“From the laeast to the greatest,
all are greedy for gain;
prophets and priests alike,
all practice deceit.
They dress the wound of my people
as though it were not serious.
"Peace, peace," they say,
when there is no peace.
Are they ashamed of their loathsome conduct?
No, they have no shame at all;
they do not even know how to blush.”
says the Lord.
一番、下にいる者から上でふんぞりかえっている者まで
誰もが皆、欲どおしい。
予言者も、僧侶も皆、似たようなものだ。
誰もが皆、嘘をつく。
彼らはさほど深刻でもないのに悩む振りをして
わたしの創った人間たちの心の痛みをまとおうとする。
『平和、平和』と彼らは言う、
どこにも平和がない時に。
一体、彼らは自分たちがやってきた忌まわしい行いを
恥じる気持ちはないのか?
いいや、彼らに恥などありはしない。
彼らはそれをどうやって拭うのかさえ知らないのだから。
と主はおっしゃっている。
(エレミア6章13−15節)
BC600年、ユダの王子エリアキム(ヘブライ語で「エル(‘神’)が据える者」の意)が、
エジプトの支援を受けてエジプトの宗教であるエホバ神(またはヤーウェ神)に改宗し、
ジェホイアキム(「エホバもしくはヤーウェが据える者」の意)王と名を改めて
ユダに君臨し始めてから4年目のある日、
預言者エレミアの心に“神”の御言葉が与えられた。
「さぁ、エレミア、その巻物を取って、
わたしがこれまでお前に教えてきた“言葉”でもって
お前が住むイスラエルやユダ、そしてその他のすべての国々について書き留めよ。
ジェホイアキム王の父ヨシアの頃から今日に至るまで
お前にずっと話して聞かせてやった
すべての“言葉”をそこに書き記せ。
恐らく、ユダに住む人々の中には
わたしがこれから人間たちにもたらすつもりでいるすべての災難を知り、
それぞれが行ってきた過ちや不義、意地悪い行いを反省して心を入れ替え、
立ち直ろうとするかもしれない。
もし彼らがそうやって心から立ち直っていってくれるなら、
わたしはこれまで彼らのやってきた不義や意地悪い行い、犯した罪などを
少しは大目に見てやろう」
その御言葉を与えられたエレミアは、早速、書写係りのバルークを呼び寄せ、
自分が教えられてきた御言葉のすべてをその巻物に書いてくれるよう彼に頼んだ。
そして、エレミアはバルークにこうも言った。
「お前も知っての通り、わたしは今、人々の弾圧を受け、
そうそう表を出歩くわけにはいかない。
だから、わたし自身が断食の祭日に主の神殿へ行って
お前に今、書かせた“神”の御言葉を皆に読んできかせることはできないだろうから、
悪いが、わたしの代わりにお前が皆の前でそれを読んで来てくれ。
お前の話に耳を傾けてくれる人ならどんな人でもいい。
とにかく、ユダにあるあらゆる町からやって来た人たち、
一人一人にこれを“正直に”教えてあげるんだ。
恐らく、お前の話を聞いた人の中には“神”の御言葉を理解して
自分自身を振り返り、今まで行ったきた過ちや間違いに気づいて、
