街を歩く人たちはみんな足早に通り過ぎて行くのに…
私の心はあの場所で立ち止まったまま。
もう分からない。
何が一緒で何が違うとか。
何が変わって何が変わらないのかも。
あなただけだよ。
幸せなのは君だけだからね。
この溢れるほどの涙の理由を君は知らない。
考えようともしないんだ。
分かってる。
それで良いんだよ。
だってこれは私の勝手な片想い。
往復切符のない果てしなく長い旅なんだ。
引き返すことは出来ない。
たとえこの先の向こうに光が見えなかったとしても走り出したこの列車は止まってはくれない。
景色もそこに映る人や建物さえ通り過ぎて行くのに私だけだよ。
私だけがこの場所から動くことが出来ない。
引き返すことも違う道へ進むことも逃げ出すこともね。
ただ時間だけが過ぎていって今のこの一瞬がもう次の瞬間には過去になっていく。
この列車は一体どこまで続くの?
終着駅には一体何があって一体誰が私を待っているというのですか?
君が好き。
たったこれだけの簡単な言葉たちさえ今の私には遠い。
いくら口にしたって君の耳へと、君の心へとは届いてはくれないみたい。
今の私のせめてもの救いは、
幸せそうな君がそこに居ることです。
いまそこで君が笑っていて。
君の声が、
君の背中が、
君が居てくれるのならばそれだけが私の唯一の救いの場所です。 |