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【闇医 参】 流天
「―――最後の一人になるまで殺し合う〈縛魂ヨーク〉を、ね♪」
 もう、動けなかった。柱にもたれ掛かったまま、体が動く事を拒絶する。……最悪だ、今俺は、最低最悪の状態になった。これ以上現状が悪化する事は無いだろうって位に、最悪だ。
 ゆっくりと足が()えていき、柱に身を預ける形でその場に座り込んだ。……もう立ちたくないと、思ってしまった。
 ―――そこに、やぶが入って来た。
「手術は終了だぞい、……って棺藤かんどうまでここに来るたァ今日は何の日だ?」
厄日やくび厄日〜♪」笑いながら識沢しきざわ。……おまえ最低だろ?
「彼を治療してもらえませんか? 彼、すごい重態みたいなので」
「見りゃ分かる。……よく生きてたモンだ。待ってろ、すぐ治療を始めよう」
 結局、キルトの先に回される事も無く夢成ゆめなりという奴の治療は始まり、キルトは部屋に戻って来なかった。藪に聴くと、どうやら手術室で寝ているらしい。手術の邪魔にはならないそうだから、そのまま寝ていてもらう事になった。
 結局、部屋には俺と識沢、棺藤の三人が残され、話題も尽きたかのように沈黙が流れ始めた。
「これから二人はどうするのかにゃっ? まさか、こんな状態になってまで応戦するだけって訳無いよね〜?」
 識沢がふざけた事をかしていたが、俺は口も開かず項垂(うなだ)れていた。……最悪の事態に完全に打ちのめされていた。息をするのも面倒なほど、衝撃的(ショッキング)な事態に、思考が上手くまとまらない。
 グッタリとしている俺の代わりに応えたのは、何を考えてるのか腹の底が見えない男、棺藤詩樹文しずふみだった。
「……勿論、あのお嬢様に報復をしないと腹の底が癒えませんよ。トモちゃんはいいんですか? 友達がひどい目にったんじゃ?」
「うん、それはとっても許せないねっ! でもさ、あたしに戦う力なんて無いよぅ〜。だから、ここは流天るてんくんにお・ま・か・せ♪」ノリノリに俺を指差す識沢。
「ほァ!? おまえは戦わねェつもりか!? 殺し合えって〈縛魂〉が働いてんなら、おまえも戦わされるはずだろ!?」思わず状況も忘れて突っ込む。
「う〜ん、だけどさぁ、あたしには流天くんみたいに戦う力なんて無いしぃ〜、流天くんみたいなとっても役立つ〈縛魂〉でも無いしぃ〜……この際だから言っとくけど、あたしこのゲームに勝てると思ってないんだ〜。だからあたしは、いつ殺されても仕方ないかなって思ってる。もし最後まで生き残ったら、流天くん、君の手で殺しちゃってもいいよ♪」
「……ふざけた事吐かしやがって……! そんな簡単に殺しちゃってとか言うんじゃねェよ!」
「君だって言ってるじゃない♪ ブッ殺すぞー、とか。相手に文句もんくを付ける時は、せめて自分が守ってる事を言おうよ♪」
「っ!」
 こいつにも、キルトと同じで反論できない。……思い知った事が在る。俺は、どうも口喧嘩くちゲンカに弱い、って事だ。今までの戦歴を見ても、勝利を納めた試しが無い。……情けねェ。
「で、おじ様は茅夏ちなつ嬢を屈伏させたいんだねっ? 分かるよ〜、あの子って可愛いモンね〜♪」
「ええ♪ 完全に隷属れいぞくさせたいですねぇ、ああいうやんちゃっ子は♪ 泣きながら靴を舐めさせますよ♪」
「ちゃんと夜のご奉仕もお忘れなく〜♪ にゃははは! おじ様はどこの穴から凌辱(りょうじょく)していくんだろ〜♪」
