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隣りの異世界人  作者: 異世界に行きたい
2/2

生田くん

「あのさ・・・片平・・・さん?だよね」


「片平美咲です。汚い髪の色の人」


「あ、えと、あの、さ・・・学校の説明しなきゃいけないからさ、

 今日放課後残ってくれないかな?」


申し訳なさそうに僕が問いかけると、片平美咲はため息をついて、

上から目線な感じで呟く。


「何でこの私がのこらなきゃいけないんですか?

 理由を適切に述べて下さい」


「え。だから、学校のせつめ「シャラップ!!!」」


膝蹴りを華麗に決めて、皆の注目を集めながら

髪の毛をなびかせて去っていく。


「聞いたのはそっちじゃないか・・・」


ー放課後ー


「約束通り残ったわ。これから私にどんな厭らしい行為を「しないしない」」


美咲がむっとした顔をする。


「そんなの・・・私が平凡な女みたいじゃない!

 嫌よ・・・そんなの!せっかく刺激を求めて転校してきたというのに!」


「どんな刺激を求めてんだよ!」


ってゆーかキャラ変わってないか??


「あれ?柊くん?」


「・・・あれ?お前・・・生田か!?」


「わぁ~久しぶり!あんま変わんないねぇ~柊くん!

 会いたかったよ!」


「お前、今どっちのお風呂入ってんの?男?女?」


「やぁ~だ!柊くんのエッチ!!そりゃ勿論男湯ですよ・・・」


「なっ・・・何て会話してんのよ!この・・・変態!」

ばきぃっ!!!


「痛て!お前・・・何すんだよ!」


片平美咲は顔を真っ赤にして僕を叩き、それから一度も口を開くことは無かった。

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