心から主の御前で許しを請おうとする人たちが出てくるかもしれない。
そうしないと、主を侮り、勝手気ままに振舞う人々への主のお怒りは
どんどん大きくなってきている。
早く皆に知らせて目を覚ませてやらないと、
彼らは自分達が犯している間違いや罪に気づくことなく
もっと大変な状況を作っていってしまうだろう。
だから、バルーク、辛いだろうが
お前が行ってこの御言葉をできうる限り、
たくさんの人々に伝えてきてくれないだろうか?」
そうエレミアに頼まれたバルークは、快く承知してすぐさま彼に言われた通り、
主の神殿に行き、巻物に書き留めた主の御言葉を皆に読んできかせた。
「我らの主はこうおっしゃっている。
The days are coming.(その日々はもうすぐやって来る)
『彼らはまるで矢のごとく自分達の舌をとがらせて
嘘をうち放つ。
彼らは真心で勝利を祝うのではなく、
ひとつの罪から別の罪に移っていくだけで、
主である“神”の存在に気づきもしない。
だから、真実の目と耳を持つ者たちにこれを警告してやろう。
自分達の友人に気をつけるがいい。
兄弟、姉妹でさえも信用するな。
あらゆる兄弟、姉妹が嘘つきであり、
あらゆる友人達が悪口を言い合う。
友人が友人をだまし、誰も真実を語る者はいない。
彼らは嘘を言うためにその舌を調教し、
自分自身をもその罪で弱らせていっている。
そうだ。お前達、人間共は誰もが皆、偽りの中で生きている。
彼らは何よりその偽りの為に、“自分達の嘘を守る為に”
天の主であるこのわたしの存在に気づくことを拒んだ』
だから、全知全能の主は、
この天上におわす我らの“神”はこうおっしゃった。
『さぁ、見るがいい。
このわたしがもう一度、彼らの心に“試練”を与え、
その心を磨いてやろう。
これ以外でわたしの創った人間共の過ちをどうにかしてやることができるだろうか?
何せ彼らの舌はまさに死の矢であり、それで持って嘘をつく。
その口で持っていかにも優しく、親切そうに隣人に話し掛けては
心ではその隣人を陥れようと密かに罠をしかける。
では、こういった事をこのわたしが一切、罰しないとでも彼らは思っているのか?
こんな非道ばかりを繰り返す国を天の主であるこのわたしが
黙って見落としたまま何もしないとでも本気で人間達は思っているのだろうか?』
The days are coming.(その日々はもうすぐやって来る)
『そうやってせっせと顔や身体は磨いても
その心はちっとも磨こうとしない人々をわたしが裁く日は近い。
今ではもう、あらゆる国々のあらゆる人々が自分の心を磨こうとしなくなった。
かつては“神”というこのわたしの存在を知っていたイスラエルの民達でさえも
その心はまさに愚鈍である』
さらに、主はこうもおっしゃった。
『国々のしきたりや習慣など倣うこともなければ、
空の変化を見て怖がる必要もない。
国々において受け継がれてきた伝統や習慣、
そして強くて傲慢な者にへつらおうとする者ほど
災害を見て勝手に自分達の未来を想像し、
これまた自分達で考え出した妙ちくりんな宗教儀式に勤しむことで
“神”であるわたしの怒りを鎮めようとするが
お前達、人間がやっている儀式や習慣など全くもって無価値である。
よく振り返って見るがいい。
お前達がこれまで森の木を切り、
人間の姿をした神やら仏やらの木像を作っても、
その地中から掘り起こした金や銀、石などで
自分達の頭で描いた天使やら女神やらの偶像を作ったとしても、
一体、それらがどうやってお前達を助ける?
