【番外編】クイーン・メアリー
…クイーン、私はクイーン。
私は呟いて、薬を飲む。
クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、わたし、わた、わたしはクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン…。
私がここに来て、まず初めにした事は、恋人を作る事だった。
あえて尊大に振る舞って、三人の中の一人をナイトに選んだ。
そして一緒に寝た。
そうしないと、危なかったから。
私には、外に恋人がいたけど、彼と別れてここに来た。
…馬鹿だったと思う。
けれど、もっと自由――いいえ、自由で無くても、とにかくたくさん踊りたい、一分一秒でも。
…その欲望に、勝てなかった。
恋人には、手紙を書いた。
『さようなら、元気で』
最後に。…幸運を祈っているわ。グットラック、と書いた。
…クイーン、私はクイーン。
私はそう呟いて、今日も薬を飲む。決まった時間に飲む薬。
クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、わたし、わた、わたしはクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン。クイーン、私はクイーン…。
「メアリー、…、君は俺が守るから」
彼は、さほど格好いいわけじゃない。
「ここを出たら、結婚しよう」
嬉しいわけじゃない。
「…ええ。キング」
それでも私は泣き笑う。欲しかった物を手に入れた。
〈おわり〉