対面に振る舞ってほしいと哀に頼まれていた。
新一
「よろしくね、美和子お姉ちゃん、渉お兄ちゃん。ところで、美和子お姉ちゃん達ってつき合ってるの?」
新一は、屈託のない笑顔でたずねる。
佐藤・高木
「ええ!?」
2人は顔を見合わせ、赤面した。
新一
「図星だね!」
2人は、なおも赤面中。
新一は、クスクスと笑った。
哀
「(新一君、とってもいい笑顔ね・・・この状態が長く続けばいいんだけど・・・)」
哀はそう思いながら、新一と共に事情聴取を受けた。
そしてその帰り道・・・
新一
「美和子お姉ちゃんと渉お兄ちゃん、とってもラブラブさんなんだね!」
哀
「え、ええ、そうね・・・」
新一
「ゴールインはいつかなぁ?」
新一の言葉に、哀はずっこけそうになった。
哀
「・・・」
新一
「ボクと哀ちゃんも、いつかああなるのかな?」
哀
「え・・・?」
新一
「ボクは本当に哀ちゃんが好きなんだよ。でも、その後ってどうなるのかな?ボクにはよくわかんないや・・・」
哀
「新一君・・・」
哀は新一の手をつなぎ、家に帰った。
阿笠邸
阿笠
「おお哀君、お帰り!」
哀
「ただいま・・・」
新一
「阿笠おじちゃん、ただいまー!」
阿笠
「おおそうじゃ、哀君。さっき大阪から電話があってな、平次君がこっちに来るそうじゃよ。」
哀
「え!!このややこしい時に・・・」
また何か起きそうな気がした哀であった。 |