お前達の作った神やら仏やらの偶像は歩きもしなければ、見えもしない。
まして、お前達、人間にどうして“心という目に見えないもの”が
理解できようか。
自分自身の心でさえまともに分からず、
いつだって悩み、苦しむお前達、人間共が
どうしてあらゆる人々の心を理解し、救うことなどできるだろう。
お前達はそうやってひたすら金や銀を崇め奉るが、
一体、それ自体が一度でもお前達の悩みや苦しみを救ってくれたことはあったか?』
物は物に過ぎない。
お前達が必死に崇め奉っている
人間の姿や考えに似た神や仏、死霊とやらは神でも何でもない。
だが、主は本当の‘神’である。
主は生きている‘神’であり、未来永劫、“天上における王”である。
だから、主がお怒りになる時、地球は震える。
地上にある国々など主の怒りに一瞬たりとも耐えられるわけはない。
なのに、たかがアダム(ヘブライ語で「人間」の意)という名の
“神”に創られただけの動物でしかないくせに
その“神”になり代わろうなどと思い上がった考えを持つ人達よ、
自分の手で地球やその他の星、宇宙そのものを創ったわけでもないくせに
いかにも何でも知っていると豪語する人達よ、
本当は星も地球も、動物や昆虫、自分達自身の命ですら
どこからどうやって生まれてきて、いつ去っていくかも知らないくせに
風や空気、雨や雪、雲や太陽、地球そのものも何一つ、
自分達、人間の力で動かしているわけでもないくせに、
何でも支配できるものと勘違いし、好き勝手にもてあそんで傲慢に振舞う人々よ、
お前達がそうやって散々、“神”を侮り、
嘘偽りでこの世の人々を欺こうとも、
どうせいつの日かお前達は“神”から“死”を与えられ、
この地球から、この天の下から、
あっという間に跡形もなく消えていく運命なのだ。
この真実を知るがいい。
“神”はその大いなる力で地球を創ってくださった。
“神”は人の想像を遥かに超えた完璧な智恵でもって
この世界を築いてくださったのだ。
そして、“神”はその計り知れない理解でもって
この天上に腕を伸ばし、天にあるあらゆる星々を整えてくださったのだ。
それゆえ、この“天と地は完璧なる調和でもって常に滞りなく動いてくれている”。
太陽なくして光はなく、月なくして海の潮は動かず、
星々なくしては時間も読めない。
風なくしては雲は動かず、雨なくしては作物が育つこともない。
これらの天の恵みなくしてどうやって人や動物に生きる術があろうか?
それでもこの世に住む人々がこの“真実”を信じられないと言うのなら、
その人たちこそまさに無知であり、しかも愚鈍である。
“神”こそすべての創り主であり、
“全知全能の主”(ヘブライ語では‘エル・シャダイ’)こそ
“神”の御名である。
主こそ、その心を探り、その頭脳を試す。
そして“神”は、一人一人、“公平に”
それぞれの人生における行いと心の動きを見て、
その人格にふさわしい“報い”というものを授ける。
だから、正しくまっすぐに生きよ。
人を抑圧したり、いじめたり、妬んで陥れようとするな。
苦しみ嘆く人達から何かを奪い取ろうなどとは
決して思わないことだ。
暴力はもちろん、人として許されない行いはどんな人にでも、
まして後ろ盾のない外国人や弱い女、さらには子供に向かってするものではない。
もし、この中で人としてそのような卑劣極まりない行いを行っている者がいたら、
ここではっきりと警告しておこう。
あなた方を創った“神”は決してそのままにはしない。
たとえ、この世の人々が姿や形に惑わされ、
その口の上手さに踊らされて罪なき命をもてあそぶ者達をもてはやそうとも、
あるいは「“神”は何もできないさ」と嘘ぶきながら
天に向かって唾を吐く者達を安易に許したとしても、
天におわす善なる“神”はそのような不正や嘘、不公平を見逃しはしないし、
そういった天への反逆者達を“決して赦すことはない”。
さぁ、だから、この御言葉をその耳で、その心でよく噛み締めるがいい。
何よりお前達、一人一人の命が、その人生が
すべてお前達自身の“心”にかかっているのだ。
それぞれがこの御言葉によって“神”(善)に立ち返るなら、
“神”はお前達のこれまでの過ちや罪を許して下さるかもしれない。
だが、その心で舌を出し、この御言葉を嘲る者よ、
呪われてあれ。
“神”はお前たちの姿・形を見ておられるのでなく、
常に“その心”を試し、“その心”をじっと見つめておられるのだ。
そして、自分の隣人を陥れ、天に唾を吐いた者の罪は
この地上において未来永劫、赦されることもなければ消えることもない」
そう言って、バルークが人々に向かってエレミアの書を読んで聞かせていた時、
たまたま通りがかったミカイアという男はその御言葉に驚いて
役人達の集まっている王宮の秘書室へと急いだ。
部屋にはちょうど秘書官であるエリシャマやデライア、エルナサン、ゲマリア、ゼデキアなどの名の知れた役人だけでなく、国に仕えるお役人のほとんどが集まっていたところだった。
そこへミカイアが慌てて部屋に入ってきてバルークの話を彼らに告げると、
彼らもそれを聞いてびっくりして、すぐにバルークを部屋に連れてくるようミカイアに指示した。
そうして、バルークは役人達の前に引き出され、彼らの一人から
「お前がさっき皆に読んで聞かせていた巻物をここにいる私達にも読んでみよ」と命じられたので、
バルークは言われた通り、巻物に書かれた“神”の御言葉を再び読んでみせた。
すると、目の前でそれを聞かされた彼らはますます驚いてお互い顔を見合わせ、
それからバルークにこう言った。
「おっ、お前が今、私達に読んで聞かせてくれたその御言葉が真実なら、
ぜひともその事をすぐに王にご報告しなければならない。
だが、一体、どうやってお前にそんな話が書けたのだ?