 ……ヘンタイだ。ヘンタイが二匹、ここにいる。……茅夏って奴を見た事が無いから何とも言えないけど、あの声からしてまだ女子高生くらいだろうか。……どう考えてもこっちが悪人としか思えないような言動を聴いて、俺は気が遠くなる。
 棺藤が俺を見て、薄ら寒い印象を与える笑みを浮かべてつぶやいた。
「―――力を、貸してもらえませんか?」
「……飛島(としま)茅夏って奴を殺せ、って言ってんのか?」険を込めて呟き返す。
「君が殺せないなら私が殺すまでです。……無理を承知で頼んでいます」
「共犯になれって事か? ……俺はテメエの味方になったつもりはねェぜ? 何せ、このゲームは自分以外全員敵だってんだろ? テメエも、いつかは殺す敵じゃねェか」
「それも全て込み込みで、言っているんです。私に仲間意識を持つ必要は在りませんよ、柊坂とうさかくん。私は、一つの道具です。私を利用して、外敵である飛島茅夏を殺す……そこに君が罪を感じる必要は無い。私が私の意志で飛島茅夏を殺すのですから」
 ……こいつには矜持(プライド)が無いのか。それとも、もう手段を選ばない位に、飛島茅夏を憎んでいるのか。
 俺はふと先程運ばれて来た青年の事を思い出す。……アレが誰だったら、俺はそこまで人を憎めるだろうか。
 ―――母さん。
 頭にその顔が浮かんだ瞬間、俺は怖気おぞけを感じて思考を振り払った。もしも母さんが今も生きていて、あんな目に遭ったら―――その時は、俺だって分別無く人を殺す事を(いと)わないかも知れない。
 仮にキルトがあんな目に遭ったとしたら、俺は敵を殺す前に自分の身を案じるだろう。キルトの負傷(ダメージ)が全て俺に返ってくるんだ、あそこまで重傷なら、俺まで死に至る可能性だってあるだろう。いや、それどころじゃないか。痛みでのた打ち回り、死ぬに死ねない気持ちで自己の終焉を望むかも知れない。……地獄を想像したようで、その思考を即座に打ち切る。
「……何をすればいい?」
 それが、棺藤への返答。矜持を捨ててまで人を殺したがる者への同情の言葉。
 俺は、再び人を殺すために歩く事を決意した。
 ―――あの憎しみを忘れるな。あの時、誰を憎むべきだったかを考えろ。
 思考の片隅で何かが警告していた。
 あるいはそれは……俺の中に眠る化物の()き声だったのかも知れない。

 ……正直、棺藤の手助けをしたところで問題が解決するとは思えなかった。
 藪の家に留まってもう何時間になろうかという時刻。日は暮れ始め、識沢は「新しい風を仕入れてくるよっ」とか訳の分からん事を吐かして出て行き、残されたのは俺と棺藤の二人だけ。会話がはずむでもなく、淡々とこれからする事を話し合った。
「……その茅夏って奴の居場所は分かってんだろ? そこを攻めりゃ一発じゃねェか」
「……短絡的な回答ですねぇ。しかし、それは正論でもある。確かに茅夏本人を殺せば話はそれで済みますよ。でも、どうやって攻めるか、そこに議題は尽きると思いますがね」
「簡単な話だろ? ―――正面突破だ。邪魔な奴は蹴散らして、茅夏をブッ殺して後は(とん)ずらすりゃいい。後の事はその時に考えりゃいい」
「素晴らしい見解ですよ柊坂くん♪ どうしてそんなに強硬手段に踏み入りたがるのか、私には理解が及ばない♪」
 ……嫌味、か? 嫌味なのかこれは? 
 だが、俺の考えは分かり易くて方法が単純だからやり易いと思うのだが……何がダメなんだ? どこがダメってんだ?
