FILE08:11個のグループ分け
休み時間になると、やっぱりクラスメート達がオレと篤子に話しかけてきた。
質問される事といえば、おそらくはアレ意外にはない。
オレと篤子の関係をだ。
「なあ、明日岡と浜谷さんってどんな関係なんだ?」
「幼稚園の時からずっと一緒の学校の幼なじみだ。」
「浜谷さんって彼氏いんの?」
「いるよ。スゥなんだ。」
「ヘー、幼なじみで両想いのカップルか・・・」
「なんか、憧れちゃうな・・・」
そういうモンなのだろうか?
幼なじみカップルというのは、みんなの憧れなのだろうか?
オレにはよくわからないが。
そんなこんなであっという間に休み時間は終わり、軽井沢雅が教室に戻ってきた。
「みんな、席に着けー!!」
オレ達は慌ただしく席に着いた。
「えー、今日は特別活動を行う。5人ずつで1つのグループを作ってくれ。」
オレは即、篤子を誘った。
その後、笠美、畑中、青木もやって来た。
他のヤツらも次々とグループを作っていく中、朝霧哀だけが1人ポツンと席にいる。
心細いのだろうか?
それとも引っ込み思案?
何にせよ、1人にしておくワケにはいかないだろうな。
オレ達は、朝霧の席に歩いていった。
「朝霧君。」
「ん?」
「小生達とグループを組みませんか?」
「オレなんかでいいのか?」
「ああ、もちろん。」
「大歓迎や!!」
「し、しかしオレは・・・」
「つべこべ言わずに、さっさとこっち来い。」
そう言って、オレ達は朝霧を引っ張ると、席を6つくっつけ、それぞれ着席した。
こうして、5人×10+オレ達6人の、計11グループができあがった。 |