第六話 保健室の日常
こんにちは。桐です。今、学校の保健室です。久し振りに未久の攻撃で保健室です。
「はい、足見せてください〜」
この人が保険の先生、片岡 奈津先生です。普段は普通の先生ですが、公私の切り替えがすごい急でついていけないくらいです。
「あー、打撲ね〜。冷やさないと」
あれで打撲ですんだんですね。
-十分前-
社会の授業中です。先生が持って来た地球儀(すごい大きい)をみんなで見てました。「じゃあ…高橋!日本はどこか当てろ!」
「え〜と………」
前に出る未久。僕の席は教卓のすぐ前なのでいつもこっそり答えを教えてます。今日もいつもどおりでした。しかし、未久の頭が地球儀に当たって、地球儀が僕の足目掛けて落ちてきました。見事足に命中!!教室には物凄い鈍い音が響きました。
-現在-
で、未久に支えてもらって、保健室までこれました。
「しょうがないわね。お姉さんの高校が終わるまで、保健室で寝てなさい」
「すみません……」
「高橋さん、あなたもそろそろ授業に戻りなさい」
「え、でも……」
「ヒソヒソ…………(麻真のためにもノートを書いておけ。そうすれば、麻真は高橋にメロメロだぞ)」
「わかりました。授業に戻らせていただきます」
未久、言葉遣いが怪しい。
未久がもどってから、先生は僕の足がこうなった経緯を聞いて笑っていました。
「アーハッハッハ!!!!桐、お前馬鹿だろ!!!!」
なんで僕が………痛い!!足叩かないで!!
「しかし桐、お前も大変だな。春ちゃんもだがな」
姉さんが!?
「聞いてるぞ。桐は家では駄々をこねるって」
「それ、嘘です。姉さんのほうがわがままです」
「春ちゃんみたいないい子が嘘つくわけないでしょう」
猫かぶってんの!?初耳だよ!?てかよくばれないね!?
「ところで桐よ。春ちゃんの高校は、四時に終わるらしいけどそれまでどうする?トランプでもするか?」
保健室で!?暇だから構わないけど…
「なにします?ババ抜き?」
「ポーカーかブラックジャックだろ」
「僕お金持ってないよ?」
「チッ!!」
お金盗る気かよ!?
「しょうがないね。取りあえずスピードやるか」
それから僕と先生は、三時間近くスピードやりました。流石に飽きますよ。
「片岡先生…」
「名字は、ダサいから名前に先生ってつけて呼べと何度言ったらわかるんだ?」
「奈津先生、種目変えません?」
「ふむ、まあいいだろう」
「ちょっと待ってください、煙草はやめてください」
「チッ!!しょうがない、やめといてやろう。じゃ、次は神経衰弱だ」
「わかりました」
「桐く〜ん!!ノート写して〜!!」
未久!?写して!?
「大丈夫か〜?」
「よう〜!生きてるか?」
「桐くん、元気?」
全員集合!?奈津先生、追い返してください。
「よし、みんなで神経衰弱するか!!」
え〜!!!!
僕は未久にノートを写させてもらって、未久は僕の隣で授業を頑張ったって話を繰り返して、梓と氷太と鏡と奈津先生は神経衰弱やってます。盛り上がってるねぇ。
「桐くん?おかしいとこあった?」
全体的に。だいたいはわかるけど……
「なっちゃ〜ん♪」
「お〜春ちゃん♪」
すごい息の合う二人が揃うと大変なんです。
「ほんとに桐がいつもごめんね。なっちゃん」
「全くだよ。春ちゃん」
すごいイラッとくる。
「お、俺は帰るわ…」
「うんじゃあね♪」
微笑む姉さんが悪魔に見える………
-夜七時-
なんで、まだ保健室に居るの?姉さん来たんだから帰れるよね?
「いや、やはりゆとり教育は見直すべきだな」
「ちょっと待ってなっちゃん。すでにゆとり教育で卒業しちゃった子達は大変だと思うわよ。見直す必要はないわ」
なんか難しい会話してる!?姉さん、ゆとり教育なんて知ってたんだね。意外。
「じゃ、俺達は帰るから」
「桐くん、お大事にね♪」
梓と氷太も帰ったのに、まだ帰らないの?未久寝ちゃったよ?
「またね。なっちゃん♪」
「ああ、またな♪」
ようやく帰れる………未久どうするんだろう?
「おい桐、高橋をおぶってやれ」
「なんで僕が!?足怪我してるんだよ!?」
「先生に逆らう気か??」
「すみません。ごめんなさい」
「どうせ、桐の家に行く途中だろ」
「まあ、そうだけど……」
結局おぶって行くんだね。
「未久、家に着いたよ?」
「………ふぇ?」
「未久の家に着いたよ?」
「え!あれ!?ご、ごめん!!すぐ降りるね!!」
「ふぅ。また明日ね」
「ま、また明日〜」
姉さんに聞かされたゆとり教育の話が頭から離れないくらい、話を聞かされました。ゆとり教育しか知らないんじゃないですか? |