「君は《飛島グループ》の恐ろしさを知らない。彼らは茅夏嬢のためなら自身の命をも投げ出すような集団なんですよ? 少年兵って知ってるかな? 中東では今も紛争が続いてるけど、あの辺では小さな子でも兵隊に近付くと射殺される。何故か分かるかい? そういう兵器が在るからだよ。小さな子供―――そう、君よりも幼い子が、対戦車地雷を抱えてやって来るんだよ。距離を許した瞬間、何十人といる兵士は月までブッ飛ぶ。勿論、爆弾を抱えてやって来た子供が生き残る可能性なんて兆に一も無い。それでも彼らはやって来る。そんな光景を見た事が在る訳無いよね? それが実際、この日本でも起こり得るんだよ、―――《飛島グループ》がいれば」
 ……どんな過激派集団だッ、と突っ込みそうになったが、今日の事を考えれば全くのデタラメじゃない事は分かる。
 ……自爆テロも意に介さない、か。こりゃ、どこぞの宗教団体よりも性質(タチ)が悪いんじゃねェか? そう思わずにいられない。
 ただ、俺に関しちゃ自爆テロも全く無意味と言える。俺は死んでも死なない、自爆されようが眼前で爆発されようが、俺は死なない。……唯一弱点が在るとすれば、キルトをねらわれた時点で俺の死亡率が跳ね上がる事だろうか。それだけは避けねばならない。つまりキルトが弱点だと悟られた時点で、俺の敗北の色は濃くなる。これを踏まえて作戦を練らねばならない。……取り敢えず、あのじゃじゃ馬を何とかせにゃならんのは分かるんだが……
 キルトは今も手術室で寝てるらしいし、夢成とか言う棺藤の連れも大手術の真只中だ。現在、作戦を邪魔する要素は無い。……と思いたい、と言うのが現状だ。何せ、キルトが何もせずとも相手からやって来るだろう。棺藤の言いようだと、対戦車地雷でも抱えて。
「……なァ、棺藤。俺はテメエの言う事を聴く気はねェ」
 ポツリとこぼした言葉に、棺藤は眉根を持ち上げて、おどろくでもなく笑うでもなく、ただ何かに気づいたような素振りで俺を見つめた。
「テメエも、(いず)れは殺す相手だ。あんまし深入りしたくねェってのも確かにある。……でもな、それだけじゃねェ。おめェは何か嫌な感じがしやがるんだよ。何つーかな……おまえ、俺を人として見てねェだろ?」
 しばらく棺藤は無言だった。俺を品定めする瞳で見据え続け、やがて口を開いたのは一分以上経ってからの事だった。
「……かも、知れませんね」
「……どういう―――」
「私は、君を人間として見る事ができないんですよ」
 ―――意味だ、と呟く言葉が口の中からのどへ戻り、俺は言葉を吐き損ね、苛立いらだちを募らせた表情で棺藤を睨み上げる。俺を人間として見れねェってのはどういう了見だ、という意味合いを込めたガンを飛ばし、黙ったまま話の先を促せる。
「……彼女から聴きました。〈殺人種さつじんしゅ〉の定義を。犯罪を犯しても捕まらない者。……そんなの、世界にとって有害この上ないですよね。最低最悪極劣の犯罪者です。世間だって、それ程恐ろしい人間はこの世に存在してほしくないと切に願っていると思いませんか? 私は思います。……その定義に当てまるんですよね、君も、―――私も」
「……テメエはどうか知らねェけどな、俺まで巻き込むな。俺はそんなけったいなモンになった覚えはねェよ」吐き捨てるように言い放った。
「君に覚えが無くとも、世間はそう認めざるを得ないはずです」
「何?」苛立ちが言葉の端々はしばしから漏れ出る。怒りを抑えきれないのが最近の傾向だ。
「君は今日、何をしたか憶えていますか? 憶えていないのでしたら、私が説明してあげましょう。君は今日の正午、警察隊が包囲する網を潜り抜けて校庭へ侵入、地雷原と化した校庭を無傷で通過。ここから先はトモちゃんの話による推測でしかないのですが、校内に侵入を果たした君は篭城(ろうじょう)するテロリスト犯を次々に殺害し、尚且(なおか)つ警察の包囲の眼をくぐり抜け、脱出をも果たしている。……これが、〈殺人種〉以外の何者と言えるのでしょうか。私にも分かるように説明願えませんか、――柊坂くん?」
 ……一々話が長ェんだよ、テメエは。
 確かに、そうストーリー仕立てに話せば俺は〈殺人種〉だろうよ。だが、そんなモノ識沢が勝手に作った定義であって、別に世界がその定義で動いてる訳じゃねェ。何で俺が識沢に合わせる必要がある? 棺藤は単に識沢の定義を使ってまで俺を理論で縛りたいだけ、俺にはそうとしか思えない。
 仮に俺が〈殺人種〉だったとして、それが何になる? 俺がこの訳の分からないゲームに参加してるのは明白で、それをもう一度確認したいのですかなこの男は?
