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ちなみにあたしも夏休み
by春

普通な僕の不条理な日常
作:結李



第五十七話 夏休み



「それじゃ、みんなまた二学期に会いましょう」



「夏休みか〜………」
机に突っ伏しながら僕は呟いてみた。
「桐、なに黄昏てんだよ」
絶対と言っていいくらい鏡は僕のとこくるよね。
「夏休みになると姉さんが調子に乗りすぎて毎年大変なんだよ」
「春さんが?」
「なに言いだすかわかったものじゃない……」
「桐く〜ん」
未久が来るとなにかが起こる気がする。
「「「あっ」」」
未久がなにもない所で急に体勢を崩した。ちなみにこのままだと未久の頭が僕の頭にごっつんこする角度です。とっさに鏡でガード。
「「あだっ」」
女の子が『あだっ』って言っていいのかな……
「桐……お前まで……」
「桐くん……ヒドいよ……」
「ゴメンね未久。でも転んだのは未久だよ?」
つまり、僕に汚点はない。ということです。
「「…………」」
あれ?反応がない……
「未久?鏡?」
「「…………」」
あー、打ち所が悪かったのかな……
「桐さま〜帰りましょう」
「秋葉、ちょうどいいとこに」
「へ?」




「桐さま、待って、アタシには、ちょっと、ツラいです……」
「未久はそんなに重くないと思うよ?」
秋葉に手伝ってもらって、未久と鏡を保健室に連れて行く途中です。無理に行く必要はないけど、奈津先生に挨拶していかないといけないので。
「奈津先生居ますか?」
「なんだ?サインならマネージャーを通してくれ」
マネージャーなんか居ないでしょう。
「二人を休ませてあげて下さい」
「………お前がやったのか…?」
「まあ、そうなるんでしょうね」
「桐が暴力行為にはしるとは……春ちゃんが悲しむぞ…」
ああ、誤解してる……
「いやですね。僕は暴力行為にはしったりしませんよ」
「今さらなにを……」
誤解を解くことほど難しいことは無い by桐



-二時間後-
「なんだそうだったのか、最初から言えよ」
ずっとそう言ってました。
「で、そっちの娘は誰?」
「そういえば奈津先生には会って無かったね」
「初めまして、古山秋葉と申します。桐さまとは正式なお付き合いを…」
「してません」
「ふふ、面白い小娘じゃないか」
「いえ、オバサンほどじゃないです」
……この二人………まさか……
「言ってくれるじゃない、がきんちょが」
「年増よりいいですわ」
初対面でこれはないでしょ……



「ん……あれ?桐くん?」
「あ、未久起きた」
「わたしなにしてたんだっけ?」
「転んで頭打ったんだよ」
「桐くんがここまで運んでくれたの?」
「秋葉だよ」
「そう………(ちょっと残念…)」
「ガキが!調子に乗るなよ!」
「ババアは引っ込んでな!」
「なに……あれ」
少し引き気味な未久。
「気にしない方がいいから」
その後、姉さんが来るまで二人は延々と口喧嘩を続けました。鏡はこの騒ぎの中、ずっと幸せそうな顔で寝てました。


次回、春の様子が……











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