第五十九話 クイズより試験に近い問題
「出題は執事さん、よろしくおねがいします」
「かしこまりました」
執事さん……こんなことにまで引っ張り出されて……
「問題の答えは二人で相談した後、手元のボードに書き込んで下さい」
手元にあるのは、クイズ番組でよく見る机と一体化したボードに書くと机の前にも表示されるタイプのものです。
「素子さん」
「なんですか?」
「これっていくらしたんですか?」
「さあ?買ったのは私じゃないですから」
姉さんのわがままでこんな高そうなものを………
「それでは、問題です。
100+400÷20=?」
なんだ、随分と簡単ですね。
「素子さん、わかりますよね?」
「もちろんです。私にまかせてください」
やっぱ素子さんが一番頼もしい。
姉さん達
「25」
鏡達
「白紙」
氷太達
「120」
流石氷太、文武両道だね。僕らも正解だから……
僕ら
「25」
「素子さん!?」
「すみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみません」
「そこまで謝られると逆に申し訳ないです」
素子さんもあてにならないのかな……
「正解は120です。では次の問題です。日本の最南端の島は?」
また簡単な。小学生のレベルに合わせてくれてるみたいだけど。
「素子さん、僕が書きます」
「面目ないです……」
姉さん達
「沖縄」
鏡達
「南鳥島」
氷太達
「沖ノ鳥島」
僕ら
「沖ノ鳥島」
「正解は、沖ノ鳥島です」
姉さん達にやる気が感じられないのは僕だけですかね。
「桐くんすごいですね〜」
「常識ですから」
「は……はは……そうですよね…」
「次の問題です。1000円のボールを二割引で買ったらいくらになるでしょう」
これもわかる。
「桐くん、おまかせします」
姉さん達
「千円は高いから買わない」
鏡達
「1200円」
氷太達
「800円」
僕ら
「800円」
これくらいなら十分優勝できそうだな……
この後は僕と氷太は全問正解なので、姉さん達と鏡達のおもしろ解答を見せます。
問題
「原子記号Srは?」(ストロンチウム)
鏡達の解答
「すとろー」
問題
「これはなんと読む?bee」(ビー=蜂)
姉さん達の解答
「べー」
問題
「子房は成長したらなにになる?」(果実)
鏡達の解答
「邪魔になる」
「では、次の問題は………次回へ続くということで」
(まだやるの……?)
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