第七十一話 全滅!?
クジ引きの結果
・桐の部屋…桐、氷太
・姉さんの部屋…姉さん、未久
・(風水的に危ない部屋)
鏡
・(風水的にいい部屋)
素子さん、梓
・(風水的に普通な部屋)
秋葉、明日華先輩
・(風水的に使うと確実にヤバい部屋)
無人
家具は全て素子さんが揃えました。ちなみに風水は素子さんがリフォーム時に調べたのを参考にしてます。
「俺一人!?」
「妥当ね」
「梓が絶対怒る部屋割りだよ」
「わたし……ちょっと不安…」
「そんなことないわよ〜☆」
「秋葉って誰や?」
「アタシよ!!さっき挨拶したじゃない!!」
「さっき頼んだピザが届きましたよ〜」
夜ご飯は素子さんが頼んだピザです。姉さん曰く、
「お泊まりと言えばピザじゃない?」
らしいです。
氷太と梓が来てからはかなり色々ありました。梓が部屋割りに文句言って部屋割り変えちゃったり、梓がピザ嫌いって文句言ったり、梓がテレビのチャンネルで文句言ったり、梓が………………数え出したらキリがないくらいで…………
「さて、部屋に戻りなさい。消灯は十時半ね」
「本格的だね」
「ノリと気分とテンションが大事なのよ♪」
「あ、各部屋にトランプとオセロその他ボードゲームを用意しておきました」
本格的だね。あ、部屋割りは僕の部屋に素子さんが来ることになって氷太は梓と同じ部屋になりました。クジ引き意味ないです。
「じゃ、またね明日ね」
「二人っきりって初めてですね……」
「…………」
「今だから言えるんですけど…実は私も……桐くん…?」
「……………」
「寝てる……?」
「……………」
「ちょっ……桐くん!!待ってくださいよ!!なんかこうドラマティックな展開じゃないですか!!未久ちゃんとはいっぱい話したんですよね!?私だけこんなってあんまりじゃないですか!?」
「……………」
「もういいです………寝ます……(桐くんのベッドで)」
ビー!!!
「ひっ!……………赤外線センサー?あー、こんなものをつけたような………てことは……桐くんには近寄れない……っつことですよね……?」
「……………」
「……………」
「え〜と、なにがあったの?」
朝、僕がリビングに来るとヒドい惨状でした。
・リビングが全体的にボロボロ
・姉さんは白目になって倒れてる
・秋葉は床に俯せで倒れてる(ゴメン、踏んだ)・鏡はゴミ箱(昨日が生ゴミの日だったので空っぽ)に頭入れた状態でたぶん気絶してる
・氷太は隅で震えてる
・梓はなにごとも無いような顔して氷太にくっついてる
・明日華先輩は朝起きたらなぜか僕の布団にいたのでそのまま置いてきました
・未久は………いない
・恐らく元凶であろう素子さんはイスで水(?)を飲んでる
「あの…素子さん……なにかあったんですか……?」
「ひっく……桐くんが……」
「僕?」
「桐くん………が…構ってくれないんだもん…」
「あの………そんな小学生みたいなこと言われましても………そういえば未久はどこですか?」
「ん…」
素子さんが指差した先は…………
「冷蔵庫!?まさか!?」
開けて見ると………
「いませんよ……?」
「下………」
下?
「え〜!!未久!!大丈夫!?」
「さ……寒いよ……」
冷凍庫の中にいました。
「取りあえず毛布!!」
「ほら〜私のこと構ってくれない……」
「いや、あのそれどころじゃ……」
「あ…綺麗な……川…お花畑…」
「未久!!気をしっかり!!その川渡っちゃダメだよ!!」
「落ち着きましたか?」
「ええ……ほんとに申し訳ありませんでした」
「全くよ」
「死ぬかと思った……」
「姉さん、なにがあったの?」
「聞くも涙、語るも涙な話よ………」
あたしはいつも通り朝早く起きて朝御飯を作っていた……
「みんな早いのね」
「私は寝てませんから☆」
素子の目がすごい赤かったのが気になったけど私は気にせず料理を続けた。
「あ、ウチは桐起こしてこよっと」
「素子さん、それなんですか?」
「子供のお酒です。もう飲まなきゃやってられないですから」
「素子さんなら軽く世界征服できそうっすね……」
「あ、春さん…お手伝いします…」
「ありがと未久ちゃん……て危ない!!」
「へ?きゃあ!」
未久ちゃんはビニール袋で滑ってしまったのです!!そして未久ちゃんが持ってた皿が飛んで行き……秋葉ちゃんに命中!!
「ぎゃん!!」
一名脱落。
「あ、秋葉ちゃん!ゴメン!!」
「未久ちゃん!足元!!」
「へ?きゃあ!」
未久ちゃんがまた同じビニール袋で滑ってしまい、今度は鏡にゴミ箱が飛んで行ってしまい……
「ぐぼっ!?」
二名脱落。
「未久ちゃん!動かないで!!」
「は、はい!!」
そして私はゆっくり近付いていったけど素子はそんなあたしに空きビンを投げ付けてきた!!
「素子!?」
「もうやだ〜」
こいつ、デキあがってる……
「というわけ」
未久が元凶だったんだ………
「素子さん、なんでビンを……?」
「憂さ晴らしです♪」
その笑顔が眩しいです。
「なんで未久は冷凍庫に?」
「さあ?私はその前に気絶したから」
「あ、はいその後同じビニール袋で滑ってたまたま春さんが開けてた冷凍庫に入っちゃって……」
もう、なにも言うことは無いです。
「氷太意気地無し」
「言わないで………一瞬で次々とみんなが倒れていくのを目の当たりにするとホントに怖いよ?」
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