そう言えば、それとよく似た話を街角で触れ回っていたエレミアという預言者がいたが、
もしかしてそのエレミアがお前にそう言えと教えたのか?」
「はい。彼がこれらの御言葉を巻物に書いてくれとわたしに依頼しました。
それで、わたしはただ彼に言われた通りそのままをこの巻物に書き取っただけです」
バルークは恐れもなく政府の高官達の前でそう言ってのけたが、
御言葉を聞いた役人達は話の内容が内容だけに全員、絶句した。
「おっ、お前、自分が一体、どういう話をしているのか分かっているのか?
もし、正気でこんな話をしているとすれば、
お前はこのまま無事では済まないだろう。
悪いことは言わないから
お前とエレミアはどこかに隠れた方がいい。
そしてお前達のいる場所を誰にも教えないことだ。いいな?」
役人達はそう言ってバルークに世間から身を隠すよう忠告した。
そして、バルークの持っていた巻物をとりあえず秘書官であるエリシャマの部屋に隠して
早速、王のところに報告しに行った。
だが、バルークの話に仰天した役人達とは違って
御言葉を聞いたジェホイアキム王はほんの少し眉を吊り上げただけでさほど驚いた様子でもなく、
とにかくその巻物をここに持って来るようすぐに命じた。
そのため、役人の一人でジェフディと言う男が
エリシャマの部屋に隠しておいたあの巻物を取って戻ってくると、
ジェホイアキム王と彼の側近達は大きな暖炉を背にして椅子にどっかりと腰を下ろし、
いかめしい様子でジェフディを待ち構えていた。
「では、さきほど秘書官達が耳にしたと言う
あのキチガイ預言者の説教をわたしの前で今、一度、披露してみよ」
ジェホイアキム王は手を振って横柄にそう言うと、退屈そうにあくびをしてから
椅子の上で頬杖をついて見せた。
その様子を見てジェフディは、ジェホイアキム王の癇癪に触れるのを恐れて
思わず緊張し、少し下唇を噛んでから巻物を解いてゆっくりとそれを読み始めた。
「・・・お前達、人間共は皆、偽りの中で生きている。
お前達は何よりその偽りの為に、“自分達の嘘を守る為に”
天の主であるこのわたしの存在に気づくことを拒んだ。
だから、全知全能の主は、
この天上におわす我らの“神”はこうおっしゃった。
『さぁ、見るがいい。
このわたしがもう一度、彼らの心に“試練”を与え、
その心を磨いてやろう。
これ以外でわたしの創った人間共の過ちをどうにかしてやることができるだろうか?
何せ彼らの舌はまさに死の矢であり、それで持って嘘をつく。
その口で持っていかにも優しく、親切そうに隣人に話し掛けては
心ではその隣人を陥れようと密かに罠をしかける。
では、こういった事をこのわたしが一切、罰しないとでも彼らは思っているのか?
