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今日は色々あったなぁ〜
by桐

普通な僕の不条理な日常
作:結李



第五十一話 昔話


―そう、夜はまだ明けない……



「桐〜起きとる〜?」
「……………」
「桐〜?」
「………」
眠いから寝たフリしてます……こんばんは…桐です……もう今日は疲れたから寝かせてくださいよ〜……
「寝てんなら夜這いしちゃうで〜?」
「なにか用ですか?」
「ちっ、起きとったんかい」
ほんとにやりかねない…………
「あの、なんか用事があったんじゃ……」
「おー、そうそう。星が綺麗やで。見に行かへんか?」
「遠慮しときます。もう眠いです」
「え〜桐昔はよくいっしょに星を見に抜け出したやん〜」
「昔です」
「ええや〜ん」
もう、どっちが年上なんだか……
「わかりました〜」






「あの、ここって……」
「覚えとるか〜ウチらが良く来たとこやで」
この木、この池、この花、この景色………
「二人でよく来ましたね〜」
「せやろ〜懐かしいやろ〜」
「星が綺麗やからって晴れた日は抜け出して星を見て、二人で怒られたな〜懐かしいな〜」
姉さんだけでなく、母さんや父さんにも怒られたなぁ……先輩は……逃げてましたね〜……






「なぁ、桐。覚えとるか?」
「なにをですか?」
「桐が引っ越すって聞いた日ウチ、よお泣いてな〜」
あー、そんなことも……
「で、最後の夜も二人でここに来て話したやろ『桐はウチのお嫁さんになりたい?』って」
「覚えてます」
「結局答えはもらえなくって、また星を二人で見ることがあったらその時にって、言うたよな?」
このノリだと……
「今がその時やろ?」
やっぱり……
「な?ウチのお嫁さんになりたいか?」
「あの、一ついいですか?」
「なんや?」
「お嫁さんって女の人のことですよ?」
「えっ……」
いや、僕も最近気付いたんだけどね。よくよく考えたら僕はお婿さんだよね。
「し、知らなかった……」
ほんとに知らなかったんだ……
「え、じゃあウチがお嫁さん?」
「はいそうです」
なんか目が輝いてるよ〜……
「じゃ、じゃじゃじゃじゃあ、ウチがお嫁さん?桐のお嫁さん?ウチが?桐はお婿さん?」
なんか色々ブツブツ言ってる………
「じゃあ、桐!!改めて聞くで!!ウチをお嫁さんにしてくれるか!!!」
「今のところは微妙ですけど………」
「じゃ、そやな………中学校生活で彼女が出来へんかったら、強制的やで!!」
出来ないと思うよ。僕に彼女なんて。
「あ、出来てもそいつ次第ではウチが桐を奪い取るで」
「はは、わかりました。まだわかんないですけど」
「よっしゃ!!決まりやで!!」
「昔から変わんないですね、明日華先輩」
「そか?桐はたくましくなったな〜」
「そうですか?」
「うん〜ウチも少しずつ成長してると思うんやけどね〜」
「大丈夫ですよ。昔から変わらず綺麗ですから」
「ホンマに!?」
「ええ、ホンマです」
「うっひゃ〜♪♪♪ウチもう幸せ〜♪♪♪♪♪」





「夜中にうちの弟連れ出すたぁ、いい度胸してるな??」
「フフン♪桐とウチは将来を誓い合ったんや♪」
「桐くん、うちの娘を宜しくね♪」
「いや、誓ってませんから!!!」


次回、明日華vs??? !?











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