───今は、朝…
直射日光が部屋を照らす。
窓ガラスに異様に眩しい光が映される。光が眩しいせいか思わず額の上に手を被してしまう。
その時、光を浴びることがいまいましく思う・・・・・・。
重い瞼を開ける気力がない。
”開けよう”と思ってもまた綴じてしまう。
”起きなければならない”
その言葉は頭では認識している。
しかし、もう一人の自分が問いかけていてもどこかにかくれている自分の弱さのせいで行動に移れない。
”行動に移らなければならない。”
弱い自分と真逆の行動をもとめているもう一人の自分が、心の奥まで入り込んで問いかけていく。
心の中では、しつこく刻まれているせいか鬱陶しくも感じる。
朝起きようと心の底では考えていても、いやな睡魔が襲う。
睡魔をなくそうにもなくせない。睡魔を消したい気持ちがあっても消えない。
壁のように厚みのある布団から出ようという気がしない。
足をじたばたしては、『この場』(つまりベッド)から抜け出そうとして抜けれ無い・・・。
───苦しい朝方
起きてからまた支度しなければならないと考えることも余計につらい。
───嗚呼、気が重い。
気が重いことを表すかのように額に指先が触れるように添える。
無理に布団から出ようとするせいか布団の周りが乱れる。
布団もベッドの下に流れるように落ちていく。
僅かな音だけを何気に立てる。──そう、『その高校生』が’その音’に留めない程度の小さな音を立てて。
布団がずれおちることは’毎日の繰り返し’ だからきに留める必要などないと思いながら布団を視界に入れないようにすることを考える。
その高校生は,乱れたベッドの周りの布団を無視して
重々しい足を運んだ。
そして,階段を降りて支度をし始めた。
支度の後には玄関の戸を荒々しく閉めて太陽の下に一歩踏み出した。
そして、もう一歩踏み出して目的地の学校まで行進する。
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