こんな非道ばかりを繰り返す国を天の主であるこのわたしが
黙って見落としたまま何もしないとでも本気で人間達は思っているのだろうか?』
The days are coming.(その日々はもうすぐやって来る)
『顔や身体はせっせと磨いてもその心はちっとも磨こうとしない人々を
わたしが裁く日は近い。
すべての国々に住むあらゆる人々が自分の心を磨こうとしない。
かつてはわたしという存在を知っていたイスラエルの民達でさえ
その心はまさに愚鈍である』
主はこうもおっしゃった。
『国々のしきたりや習慣など倣うこともなければ、
空の変化を見て怖がる必要もない。
国々において受け継がれてきた伝統や習慣、
そして強くて傲慢な者にへつらおうとする者ほど
災害を見て勝手に自分達の未来を想像し、
これまた自分達で考え出した妙ちくりんな宗教儀式に勤しむことで
“神”であるわたしの怒りを鎮めようとするが
お前達、人間がやっている儀式や習慣など全くもって無価値である・・・」
「もう、いいっ!あの嘘つき預言者めっ!黙って聞いておれば勝手なことを!
そんな戯言を並べ立てて国中を愚弄しようとはけしからんっ!」
ジェホイアキム王は突然、椅子を蹴るようにして立ち上がり、
ジェフディの前までつかつかと行って彼の持っていた巻物をひったくると、
今度はペーパーナイフでその巻物をズタズタに切り裂いて、
バラバラになった書を赤々と燃えている暖炉の中へとほうり込んだ。
その一部始終を見ていた側近達は以前よりエレミアの事を快く思っていなかったので
彼の作った書がどんどん燃えて灰になり、散り散りになっていく様子を
うれしそうに眺めながらほくそえんでいた。
“そもそも人の心が何であるかを理解できない”彼らに
エレミアの伝える“神”の御言葉は畏れるものどころか単なる冗談でしかなく、
まして自分達がこれまで犯してきた不正や間違いを悔やみもしなければ
自分で「悪いことだ」と認めることさえできなかった。
だから、秘書官のエルナサンやデライア、ゲマリアといった“心ある人達”が
「エレミアの書を焚書にするのは不当な言論統制であり、
道理として許されるものではない」として
何とかジェホイアキム王の浅慮で感情的な振る舞いを諌め、
これ以上、彼が国の王として間違いを犯さないよう厳しく忠告しても、
それでもジェホイアキム王はそんな彼らの心からの忠告を無視してあざ笑い、
“神”の御言葉が書かれたエレミアの書をさっさと火にくべてしまった。
そして、王はさらに別の役人に預言者エレミアとその書写係りバルークをすぐに逮捕するよう命じて、
自分は何事もなかったかのように再び公務に戻って行った。
その後、さらに人々の弾圧にさらされたエレミアは
主の計らいで何とか難を逃れはしたものの、
やはりこれまでずっと書き溜めていた書物をジェホイアキム王に焼かれて意気消沈してしまった。
すると、そこへ再び“神”の御言葉がエレミアの心に与えられた。
「さぁ、エレミア。別の巻物を取ってお前が書いてきた言葉をもう一度、
そこに書くといい。
そして、あの異教徒と化したジェホイアキムにこう言ってやれ。
あの男はお前に向かって、
『どうしてお前みたいな何の力も富もない、貧しく小さい石ころに
バビロンの王がもうすぐユダにやって来て民も動物も滅ぼすだろうなどと
予期できるのだ?』と言ってあざ笑い、
その上、お前が心を込めて書いてきたあの書を
自分達の嘘や高ぶった自尊心が傷つけられるのは許せないという理由で
勝手に粉々にして焼き払った。
だから、全知全能の主がジェホイアキム王についてこう言ったと、
あの男にはっきりと告げてやれ。
お前にはダビデの王座につく資格などまるでない。
お前は焼けた太陽の下に投げ込まれ、霜の降りた寒い夜にその身をさらすことになる。
わたしはそうしてお前を罰することだろう。
わたしはお前はもとより、お前の子孫達も、
お前をちやほやする取り巻き達も皆、
それぞれが行ってきたその意地悪い行いや考えに対してちゃんと報いを授ける。
このエルサレムに住む人々であろうと、ユダの町々に住む人々であろうとも
わたしは“神”であるこのわたしを畏れもせず
意地悪く不正な事ばかり考えたり、行う者であれば
誰であろうとわたしが前もって警告しておいたあらゆる災難という災難を
彼ら自身の上にもたらしてやるだろう。
なぜなら、お前達は誰一人として主であるこのわたしの言葉を聞こうとしなかった。
お前達の為に『良かれ(=It is good)』と思い、せっかく前もって教えてやっても