「……で、テメエは何が言いてェんだよ? 俺はそういう回りくどい話は嫌いなんだ」
「私はこう言いたいだけですよ。―――〈殺人種〉を人間として見ていいのか。それに尽きます」
「……じゃあ、何か? 俺が仮に〈殺人種〉だとしたら、俺を人間として見れねェと、そう言いてェのか、テメエは!」
「君に限った事じゃない。トモちゃんも(しか)り、逢魔(おうま)さんも然り、―――私もまた、然りですよ」
 ……こいつ、頭がイカれてやがんのか? 自分が人間じゃねェって……じゃあ何か? テメエは宇宙人だとでも言いてェのか? ……アホくせ。勝手に言ってろよ。そして俺を巻き込むな。
 急にやる気が無くなって、ため息を零していると、手術室の扉が開くのが目に映った。中から藪が出て来て、何も言わずに冷蔵庫まで歩き、冷蔵庫を開けるとお茶を取り出してそのままラッパ飲み。好い飲みっぷりをまざまざとさらした藪は俺達に今気づいたかのような仕草をして近付いて来た。
「まだいたのかあんたら?」
「……一応、これでもテメエの患者の付き添いなんでね」
「ほーかい。あの嬢ちゃんは銃弾が幸いにも臓器逸れててよ、縫合すりゃ後は自然と治るさ。若造の方は大事には至らなかったぜ。全治三週間ってトコか。俺の手に掛かりゃ全治三ヶ月が三週間で済むってのが売りだからな!」
 聴いてもない事をベラベラしゃべるのがこの医者の売りらしい。……あんまし機密情報を言わない方が得のようだな。
 ともあれ、キルトの傷が然程(さほど)のモノじゃなくて俺は安心した。勿論、あのバカの身を案じていたんじゃなくて、俺の命の心配をしていたんだ。これであののろいさえ無けりゃ、あいつなんて殺しちまってもまだ釣りが来るくらいだろうさ。
 そう言えばキルトが手術室に入ってから感じていた体の痺れは、もしかしたら麻酔でも打たれたのだろうか。……ここまで干渉の度合いが強いのも考え物だ。何せ、あいつが殴られただけで俺の頬に(アザ)ができるんだ、勘弁願いたいもんだ。
 一応、確認のためにシャツを捲って脇腹を見てみたが、確かに傷口は(ふさ)がっている。キルトの体には縫合の跡が残っているだろうが、俺の場合手術の跡が残らないためか、不自然に傷口がくっつき合ってるのが分かる。……正直、不気味だ。まるで変な病気に(かか)ったような気分だ。
「で、キルトはまだ寝てんのか?」座ったまま藪に尋ね掛ける。
「おう? ああ、あの嬢ちゃんの事か? 寝てるも何も、アレからグッスリだぜ? ヤるなら今だぞ」
 ……どうやら俺の身近な人物ってのは全員ヘンタイらしい。そんなに欲求に走ってどうするつもりなんだろう、こいつらは。性行為は悦楽を感じるためだけにやってるんだろうな、子孫繁栄のためじゃない事は確かだ。
 俺は適当にあしらうのも面倒で棺藤に振り返る。棺藤がニヤニヤと俺を見ているのを発見して、……ため息を零す。ウゼェ奴らばかりで、本当に疲れる。
「……ろくな大人じゃねェな、テメエらは」
「小僧の言うとおりだ、儂も棺藤も碌な大人にゃならんだ」
「そうですねぇ♪ ですから柊坂くん、君だけはマトモな大人になってくださいよ。碌でもない大人になった人からの忠告です♪」
「……あんたら、自覚あんのにそのまんまかよ? 治そうとは思わねェのか? 努力すりゃもしかしたら……」
 瞬間、二人の碌でもない大人が爆笑する。……俺、何か変な事言ったか、こら?
