第三十二話 宝探し!?
初夏祭りも無事に終わりまして、さあ帰ろうと言うときに。
「まあまあ、まだイベントがあるから」
「………もう帰りたい……」
「まあまあ」
正直、早く帰りたい。またあのような写真愛好家の方々にからまれるから。
「最後のイベントが大人気なんだから!」
「春さん、なにやるんすか?」
「よくぞ聞いてくれた!!最後の最後にやるそのイベントは………」
「「「「「イベントは……?」」」」」
「宝探しよ!!」
「氷太、帰ろ」
「う、うん」
「鏡、未久、宿題手伝うよ」
「お、すまんね」
「あ…ありがと」
「うおい!!待てぃ!!なぜそんな意気消沈!?」
「だって、ねえ?」
「ねぇ?」
子供じゃないんだから……
「その宝がすごいのよ!!」
「カネっすか!?」(鏡)
「ダイヤ!?」(梓)
「オムライス!?」(氷太)
「「………」」(未久&僕)
「フッ!!次元の低いことを……!!」
まさか、ほんとにすごいものが……
「見つけた人は学校を一週間、サボる権利が与えられるのよ!!」
「氷太、帰ろ」
「うん」
「鏡、未久、うちでいいよね?」
「おっけぇ!!」
「う…うん」
「うおい!!待てぃ!!なぜそんな意気消沈!?」
デジャビュだ………
半ば強制的に参加させられている僕ら。あ、アナウンス。
『え〜マイクテスマイクテス。あーあー、本日は晴天なり』
もう夜です。
『今<もう夜です。>って心の中でツッコんだ人、職員室へ』
心読まれてる!?
『では、本題にはいります。ルールは簡単。この学校の敷地内の何処かにあるルビーの原石を探してください。制限時間は午後九時まで。あと監視カメラがいたるところに仕掛けてあるので、気をつけてください。細かいルールは各自で確認を。あ、今回は特別にルビーの原石も差し上げます』
今、いろんな所か叫び声が………
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