表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

魔王に祝福を(200字小説)

作者: 菜宮 雪

 たったひとりで無数の魔人を倒してきた戦士は、魔王が住む洞窟の最深部にたどり着いた。

 

 剣を構えつつ最後の間へ入ったが、誰もおらず玉座らしき物もない。

 ただ、青黒く光る大きな丸鏡が、ぽつんと岩壁に立てかけてあるだけ。


 戦士は注意深く鏡に近づき、ひっ、と息を飲んだ。




 鏡に文字が。


『祝、新魔王様誕生』 



 文字と共に鏡に映っていたのは、ギラついた目をした凶悪そうな顔。


 それは、多くの魔人を残虐に殺してきた戦士自身だった。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 斬新なループものを見た感覚でした! 簡潔でいいですね。私は好きです。
2014/03/30 20:40 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