そのわたしの警告をあざ笑い、
悪(人間)を好んで自ら勝手な道を選び取ったのだ。
だったら、もうその心で“神”に願うこともなければ救いも求めるな。
お前達は自分達自身の心で“神”(善)を見捨てたのだから
わたし(善)もまた、お前達を見捨てるだろう」
その御言葉がエレミアの心にやって来ると、
彼は再び別の巻物を手に取って書写係りのバルークに手渡し、
それまで書き綴ってきた他の御言葉と共に
ジェホイアキム王が行った焚書についてもバルークに書き取らせていった。
その後、エレミアは無実にも関わらずスパイ容疑で投獄されてしまったが、
なぜかエルサレムを陥落させたバビロニア軍によって解放され、
無事に生き残ることとなった。
一方、エレミアが預言した通り、バビロニア軍に脅かされたジェホイアキム王は
バビロニアの人質になっても尚、ユダヤの独立をあきらめきれず再び反撃したが、
結局、余計に深手を負って国もろとも滅ぼされることとなった。
また、エレミアの書を書き記していた書写係りのバルークは、
その書を主の御言葉に従って粘土壷に隠しておいたおかげで
ほぼ3000年の時を経た1950年頃にクムラン洞窟にてそれが発見され、「死海文書」と呼ばれて
ジェホイアキム王の行った焚書(注釈1)の罪を現代にまで伝えている・・・。
Ah, Sovereign Lord, you have made the heavens and the earth
by your great power and outstretched arm.
Nothing is too hard for you.
You show love to thousands but bring the punishment for the fathers' sins
into the laps of their children after them.
O great and powerful God, whose name is the Lord Almighty,
great are your purposes and mighty are your deeds.
Your eyes are open to all the ways of men;
you reward everyone according to his conduct and as his deeds deserve.
You performed miraculous signs and wonders in Egypt and have continued
them to this day, both in Israel and among all mankind,
and have gained the renown that is still yours.
Then the word of the Lord came to Jeremiah:
" I am the Lord, the God of all mankind. Is anything too hard for me?"
ああ、天上を統べる主よ、あなたこそ、この宇宙と地球を
その大いなる力と広大に拡げられたその腕でもって創りあげられたお方です。
何事もあなたに難し過ぎるということはありません。
あなたこそ、何千もの人々に愛を示しもするが、
祖先達の罪をその子孫達の膝元に至るまで罰することのできるお方です。
おお、大いなる力強き“神”よ、
その御名は“全知全能の主”である。
大いなることこそあなたの目的、そして全知全能なることがあなたそのもの。
あなたの御目はあらゆる人間達の人生の歩みに開かれている。
あなたはすべての人々にその行いに沿ったものを与え、
その人格にふさわしいように報いを授ける。
あなたこそ、エジプトにおいてイスラエルの人々のために
驚くべき印と数々の奇跡を行って見せ、
今日に至るまであらゆる人類に対してもそれらを続けてくれている。
そして、それによって称えられるべき栄光は今尚、あなたのものである。
その時、主の御言葉がエレミアの心に宿った。
「わたしが主であり、すべての人類の“神”である。
このわたしに不可能なことなどあるだろうか?」
(エレミア32章17−20節および26-27節)
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