第八十七話 行方不明!?
前略、春は庭で天に向かって叫んだ。
「どこにあんのよ〜!!」
『素子の家の庭の中心で愛を叫ぶ』
「古いのよ!!なにが愛よ!!あたしは独占券を探してるの!!」
-素子の家(旧館)
「なあ、梓」
「なによ?見つかったの?」
「ここには無いんじゃないかな」
「なんでよ?」
「ゾンビっぽいものがウヨウヨしてるから」
「氷太なら楽勝でしょ。早く行って早く帰って来てよ」
「いやでもこれは……ざっと二百匹は……二百人かな?」ゾンビは身体中から触ったらヤバそうな煙を出しています。
「あ、急に思い当たる場所が!」
「何処よ?」
「……屋上?」
「なんで疑問系なのよ」
「ムリ!あれに触るのはムリ!」
「避けながら行きなさいよ」
「襲って来るって!!」
「ほんとだ〜」
「でしょ。だからやめ……」
帰ろうとして振り返ると……
「あ"あ"あ"あ"あ"〜」←ゾンビの呻き声。更に顔のドアップ
「いやああぁ〜!!」
-四日後
「独占券どこ〜」
みんなまだ探していた。
「な…なんかね……身体中が……すごい痛い……」
「氷太!しっかり〜!」
「私の家なのに見つからないなんて……」
場所は変わって
「姉さん、もう四日も帰って来てないよ……」
カップ麺を食べてる桐くん。
「あ、ポストに新聞入れっぱなしだ」
ポストを開けると……
「あれ?なんだこれ……」
そこには『独占』と大きく書かれた一枚の紙が。
「……特に重要なものじゃ無さそうだし捨ててもいいよね」
「どこだ〜!!」
『素子の家の庭の…』
「しつこい!!」
「執事さん、家の中は全部探しましたよ。何処にあるんですか?」
「あ、素子ずるいわよ!」
「見つからなきゃ意味無いじゃないですか!」
「お二人共落ち着いてください。私はなにも家の中とは言ってません」
「「まさか……」」
「範囲はこの町全てです」
「「…………」」
このあと、二人の強烈な同時回し蹴りで執事が倒れたのは言うまでもない……
|