普通な僕の不条理な日常(63/95)縦書き表示RDF


姉さんがいないため僕はご飯は作り置きのカレーです
by桐

普通な僕の不条理な日常
作:結李



第六十二話 帰ってきた姉さん


あれから、二日程して姉さんは帰って来た。
「姉さんどこ行ってたの?」
「それがね、何故か一部の記憶が抜けてるのよ。クイズ大会の後、目が覚めたら素子の家のどこかにいて、帰ろうとずっと彷徨ってて、さっきようやく出てこれたのよ」
ごめん姉さん……そこまで強力とは知らなかった………
「素子が探しに来なかったら死んでたわね」



料理を作る気力もないそうなので、素子さんの家で(迷惑だろうけど)夜ご飯をごちそうになりました。
「すいません。素子さん」
「いいんですよ。友達と食べた方が楽しいですから」
「おかわり」
「姉さん、少しは遠慮を……」
「あんたねぇ!!あたしは二日間なにも食べてないのよ!!」
姉さんは知らないだろうけど、原因は僕だから言い返せない………



「「ごちそうさまでした」」
僕と素子さんが食べ終わっても……
「おかわり」
まだ食べるの………?いや、素子さんも僕の倍食べたけど。
「おかわり」
姉さんが食べ終わるまで帰れないのでちょっと気になったことを聞いてみる。
「素子さん、いつから姉さんと仲いいんですか?」
僕が素子さんのことを知ったのはあの修行のとき。でも、二人はもっと前から知り合いだったらしいです。姉さんの性格なら絶対僕に会わせると思うんだけど………
「ああ、それはですね……」
「ははひはははほう」
謎の言語を使う謎の人物、姉さんが現われた。
「姉さん、飲み込んでから」
「あたしが話そう」
「別にいいけど……そんな長い話でも?」
「あたしと素子の感動のストーリーは五分じゃ語れないくらいよ」
微妙………



-回想開始-
あれは、あたしが中学卒業する少し前のこと………


次回、春の回想編











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