 苛々と二人を睨みつけていると、藪がようやく笑いが納まってきたらしく「悪い悪い」とまだ笑いながら応じた。……どうしようもなくムカつくな、こいつら。
「いやーはっはっは! そうだな、努力は大事だぞ少年。儂らのようになりたくなけりゃ、努力は惜しまない事じゃな」
「んっふっふ、藪さんの言うとおりですよ、柊坂くん。……ですから、私達のようになってはいけませんよ? 君にはまだ明るい未来が在るんですから♪」
「……この現状を見て言うか、おい」
「んふふふふ♪」
 ……ムカつく。完全に俺を子供扱いかよ、くそ。
「―――で、結局どーすんだよ、テメエはよ!」
 怒りも織り交ぜて話を無理矢理戻すと、棺藤も先程の満面の笑みから冷めた笑みへと表情を移ろわせる。
「……私は敵討ちを果たさないといけませんねぇ。彼女―――茅夏嬢は必ず殺しますよ、この手で」
「ほぉ? そんな事断言しちまっていいのかよ? おまえ、そんな強ェ〈縛魂〉持ってんのか?」
「いいえ。君に、手伝ってもらいたいと言ったはずですよ?」
「……それは分かってる。だからこうして作戦練ってんだ。で、結局その計画とやらが全く出来上がっていない今現在の状態で、テメエは何を根拠にンな事吐かしてんのか訊いてんだよ俺は!」
「君が言ったはずですよ? ―――正面突破、だと」
「―――――」
 ……何、だと?
 まさか、本気でそうするつもりなのか? いや、自分で言ったんだけどな、その策は。
 でも……いや、今はンな文句を言ってる場合じゃねェか。今まさに、この場所だって狙われてるかも知れねェんだ、すぐにでも元凶を潰すべきだ。あいつの言葉を借りる訳じゃねェけど、……殺せる時に殺す、それだけだ。
 棺藤を見据えると、鈍い輝きを宿した瞳には、確固たる意志を感じさせる光が在った。
 ……こいつは信用できねェ。できねェが、今はそれを置いといてでも潰すべき存在がいる。そいつを殺すためなら、こいつを一旦は信用すべきか。……どちらにしても、俺がこいつに殺される事は無いんだ、それならばキルトが変な事をする前に飛島茅夏を殺し、その時に棺藤も殺せばいい。ゲーム参加者が二人も減って万々歳じゃねェか。何にしても、今はそれしか手はねェ。
「……じゃあ、やってみようじゃねェか。その―――正面突破とやらをな」
 射殺さんばかりに睨み据えてやると、棺藤も不敵な笑みを浮かべて立ち上がる。死地へ(おもむ)く兵士のような、どこか悟りを開いたかのような、笑みを浮かべて。
「ええ。……これから始まるんですよ、―――長い夜が」
ここまでお読み頂き、誠にありがとうございます_(._.)_
【闇医】編はこれにて終幕と相成ります。
次章、上巻最後の章となる【夢噺】編をお楽しみに♪


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